読書したり映画、筋肉。草津旅行、プロレスリングからの出社

6月8日

横浜駅の西口にあるマッサージの店へ行った。
足裏をやってもらった。四十分で三千円。
効いたような効いてないような感じでユニクロに行き、
肌着やシャツやズボンをまとめ買いしたら、
ユニクロなのに一万五千円もして少しうろたえた。
けど、あれだけ買ってこの金額なら安いのだと思う。
上大岡へ戻って焼鳥。

6月10日

咳が止まらなくて困った。かなりひどく、
寝ていても咳で目が覚めるほど。とツイートしたら、
玉ねぎを試してみてくださいとアドバイスをいただき、
輪切りにしたものを枕元に置いて寝たら、よくなった。
調べたら同じようによくなったという人がおどろくほど多い。
(クックパッドの「つくレポ」に治ったの声がたくさん)
けど、科学的な裏付けはなさそうなので気のせいだと思う。
ぼくは思い込みが強いので、人一倍プラシーボ効果が出る。
とにかく治ればなんでもいい。
ウチの副作用無し咳止め&安眠方法☆玉ねぎ by Spain [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが175万品


プラシーボといえば、この本がすごくおもしろかった。

社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 (筑摩選書)

社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 (筑摩選書)

日本でもわりと耳にするホメオパシーについて、
ホメオパシーというのは超薄い毒でこれを病人に投与すると、
症状が抑えられて、健康状態が改善するというもので、
どれくらい薄いかというと、

ではフランスで販売されているホメオパシーに相当する一〇〇の三〇乗まで薄めてみましょう。(中略)立方体のプールを想像して下さい。一辺の長さが太陽から地球までの距離(およそ一億五〇〇〇万キロメートル)の二〇〇万倍ある巨大な立方体です。一〇〇の三〇乗は、このプールに一ミリリットルの活性物質を溶かした場合に相当します。
p.54

これくらい薄い、というか希釈後に成分の分子が残る確率は
ゼロだけど、効果が出ている人はたくさんいる。
その理由はプラシーボ効果だというのが医学界の見解だそうです。

プラシーボ効果は心理現象だから、処方の仕方が効果を大きく左右します。胃潰瘍の患者にプラシーボを与え、「この薬は新しく開発されたばかりで非常に効果が高い」と医師が説明した場合には七割の患者に向上が認められた一方で、看護婦が事務的に出した場合には患者の三割以下にしか有効性を示しませんでした。投与の仕方によっても効果は異なる。プラシーボは錠剤・座薬・筋肉注射・静脈注射・点滴など様々な形で処方できますが、ほぼこの順で効果も高まります。
p.57

そういえば、前に胃カメラをするときに、
点滴で麻酔を入れることになって、腕に点滴の針をして、
上の方から液がぽたぽた垂れているのを見ていたら、
とたんに眠くなってうとうとしたのだけど、
「しーなさん、まだ(麻酔は)入れてませんよ」
と看護師さんに笑われたことがあった。
それはそうとして、さらに興味深いと思ったのは、
フランスではホメオパシーに健康保険が適用されていて、
効果が曖昧だから適用から外すべきという意見もあったそうなのですが、

保健大臣に就任したフィリップ・ドゥスト=ブラジはホメオパシーの保険適用を継続する。(中略)「ホメオパシーに保険が効かなくなれば、患者はその代わりに他の薬を使用するだけだ。それでは結局、保険制度にとって、より高くつくから、ホメオパシーの保険適用は続けるべきだ」と大臣は説明しました。正しい判断かも知れません。医薬品の四〇パーセント近くがプラシーボとして使用されている現状を考えると、薬用成分の含まれないホメオパシーを残す方が安全なだけでなく、保険の負担としても安上がりです。

と、ある種の思い込みとか錯覚みたいなものでも効果があって、
それでいろいろ都合よくなるなら、そっちに社会の制度を
合わせていくんだ、というところにすごいなと思いました。


で、なんの話でしたっけ。
本だ。プラシーボについてはほんの一例で、
人間の持っている意志や主体というものが、
いかに適当なものかということが書かれている。本の帯に
「真理なき世界の光景 普遍的価値の罠を明らかにし、<開かれた社会>の真相に迫る!」
とあるけど、普遍的価値と思っていたことや常識が、
次々とぶっ壊されていくのは痛快で、
人格、意志、行動などは環境や状況によって、
いくらでも変化する錯覚であることが様々な実験結果で示され、
そんな人間たちによって社会が形成され、
維持されつつも変化していく虚構のメカニズムを、
フェスティンガーとモスコヴィッシという
二人の社会心理学者の理論を中心に紹介してあって、
とても興奮する内容で、たいへん勉強になった。
(勉強になったとか言ってるのも錯覚だと思うけど)

6月13日

新橋で飲んだ。イガラシイッセイ氏と、
店名もよく見ずになんとなく入った店がとてもよかった。
カウンターに座ると狭いのだけど、
刺身盛りのクオリティが素晴らしく日本酒をやった。
http://instagram.com/p/pxcfZtiwk7/
1時間ほどいてから、別の店に移動して飲んだ。
東雲さん、マリエさん、Fさんがやって来て飲んで、
あとから春昆布さんとユウコさんが来た。


