夏がおわた。

夏休みは9連休だったのですが、予定はとくになく、
暇で、ずいぶんと長く感じられました。
11月に文学フリマがあるので小説でも書けばよいのですが、
そういう気分にもなれず、日々Youtubeを見たりしてすごしました。
友人を家に招いて遊んだりしました。

三十代中盤の男が、暇すぎてあっち向いてホイをしたりしました。

連休明けは台風も来ていて、調子が出ないまま、
1週間を過ごしました。24日(水)は、
第35回すみだ錦糸町河内音頭大盆踊りへ行きました。
毎年、東雲さんがいってらっしゃっておもしろそうだと思っていたのです。

この盆踊りは本当によかったです。
観てよし、聴いてよし、踊ってよし。
首都高の高架下での大規模な盆踊りライブでした。
ケバブサンドを食べ、ビールと酎ハイを飲んで、
東雲さんの踊りを真似て、よい気分で踊りました。

そんで、昨日あたり急に冷えてきて、
夏が終わったと思ったと同時に、風邪をひきました。
鼻の奥というか喉が炎症を起こしているようで痛いです。

また台風も来ていますし、眠いですし。
ところで、肉詰めピーマンを作ったら、おいしくできました。
https://www.instagram.com/p/BJpUjhbheys/


いろいろと考えるところがあります。

どのように生きたいのか、そういうのって、
お茶碗を洗ったり、洗濯物を畳んだりしていると忘れるものですね。
下半期に入る前に、立ち止まって、よく考えて、
計画を立てようと思います。

『酒とバカの日々』を読んだ。バカが足りてない。

うまいものを食べようと思って、
駒込・巣鴨エリアのよさそうな飲食店を開拓しています。
で、どこもうまくて「東京ってすげえな」と思っています。
横浜に住んでいたときは、横浜と言っても丘の上の方で、
周辺に飲食店は少なく、食べログで最寄駅周辺を見ても、
最高得点がスターバックスだった時期もありまして、
「しーなくんって出身どこ?」と聞かれるたびに、
ぼくは横浜市民を名乗ってよいのかと不安になりながら、
「横浜です……」と答えていたものでした。

それにくらべると、こちらの飲食店の充実ぶりは大変なもので、
食べログで3.5以上の店がごろごろしており、
点が付いてない店であっても行ったらすごくうまかったり、
点は低いけど、やっぱりうまくて居心地がよかったりと、
とにかくうまいんですけど、どういうことですか。

それで、あそこの定食屋は行っておかなくてはとか、
あの寿司屋は安くてうまいらしいとか、
あの立ち飲み屋を見ておかなくてはと、
週の半分ぐらい外食をしていたら、お金がかなりかかりました。
考えないとなと思います。あと食べログにない店に行きたいです。


ところで、家から自転車で1分のところに図書館があり、
気に入ってよく行っています。書架を適当に眺めて、
気になった本を数冊取って閲覧するところへ持って行いき、
3時間ぐらい読みます。どの席もテーブルがあるのがよいのです。
あとクーラーがよく効いています。

酒とバカの日々 ― 赤塚不二夫的生き方のススメ

酒とバカの日々 ― 赤塚不二夫的生き方のススメ

赤塚不二夫さんの『酒とバカの日々』というエッセイを読みました。
よい店の見つけ方というか、よい店にしていく方法や、
行きつけの店の作り方、酒の飲み方と、飲んでいるのは酒だけではなく、
店のムードのようなものも一緒に飲んでいるのだということ、
飲みすぎて顔が猿の惑星みたいになってきたことなど。
お酒を通して、たくさんの人とつながって仲間ができて、
仲間内でバカな話をして、バカなことを実際にやって盛り上がって、
人間関係や会話の機微を学んだり、とにかく酒を飲めということでした。
タモリさんのデビュー当時のアイパッチに真ん中分けというスタイルや、
ネタも飲み仲間たちで考えて磨いていったそうです。