終電すぎて、Fさん、春昆布さん、ユウコさんと
歩くことになった。ずっと歩き続けて、
ひとりずつ家に送って行くみたいな話で、
歩き出したと思うのだけど、みんな相当酔っていた。
はじめのうちはテンション高く、東京タワーが見えるとか、
楽しく歩いていたのだけど、全員疲労が限界に達して、
三田のガストに入って朝までいた。
結局、ひとりも送ることはできなかった。

6月14日

朝帰り、風呂、昼まで眠って夕方ジム。

石井直方の筋肉まるわかり大事典

石井直方の筋肉まるわかり大事典

この本を読んで筋トレの仕方をしっかりするようにした。
マシントレーニングは8回くらいで限界の重さにするのを、
5セットくらいするようにして、呼吸や姿勢を意識して、
それから運動後に牛乳を飲むようにした。
そうしたら、筋肉痛になった。行くたびになる。


ジムの風呂とサウナが気持よく、
さっぱりして出ると暗くなってる。上大岡の書店を見て、
映画館のレイトショーが始まる時間まで喫茶店で読書。
毎週これをしている。
映画は「私の男」を見た。

『私の男』劇場予告編 - YouTube
心が掻き乱れて大変すぎて、
中盤から自分が何に強く反応してどう感じているかを
半歩下がって観察しながら見た。
そうしてないと具合がわるくなりそうなほどだった。
映画『私の男』公式サイト

6月15日

前日と同じように昼まで眠って夕方ジム。
筋トレと有酸素運動。
上大岡の書店を見て、レイトショーの時間を見たら、
まだだいぶあったので、焼鳥屋の鳥佳へ行った。
日曜の夜だし、人気のある店なので、だいたい売れて、
きのことか出せるものが少ないけどいい? と聞かれて、
もちろんいいのでカウンターで飲む。エリンギやうずら、
つくねがあったのでつくね。日本酒を二合。これがまたうまい。
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二号店、三号店とあるのだけど、やっぱり本店がうまい。
材料は全店で一括して仕入れているのか、
煮込みの味はどの店舗も同じ気がするのだけど、
やっぱり本店がうまいのは、マスターの焼き方と店の歴史
のようなものなのだろうと思う(あとプラシーボ)。


映画は「わたしのハワイの歩きかた」を見た。

映画『わたしのハワイの歩きかた』予告編 - YouTube
前日に見た「私の男」が重たすぎて軽いのを見たくなったのだ。
お客はぼくしか入っておらず、プライベートシアター状態。

いやされる内容かと思っていたけど、
煩悩の塊のような登場人物たちが出てきて、
多くのシーンが自分のカルマと反応してイライラするのだけど、
そうやって感情が動かされることが、
心の偏りへ意識を向けることに役立ち、
己を知るうえで、非常にためになる作品だと思った。


この映画も、「私の男」も、他の映画もだけど、
見ることでプライベートな感情を動かされて、
その動きの中から、ああ自分ってこういうのがいやなんだとか、
こういうのに惹かれるんだとか、自分を知ることができて、
そしてそのあとに変化が起きる可能性のある映画が、
ぼくが思ういい映画なんだろうなと思った。

6月17日

川崎の別海という居酒屋で飲んだ。
駅から少し歩くけど、いかにもな居酒屋で座敷があって、
〆鯖の量がすごい。食べものもお酒もうまい。
そこにインドネシアから帰国中のさえさん、
小宮山さん、hassy&massy、YUさん、
イッセイ氏、ダヤンさんで飲んだ。


座敷でわいわい飲んでいたら、
ふと目黒にあった居酒屋よしを思い出した。
massyちゃんは1歳半となって、
人見知りっぽい感じになったりしていてかわいかった。
さえさんは相変わらずエネルギッシュで、
インドネシアの話などを聞かせていただいたりした。
正調へもいっ子飲み会という感じだった。

6月21日

おのしゅうさんと草津温泉へ行った。
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草津へは四回め。パワースポット。
代々木から、上州ゆめぐり号という高速バスが出ている。
これで四時間ほど(途中休憩あり)で着く。
四時間というとげっそりするほど長いけど、
電車で行っても草津温泉の最寄り駅まで三時間半、
そこからバスにしばらく乗るので同じくらいかかる。
けど、バスのほうが安い片道三千円くらいで行ける。


着いたのは土曜の昼で、雷鳴が響いていたけど小雨。
宿に荷物と貴重品を預けて、西の河原露天風呂へ行く。
着いたらまずここへ行くと決めている。
小雨の中の温泉もよかった。目に入ると染みる、
口に入ると酸っぱい。強い酸性のお湯。いい。
湯畑周辺を散歩して、宿で食事。うまい。
宿の温泉もこじんまりしていてよかった。
http://instagram.com/p/pf6uItCwqw/
http://instagram.com/p/pxl2hdCwgi/
http://instagram.com/p/phoAhTCwnS/
夜に、おのしゅうさんとポーカーなどしていたのだけど、
なにもすることがなくなって暇を持て余したので、
草津のいろんな施設に張り紙がしてあった「温泉落語」
というのを見に出かけた。湯畑すぐのところで、
日中は湯もみ体験などができる施設で、夜は舞台になる。
http://instagram.com/p/pxnhm3iwiU/
落語家の人が枕で話していたけど、
草津の夜は、たしかにすることがない、娯楽がない。
そこで落語をすることになったらしい。
1時間ほどで終わって宿に帰って、
酒屋で買ったお酒を湯のみに入れて飲んでいたら、
猛烈な眠気がきたので十時頃に寝た。


朝6時に目が覚めて、温泉。夜中はすごい雨だったようだ。
ゆっくり朝食をとって支度をして、
「草津熱帯圏」という熱帯動植物園へ行くことにした。
期待していなかったけど、とてもおもしろい施設で満喫した。
そのあと、大滝の湯へ。温泉に浸かる。
合わせ湯というのがあって、異なる温度の五つの浴槽を、
温度の低い方から順に一分ずつ入る入浴法で、
一つめはぬるいのだけど、四つめになるとかなり熱い。
おのしゅうさんは耐えられずに出ていたが、
草津まで来てお湯から逃げるなんてのはあれなので、
最後までぼくは我慢して入った。熱すぎて逆に、
あれこれ冷たくないか? と一瞬思うほどだった。
が、やっぱり熱く熱湯コマーシャルかと取り違えるほどで、
かき氷の山を探しそうになった。


その後は温泉饅頭を買って、バスターミナルの
二階にある温泉資料館(けっこう充実している)を見て、
バスで四時間で新宿。帰ってきた。
よい温泉は地球との一体感がある。
霊的なエネルギーに満たされた感じになった。よかった。

6月23日

アメリカの経済学者タイラー・コーエンさんの
『フレーミング』という本を読んだ。

フレーミング「自分の経済学」で幸福を切りとる

フレーミング「自分の経済学」で幸福を切りとる

人は、バイアスがあるからこそ、自分にとって価値ある情報を選べる。これが「フレーミング」。情報の小さなピースを上手に集めて、頭の中に「自分だけの経済」をつくれば、複雑きわまりない世の中を、楽しく生きていける。

とか、

世界を人間にとって現実的で、はっきり見定められるものにするために、人は情報食(インフォボア)になった。情報の整理や操作は、便利で楽しく、緊張と安らぎを交互にもたらしてくれる作業であり、また哲学的な深淵を探る助けにもなる。われわれが足を踏み入れつつある世界では、情報の収集や整理が、奇妙なまでの、おそろしく極端な状況にすでに達しているが、それは(たいていは)良いことである。それは人生でも最高の見返りを数多くもたらす道、自分だけの経済を創造し、自分のための学習や娯楽を自在にコントロールするための道なのだ。

とあって、はじめの方は何についての本なのか、
さっぱりわからなかったのだけど、自閉症のことが書いてある。
ネガティブな意味ではなく、ITの進歩などで、
多くの人が自閉症的な性質を持つようになっていることと、
これからますます自閉症的な傾向を持つことが、
楽しく生きるために重要なことだと説いている。
そうとう変わった内容の本だと思うけど、
読んでみると納得することがたくさんある。
というか、ぼく自身がすでにそういう生き方をしていて、
とくに自分が楽しくしていられるようになったのが、
本に書いてある「自分だけの経済」というものを作って、
世の中を見ていく方法を学んだときからだったと振り返った。


診断されたわけではないけど、ぼくはわりと自閉症的だと思う。
会社で会議を開催して、それ自体は問題なく終わったのだけど、
出席者の方から、
「ホラーのような演出だった」「不思議な緊張感があった」
という感想をいただいたのだった。
ぼくが話すとぼくの不気味さだけが伝わって、内容が届かない。
小学生の頃から通知表に「元気よく話しましょう」とか、
「もっと大きい声で」とか「もっとみんなと話しましょう」と、
アドバイスを書かれてきて、そのたびに頑張ろうと思ったけど、
まったくどうしていいかわからずに悩んだり、
気持ちや意識の問題だと思われて落ち込んだりもしたのだけど、
自閉症的な弱みを克服することを学習して強みにする
というのを、ぼんやり学んだのはこれだと思う。


2008年に「サイレンツ」というコンビを作って、
漫才のMー1グランプリに出場した。
相方のイッセイ氏もぼくと同様に喋らない(沈黙)からサイレンツ。
関東のアマチュアで、準々決勝まで勝ち抜いたのはサイレンツだけだそうだ。
若手漫才師の憧れの舞台(らしい)「ルミネtheよしもと」の
舞台に練習を一度もしていないぼくらが立ったのだった。
動画をご覧いただけると分かる通り、とても自閉症的だと思う
(ぼくはこれでもしっかりしゃべっている方だ)。


こういうことなんだと思う。
このブログだって、ぼくがもし人と直接話すのが大好きで、
声が大きく口頭で過不足なく内容を伝えられる人間だったら、
わざわざ書いていないような気がする、十年以上やってるし。
自分から友達をつくるのが苦手なので、遊び場とルールを
提供して来てもらうという発想をしていなかったら、
リアル桃鉄とかエクストリーム出社もやってなかったかもしれない。
だからむしろ、自閉症的なおかげで、へもいっ子クラブとか、
たくさんの友人ができたのだと思った。
で、その総合的な行動の仕方とか考え方自体が、
ぼく自身の経済になっている。独自の価値基準があって、
それで世の中を認識している。そうしたら、
生きるのがわりと楽になったような気がする。
だから、いまでは、
「ホラーのような演出だった」「不思議な緊張感があった」
と言われると、正直ちょっとうれしい(それもどうかと思うけど)。