なんか、言っていることがとてもよくわかりました。
ぼくがいまもよく遊んでいるひとたち「へもいっ子クラブ」も、
もとはお酒の席でつながった仲間ですし、
目黒の居酒屋よしを中心に、いろんな話をしているうちに、
おもしろいひとが、おもしろいことをしたくて集まってきて、
おもしろいことが次々できていったように思います
(みんなデイリーポータルZとかに投稿していたし)。
「エクストリーム出社」という遊びが生まれたのも、
あまやんさんと湘南台で飲んで話していたときですし、
そう考えるとですね、最近、飲んではいるので、
酒とバカの日々の「酒」の方は足りているのですが、
「バカ」が足りてないなと思ったのでした。
バカと言っても、くだらない話をすればよいというのではなくて、
集団の変性意識から出るクリエイティブなことなんだろうなと思います。

あと、これには場所が重要なのでしょうね。
みんなが気軽に集まれていつでも入れる場所というのが、
そういう空間(酒場)を行きつけとして、
持っておくことなんだろうなと思いました。
飲んで話してアイデアが出て、異様に高揚して、
実現できる!とそのときだけでも本気で信じられることが、
いま思うと意外と大事だったんだなと思います。
お酒飲んで変な勢いがつかないと、リアル桃鉄とかエクストリーム出社とか、
そういうちょっと狂気的なことって、会議室からは出てこないと思うんです。
冷静になってしまうから。

あとはまあ、場所があっても、
仲間たちがみんな結婚して子どもが生まれたりで、
時間がなくなってしまったし、バカなことをしている場合じゃないんですね。
ぼくも、いまからまたバカな方へ進む意味もよくわからないですし、
だからといって、他にすることがないんですよね。どうしよう。


よくわからなくなってきましたので、とりあえず寝ます。


https://www.instagram.com/p/BIzfM8zjyQl/

スーパーで買い物をする

よく行くスーパーは20時ぐらいだと空いていて、
ゆっくり買い物をすることができます。
「いまのおれは何腹だ?」
孤独のグルメでそんなセリフがありました。
空腹になった主人公が街で店を探すときに自らに問いかける。
これを真似して、スーパーに入りカゴを持ち、心を無にします。
「いまのおれは何腹だ?」
おれの体・脳は何を求めている?
カゴを持って野菜売り場から魚売り場へ。調味料、乾物、肉売り場へ。
カゴにはまだ何も入れない。食品とその値段を目に映しながら歩き、
心に浮かんでくる想念を観察します。

https://www.instagram.com/p/BICspWJDJD8/
こんなのとか、
https://www.instagram.com/p/BIFVhyODY7N/
こんなのとか、
https://www.instagram.com/p/BIH7XAZj343/

こんなのになりました。
うまかったです。


ところで、会社の近くに住んでいると、
駅周辺の繁華街で飲んだ帰り(23時とか)に、
会社に向かって歩くことになります。
そうすると、23時まで働いてテンションの下がった同僚と、
酔っ払ってテンションの高いごきげん状態で対面することになります。
はずかしいのですが、これまでに3回ほどありました。
こういうときは、できるだけ真面目な顔をするようにしています。

連休中とその前の日記

土日やらないといけないことがたくさんあるはずなのに、
暇を持て余しています。現実逃避をしているのでしょう。
巣鴨のTSUTAYAでマンガを借りてきて読んだりしています。

白暮のクロニクル(7) (ビッグコミックス)

白暮のクロニクル(7) (ビッグコミックス)

ゆうきまさみさんのマンガが好きです。
パトレイバーにもよく出てくる豪雨のシーンの不穏な空気とか、
ゆるいけど仕事をきっちりする組織の人間模様とか、
コミックス1巻ごとにあるていどまとまった話になっていて、
巻末はさらに次の大きなフェーズに移っていく予感があって、
おもしろいなあと思いながら読みました。続きが楽しみです。
となりの関くん (8) (MFコミックス フラッパーシリーズ)