とくにこの頃は、ますます変わりづらくなってきたのか、
弱みを克服するために強みを活かすということをよく考える。
本ばかり読んでいるのも、自分だけの経済を充実させたいのだと思う。
これからもクセみたいに読むことや考えることを続けたい。
自分としっかり向き合って、少しでも納得いくことをしたい。
その方法を探ることに、いまは熱心になっている。

6月27日

久々のエクストリーム出社。
プロレスリング・ノアの道場がある有明の
「ディファ有明」へ行ってプロレス体験をした。
http://instagram.com/p/px2BO3iwiN/
リングを間近に見るのもはじめて、上がるのもはじめてで、
朝七時からすごい興奮した。リング上でストレッチをして体をほぐし、
リングでロープの反動を楽しんだり、
コーナーからマットの上に飛び降りたりした。


丸藤選手がマイクで普段の練習について解説してくださって、
また、石森選手と熊野選手による技の実演を見せていただいたり、
超充実した時間だった。技をかけてもらうコーナーもあって、
痛いのや苦しいのを、超ゆる~くかけてもらうという、
貴重なひと時だった。


それにしても、プロレスラーはすごい。
いつも、通しで何時間も練習をしている。
小さな技でさえケガをさせてしまう可能性があるので、
とても慎重だった。すごい人たちが戦う試合は、
さらにすごいことになるのだろうな。参加できてよかった。
http://instagram.com/p/px12g0Cwh9/
逆エビがためされている、あまやんさん

神奈川近代文学館へ行ったり、商品開発研究会へ行ったりして、おもしろかった。

どうも眠いというか、会社へ行って帰ってくるだけで、
とくに忙しくもないのに、へとへとになってしまう。

6月1日

おのしゅうさんが暇そうだったので、
というかぼくも暇だったので連絡をして出かけた。
馬車道にあるおすすめのスープカレーの店へ案内して、
ビール中瓶を半分ずつ。スープカレーは安定してうまい。


そのあと、神奈川近代文学館へ。
装幀家の菊地信義氏が手がけた本の展覧会。
http://instagram.com/p/osY8kJiwhL/
50人の作家の本が、作家の言葉とともに展示されていて、
どれもこれもよかった。本がそれぞれ佇んでいた。

装丁者の仕事とは、作家によって書かれた作品を、
本という物にする際、その箱、カバー、表紙、見返し、
トビラまでの装と形ちを考案する事にある。

依頼された作品ごとに、作品の内から装を考え、
その考えを来たるべき読者の目で、
読者の手の内で形にしようと心がけて来た。
(菊地信義「手の内で」より)

本を実際に手に取って鑑賞できるコーナーがあって、
カバーを外したり触ったり間近で見たりできて、
そこがとてもよかった。
本の内から立ち上がってきたエネルギーが
結晶になったような感じ。
澁澤龍彦の『高丘親王航海記』は好きな小説で、
文庫でしか読んでいなかったのだけど、
初めてケースに入った単行本を見ることができた。
ケースはつるっとした白で、本を取り出すと、
すべすべした金色の布カバー。表紙を開くと、
真っ赤なページに親王が旅した地図があって、
世界観そのままだと感動した。
http://instagram.com/p/oyNJ7ZCwpq/
常設展もひと通り見た。夏目漱石や芥川龍之介や
川端康成の直筆の原稿を見たりした。よかった。
そのあと野毛で飲む。小宮山さん、YUさんが合流。

6月2日

経営学者の三宅秀道先生がコーディネーターをされている
商品開発研究会へ呼んでいただいて、参加したのだった。
三宅先生とのつながりはすごい偶然だった。
昨年の9月にほぼ日刊イトイ新聞で、
三宅先生と糸井重里さんの対談があって、
それがものすごくおもしろかったのだった。
対談では、ある商品が中心となって文化ができることや、
逆に商品の開発を文化や環境から考えるという視点など、
なんとなく感じていながらも、はっきりしなかったことが、
ズバッと示されていて、そうだそうだと興奮したのだった。
そして、多くの企業が売れないものを次々出して、
繰り返し失敗するのはまさにこういった視点が
欠けているからだと、胸がすくような思いがしたのだった。
未来の「はたらく」、見えるかな。 - ほぼ日刊イトイ新聞


それで、三宅先生の本を読みたいと思って、
『新しい市場のつくりかた』をすぐに買って読んだ。

新しい市場のつくりかた

新しい市場のつくりかた

これも超おもしろくて、この時期お酒を飲んだら、
この話ばかりして、あまやんさんも本を買っていた。
例として取り上げられている中小企業のエピソードも
楽しいのだけど、やはり根源的なところがすごくて、
潜在ニーズではなくヒューマニティとか、
思想・哲学から始まるところが独創的でグッときて、
と、ツイッターに書いたところ、
なんと三宅先生からリプライがあり、
さらに驚いたことに、三宅先生は、
リアル桃鉄」をとても気に入ってくださっていて、
しーなねこのブログも前から読んでくださっていて、
Kindleで出して一部のコアなしーなねこファンにしか
売れなかった『よりぬきしーなねこ』まで、
読んでくださっていたので、おどろきのあまり、
イスから転げ落ちそうになったのだった。
よりぬき しーなねこ

よりぬき しーなねこ

それからエクストリーム出社が本格的に盛り上がって、
その間も『新しい市場のつくりかた』に書いてあることを、
定期的に参照して、なるほどなあと思っていたのだった。
リアル桃鉄もだけど、既存の鉄道インフラや、日常の通勤という、
当たり前になっているモノや行為への視点を変えることで、
鉄道がゲームボードになったり、通勤がスポーツになる。
そこにルールを乗せて、遊んだりリフレッシュしたりして楽しむと、
これまでのモノの意味が拡張されて新しい価値が生まれる。
たくさん実践して見せて、人々の心の中の矛盾を解放していけば、
ブームから文化に近づいていけるのではと思ったのだった。


で、なんの話でしたっけ。
そうだ、三宅先生に呼んでいただいて、
商品開発研究会に行って、超おもしろかったのだった。
(研究会については、どんな展開になるかわからないけど、
とにかくおもしろい人を集めましたと三宅先生はおっしゃっていた)
エネルギー研究者の大場紀章さんが講師で、
「エネルギー危機と日本の製造業」をテーマにお話があった。
石油については、ほとんど何も知らなかったのだけど、
とにかく複雑なことがわかった。
原油価格は需要と供給で決まらず、国ごとの生産コストや、
政策やシェールガスや中国バブルや、もっともあれだったのは、
人々の気分だったりして、その結果が世界の産業に
大きなインパクトを与えることになる。
研究者の人の知識と思考の深さは、マジパないと思った。
研究者、専門家と比べたら、普通の人たちは、
テレビや新聞やネットからの情報、
それは利権を持つ複数の組織や、複雑なシステムや、
多くの人々の気分によって歪曲されたあとの情報しかなく、
それらを組合せて自分の意見的なものを持つなんて、
そもそも不可能なんじゃないかと思うほどだった。
研究会のあと、20人くらいで懇親会があり、
いろんな人がいて、こちらも超おもしろかった。


おもしろすぎて、帰り道から数日間、
自分って何なんだろうと思って、頭がぐるぐるした。
いまもしているのだけど、
思ったのは、新しく人と会うこと、
本を読むだけでなく、できるだけ情報源に近くて
詳しい人に直接会うのがいいなと思った。
すごい人に会うと視点が変わって、
当たり前だったものが違って見えるようになる。
貴重な機会をありがとうございました。


Webで読んだ記事から、本につながって、
本から人との出会いにつながっていった。
近代文学館でも同じようなことを感じて、
本をコンテンツと捉えるよりも、しっかり手で持って、
モノとして装幀を楽しんだり、文字は活字よりも、
手書きの原稿に人間味があって、モノから人で、
最終的に響くのは、人なのだと思った。


というか、ぼくの日記、
「よりぬきしーなねこ」のころから
ずいぶん変わってる!いいのか!?


http://instagram.com/p/ox5cB9Cwjd/

ラジオに出たり、デザインフェスタへ行ったり、風邪を引いたりした。

すがすがしいくらいしっかりした風邪を引いてしまい、
熱が38度近く出てぐったりした。数日でよくなった。
と思ったのだけど、じわじわと長引いていて熱っぽく、
まだ咳が出て本調子には遠い。


体調はカレンダーを見返すと、
5月16日からあまりよくなった。
この日はスマートフォン&モバイルEXPOというのが、
東京ビッグサイトであって、自社のブースに立って、
商品に興味を持ってくれた人に説明をするのをした。
これが超疲れたのだった。前にも何度もやったけど、
この時の疲れ方は異常で、まっすぐ家に帰れず、
何度も休憩しながら帰ったほどだった。
きっとこの時から体調が悪かったのね。

5月17日

エフエム横浜のFUTURESCAPEというラジオ番組に、
あまやんさんと二人で出演した。ランドマークタワー10階。
小山薫堂さんと柳井麻希さんがパーソナリティで、
エクストリーム出社についてトークをした。
30分近くもあり、なごやかな雰囲気で楽しかった。
薫堂さんにお会いすることになるだいぶ前に、
著書を読んでいて、とても共感したのだった。

小山薫堂 幸せの仕事術―つまらない日常を特別な記念日に変える発想法

小山薫堂 幸せの仕事術―つまらない日常を特別な記念日に変える発想法

この本のサブタイトルにある
「つまらない日常を特別な記念日に変える」
というのなんてまさにエクストリーム出社の発想だ。
とても温かいお人柄で、薫堂さんの会社の
茶子さんという方とぼくの話し方が似ていると、
番組内で言ってくださって、終わったあとに、
薫堂さんと茶子さんと名刺交換できた。よかった。
f:id:shiinaneko:20140526201114j:plain
このあと、新書の編集者さんのSさんとあまやんさんとで、
みなとみらいでベトナム料理を食べて帰った。
おくりびと [DVD]

おくりびと [DVD]

あとTUTAYAで「おくりびと」を借りて見た。
薫堂さんの脚本。いい映画だった。

5月18日

デザインフェスタへ行った。またも東京ビッグサイト。
http://instagram.com/p/oH26g_iwg7/
1年おきくらいに行っている。小宮山さんがTwitterで、
デザインフェスタに来ていると書いていたので、
会えるかもしれないと思っていたら、会えた。
最終日ということもあって、人でごった返していて、
2時間ほどで出てきた。お茶でもしますかとなって、
五反田のサイゼリアに入って3時間(?)ほど、
人生について語り合い、いろいろ勉強になった。
そのあと、仕事帰りのYUさんが合流して、
五反田のバルで飲んだ。料理もワインもうまく、
大変満足して帰った。
http://instagram.com/p/oJM33FCwvG/
デザインフェスタは、作品の展示会というより、
フリーマーケットみたいになっていて、
ぼくは革製のペンケースを買った。
これに万年筆を入れるのだ。

5月19日

そうだ、この日から調子がわるくなったのだ。
なんだか眠りが浅く4時に目が覚めて、
どうも熱っぽく体温を測ったら38度近くあった。
まあ会社に行けば治るだろうと、そのときは思ったのだけど、
いま思うと休めよと思う。始発で行けば空いてるだろうなと、
家を出たのだった。案の定、電車は空いていて、
6時に川崎についた。7時まで会社に入れないので、
近くのジョナサンに入ってモーニングセットを食べた。
これがなかなかうまいし、ドリンクバーもついて、
コーヒーを3杯くらい飲んだ。あと朝刊も読める。


で、7時になって会社に行ったのだけど、
どうも具合いがわるく、そりゃそうだ、
ぐったりしたまま、お昼になったので午後半休して帰った。
何しに行ったのかわからない。風邪の時もそうだけど、
疲れているときは、まともな判断ができない。
そもそも疲れているとか弱っているという判断もできない。
だからよけいにひどくなるようなことをしてしまう。
こういうときは、寝るにかぎる。



翌日は会社を休んで診療所へ行って薬をもらって眠り、
木曜、金曜をなんとか乗り切って、土日。
この土日はずっと家にいて読書とプログラミングをした。

すっぽん心中

すっぽん心中

文学の楽しみ (講談社文芸文庫)

文学の楽しみ (講談社文芸文庫)

NHK未来への提言 ロメオ・ダレール―戦禍なき時代を築く

NHK未来への提言 ロメオ・ダレール―戦禍なき時代を築く

いろいろ読んだはずなのだけど、
あまり頭に入ってこない。


http://instagram.com/p/oYDIvTCwlr/
ゲーム作る途中


http://instagram.com/p/oYQPqLCwlG/
家の夕飯

http://instagram.com/p/oYSojmiwpR/
散歩して食べたケーキセット


いまは、うっすら頭がいたい。
早く寝ます。みなさんもご自愛くださいませ。

エクストリーム出社関係で北海道旅行をしてきた

エクストリーム出社関係で、あまやんさんと北海道へ行った。
金曜日の朝に羽田から飛行機に乗って、10時に千歳空港。
飛行機が苦手だったはずなのだけど、全然気にならなかった。
天気は小雨が降っていて、少し肌寒いくらいだった。

札幌で予定されていた打合せを終えて、案内をしていただいて、
道民のソウルフードという「みよしの」の餃子を食べ、
北海道神宮をお詣りした。神宮は太い木がぐんぐん生えていて、
パワーが充満していて、すごくよかった。敷地内はお花見が盛んで、
といっても桜はすでにほとんど散ってしまっていたのだけど、
花は関係なく、みんな火を使ってジンギスカンをしていた。
北海道には3日間滞在したけど、毎日どこかしらで、
ジンギスカンをしているグループを目にした。
http://instagram.com/p/nwwY51iwus/
夜、うまいジンギスカンの店へ連れて行ってもらった。
やわらかくて、くさみがなく、大変うまい。
店には小樽ビールという地ビールがあって、
ピルスナー・ドンケル・ヴァイスと全種類飲んだ。
小樽ビールはいずれもあっさりしていて、
ジンギスカンによく合う。激しくうまい。
http://instagram.com/p/n-v6H6Cwoj/
すすきののホテルにあまやんさんと戻って、
あまやんさんは徹夜明けだったらしくすぐに眠ったようで、
ぼくは興奮が冷めずに、ホテルの窓から大きな観覧車が見えるから、
外に出たのだった。時間はまだ22時前だったと思う。
http://instagram.com/p/nxrVAsCwkq/
それにしても、すすきのの歓楽オーラはマジパない。
そして、道路の長さは限りなく、昼夜の寒暖差は超やばい。
札幌の街は屯田兵のおかげか、区画が碁盤の目のようになっていて、
交差点名が北6西3のようにわかりやすくなっている。
のだけど、地元の人でない、ぼくにはわからない。
http://instagram.com/p/n1rcVACwsx/
ツイッターで観覧車が見えるとつぶやいたら、
北海道に縁のある人たちが、それが「ノルベサ」だと教えてくれた。
みんな「ノルベサ」のことは知っているのに、
乗ったことはなさそうだった。それにしてもすごいネーミング。
http://instagram.com/p/nxvUk3iwpk/
http://instagram.com/p/nx5hW3iwn6/
観覧車を下りたところで、おのしゅうさんが、
ツイッターでうまいラーメン屋さんを教えてくれた。
ので、そこへ行ったのだけどラーメン屋は跡形もなかった。
このときぼくは結構酔っていたと思う。
だから見落としただけかもしれない。

北海道は広くて、スケールが狂う。
地図で、この通りの向こう側だから5分くらいかな、
と思って歩き始めたら3キロくらいあったりする。
スーパーマリオでブロックとかカメが大きいステージがあるけど、
ちょうどあんな感じがした。違うかもしれない。
大通公園をうろうろして、ベンチに座ったり、
北海道のサラリーマンたちが賑やかにしているのを眺めて、
適当な居酒屋に入って、ウニとタラで一杯やって、
ホテルに戻ってすぐに寝た。感謝してもしたりないくらい、
本当に楽しい1日だった。
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2日目

あまやんさんが気を遣ってくれて別で観光することに。
といってもぼくは計画がない。観光が下手なのだ。
とりあえず、北海道の広さを昨晩思い知って、
徒歩だと数ブロック移動するだけで日が暮れると思い、
自転車を借りることにした。すすきのから札幌駅近くまで
歩くのも結構な距離だった。レンタサイクルのお店は、
ごく普通のマンションの一室にあって千円で乗り放題。

ホテルのロビーにあった無料の「るるぶFREE札幌」を見て、
「モエレ沼公園」へ行くことにした。以前に写真で見て、
行ってみたいなと思っていたことを思い出した。
で、また目測を誤って自転車を1時間半ほど漕ぐはめになった。
公園の前で少し休憩をした。「ミルクの郷」という観光牧場で、
牛の匂いが漂っていて、のどかで、ソフトクリームがうまかった。
http://instagram.com/p/n-v4CTCwof/
モエレ沼公園は、ちょっとどうかしているほどデカかった。
空が割れて、巨大な手が出てきて何も考えずに、
山とかピラミッドとか森を作ったようなデザインで、
スーパーファミコンの「ポピュラス2」みたいだった。
http://instagram.com/p/nzOHYTCwgo/
シンボル的な山があって、てっぺんを目指したのだけど、
自転車を置いて登って戻ると倍の時間がかかりそうなので、
自転車を押して山に登ったら、倍以上の時間がかかった気がした。
http://instagram.com/p/nzQNPNCwje/
山の上では犬を連れてきている人やカップルや子どもがいて、
自転車で登ってきたぼくを珍しそうに見てきた。
わざわざ頂上まで自転車で来たってことは、
山の急斜面をこいつは自転車で下るんじゃないか、
という視線を四方から受けたのだけど、
もしそれをしたら、本物のエクストリームだ。
ゆっくり手で押して下りた。期待に沿えなくてすみません。
http://instagram.com/p/nzW9ITCwsN/
モエレ沼公園内をぐるっと自転車で回って、
再び1時間ほどかけて札幌市街に戻った。
ナビアプリで移動距離を見たら30kmあった。
横浜から新橋までの距離に相当すると知って愕然とした。
大通り公園のベンチで、パンジーを見つめた。
http://instagram.com/p/nzimGAiwoA/
あとラーメンを食べた。
旅行の荷物を全部入れたリュックが5キロくらいあって、
これがじわじわと疲労を蓄積していることに気づいたのは、
すでに夕方になった頃で、疲れ果てたので、
今晩のホテルにチェックインして、ベッドに横になって、
気付いたら40分ほど寝ていた。家か。

あまやんさんから連絡があり、
夜は合流して、北海道女子たちと飲むことになった。
おすすめのお寿司屋さんと、串鳥というお店へ行った。
どちらもうまかった。お寿司屋さんでは北海道の地酒を飲んだ。
「熊ころり」というすごい名前のお酒がうまかった。
http://instagram.com/p/n0MXgsCwmC/
北海道のお酒が5種類くらいあって、
これも全種類飲んだのだけど、よく考えたら、
というか考えるまでもなく5合で飲み過ぎた。
会はとても楽しくて、ずっと笑いっぱなしだった。
ほんとみなさん、おもしろい、道産子!
ホテルに帰ってくる記憶はあやふやで、
この日はあまやんさんと相部屋で二段ベッドで、
ぼくは自然に上の段に転がり込んで眠った。
あまやんさんが上から落ちてきたらひとたまりもない。

3日目

深く深く眠ったのか、
飲み過ぎて気を失っていたのかわからないけど、
目覚めはすっきりしていて、朝の8時だったと思う。
シャワーを浴びて顔を洗って着替えてホテルを出ることにした。
あまやんさんは、まだぐっすり眠っていた。
http://instagram.com/p/n1rrGciwtM/
これまでの教訓を活かして積極的に電車を使うことにした。
地下鉄の東西線に乗って、二十四軒駅へ行き、
札幌市中央卸市場の場外市場へ行った。

日曜だったので市場はやっていなかったけど、
お店は開いていてカニなどが売られていた。
適当な食堂を見つけて入って海鮮丼を注文すると、
具がたっぷりの丼が出てきて、醤油をかけて、
ガツガツかき込んで、大変満足した。
二日酔いのときの塩分のうまさって神懸かっていますね。
http://instagram.com/p/n1rNAMiwsX/
そのあと地下鉄で大通駅まで行って、
路面電車で中央図書館へ行こうと思ったら、
反対方向に乗って札幌駅に着いてしまった。
これなら地下鉄を下りなくてよかった。
路面電車を待つスペースはおどろくほど狭くて、
そこに立っていると、
間違ったことをしているのではと不安になるほど細い。
あまやんさんだったら、電車がお腹をかすめると思った。

札幌駅に戻って、そういえばあの時計台を見ていなかったと、
時計台まで歩いて見学。それから横の珈琲店で休憩した。
http://instagram.com/p/n1rQ1Diwsc/
駅の南側はだいぶ歩きまわったので、午後は北側へ行くことにして、
北側には何があるかというと北海道大学があった。
その前に、北海道大学近くの
カレー食堂「心」でスープカレーを食べた。
http://instagram.com/p/n1-_35CwsD/
ジャガイモやニンジン、レンコンなど野菜が
ごろごろと入っていてボリュームがすごい。
ほろほろになるまで煮こまれた鶏の大きな脚も、
それらに深く強く浸透しているスープもうまくて、
うめえなあ、と口に出してしまう。
最近、思ったことが自然に口から出る、老化か。


北海道大学は、大学というより、巨大なテーマパークみたいで、
老若男女が思い思いに散歩やサイクリングやジョギングをしたり、
池の畔で桜を眺めたり、子どもが小川で遊んだり、
カップルが仲良く座っていたりして、すごくよかった。
自然が豊富で、歩いているだけで癒やされてくる。
http://instagram.com/p/n2DjiFiwhf/
図書館で1日利用券を出してもらって中に入ると、
とても静かで、ここも老若男女が勉強したりしている。
本の種類はさすがに大学だけあって専門的で豊富で、
なんかもう感無量です。入学したい。
http://instagram.com/p/n-vsFrCwoR/
総合博物館というのもあって、ここがすごかった。
大学の歴史から、動物、恐竜、鉱物など、
貴重なものがたくさん展示されていた。
ぼくが行ったときは、イザベラ・バードという
旅行家であり作家でもある女性に関する展示を開催中で、
この展示がすごくよかった。
イザベラ・バードの紀行文の翻訳をしている
地理学者の金坂清則先生がキャプションなどを書いていて、
さらにご本人が説明をしてくれる時間帯で、うわーっとなった。

旅行記を読むとは
「そのもとになった旅を読み、
旅する人を読み、旅した場所・地域を読み、
旅した時代を読むこと」
である。

という金坂先生の言葉がすごく響いた。
http://instagram.com/p/n2A9uViwun/


夕方にあまやんさんと合流して、
札幌から快速エアポートで空港まで移動して、
21時発の飛行機で、羽田に帰ってきた。
3日間とは思えないほど濃密な時間で、
1週間ほどいたような気持ちがした。
北海道へ行ったといっても、札幌だけなので、
次は他のエリアにも行ってみたい。
みなさん、ありがとうございました。

連休のときのこと。買ってよかったものなど。

4月末から月・水・金と1日おきに会社へ行って、
そのあと4連休のゴールデンウィークだった。
飛び石連休のあいだは会社に人が少なく、
電話もほとんどかかってこなくて静かで、
夏休みの登校日みたいな感覚でのびのびしていた。


休みの日は普段10時頃まで寝ていたのだけど、
この頃は早寝早起きが習慣化したみたいで、
7時には自然に目が覚めてその後も眠くない。
1日が長く、朝風呂に浸かって読書をして、
昼からジムで運動、夕方から飲みに行ったりして、
有意義にすごした。よかった。


よかったといえば、買ってよかったものがあって、
ブルーレイディスクレコーダーを買ったのだ。

入門者向けのシンプルでコンパクトなもので、
HDDに40時間撮れて、いっぱいになったら、
ブルーレイにコピーしてHDDを空けるのだけど、
まだいっぱいにならない。
「タモリ倶楽部」と「世界ネコ歩き」と
NHKのドラマの「ロング・グッド・バイ」と、
BSの「SHERLOCK」を撮って見ている。
http://instagram.com/p/nDU1v6Cwut/


あとパイロットのエラボーという万年筆を買った。
高いから迷っていたのだけど、とてもよい。
力を入れずにさらさら滑るように書けるし、
インクの濃淡もきれいで、超いい。

パイロット万年筆 エラボー ブラック 細字軟(SF) FE-25SR-BSF

パイロット万年筆 エラボー ブラック 細字軟(SF) FE-25SR-BSF

http://instagram.com/p/nkyJZOCwo_/
ペンと紙ブームが来ると思う。
ペンならパソコンを立ち上げたりエディタを起動せずに、
すぐに入力できるというか同時に出力できるからすごい。
プリンターもバッテリーもいらないし、軽い。
ペン、すごい! なにこれー!


猫のクッキー型を買ってきて、クッキーを焼いた。
http://instagram.com/p/nPxIK6CwgL/
http://instagram.com/p/nPxceDiwga/


あとそうだ、会社の同僚のNさんとKさんと、
三田を散歩して古墳を見て、東京タワーの展望台まで
階段で上って下りて、焼き鳥を食べたのだった。
http://instagram.com/p/nvDZUMCwpV/
Kさんとは、また別の日にSさんと3人で、
鎌倉を歩きまわったのだった。どちらも楽しかった。
http://instagram.com/p/nvDdAAiwpa/