となりの関くん (8) (MFコミックス フラッパーシリーズ)

となりの関くんは、Amazonプライムビデオでアニメを見て、
原作はどんな風に描かれているのだろうと手に取りました。
関くんという男子生徒が毎授業ごとにドミノをしたり、
ジオラマ作ったり、ひとりで黙々と遊ぶ(サボる)のを、
隣席の女子生徒横井さんがツッコむだけなのですが、
100話を超えてもネタ切れにならず、
関くんの妹とか話に広がりが出てきて、おもしろいです。
あたたかい気持ちになりました。


金曜の夜は、会社の先輩のAさんとイッセイ氏とで飲みに行きました。
会社の飲み会はJR駒込駅東口周辺で行われるのが一般的になりつつあり、
たしかに東口の通りは、よいお店が揃っている感じがします。
しかし、今回我々はあえてそこを外して、千石と巣鴨の間を攻めました。
千石本町通り商店街の互縁、よかったです。
https://www.instagram.com/p/BH4rY7Uj0Q1/
入ってすぐに、あ、これはいいとこ来たかも、
と思うほど雰囲気がいい。天ぷらがメインの小料理屋さん。
だし巻き卵、ごましめさば、ほたるいかの一夜干し、
旬の刺身盛り合わせ、定番の品々のどれもこれも、
ひと工夫されていて、ありがたいなあと感じる。
慎重に味わって、中盤からなす、海老、穴子の天ぷらときて、
海老しんじょ、ラストにウニおにぎり。ウニおにぎりは二百円もしない。
お酒は一銘柄だけだけど、甘口と辛口、飲み方も冷や、常温、お燗と選べて、
料理に合わせて絞っているのだろうなと思いました。
ひとり四千円いかないぐらい。うまかったです。
あとテレビがついていたのだけど終盤ごろ急に消えて、
カーペンターズの曲がスピーカーから(いい音で)流れ始めて、
「Every sha lalala Every woowoo」
と、なんとなく口ずさみたくなるムードで、
当初は何軒か巡ってみようという気もあったのですが、
この一店で満足して解散となりました。いやあ、よかったです。
そのあと、手拭い持ってひとりで銭湯(ふくの湯)へ。
ぐてーっと十五分ほど湯船に浸かって、温めの水を浴びて出る。
大げさと思われるかもしれませんが、
いまがいちばんしあわせだ! 神様はいる!
と思うほどの多幸感でした。
セロトニンが出すぎているのかもしれません。
帰ってすぐ寝ました。


土曜は、マンガと図書館で借りた本を読んだりしていたら、
夕方になっていたので、ちょっと運動もしないとなと、
自転車で三十分ほどかけて、神保町の古書店街へ行きました。
適当なところに自転車を停めつつ、店頭に出ているものを物色して、
そろそろ帰ろうかと思っていたら、
春昆布さんより飲みませんかと連絡があり、
そのまま上野方面に移動して飲みました。天神下あん。
ビールとポテサラ。ビールの泡のきめ細やかさとその値段で、
居酒屋の価格設定というか、コストパフォーマンスがわかる気がします。
あとポテサラとか煮込みといった定番は、
どの店にもある当たり前のものだからこそ、
店の個性がよく表れているように思います。
ポテサラに工夫がなくべちゃっとしてたり、
冷蔵庫からいま出しましたみたいなのだと、
他のメニューについてもあまり期待できない傾向が強いです。
あんのポテトサラダは、個性があり、うまかったです。
いもだけで見た目が地味で、おっと思って口に入れると、
からしが利いていて、うまい。他にもいろいろ食べたのですが、
おいしく、店員の方の感じもよくて、安かったです。
気づくと23時で、春昆布さんと5時間も話してたことになります。
びびりましたが、自分を振り返ったり気づきがあり、おもしろかったです。
https://www.instagram.com/p/BH9u6swDi9W/
お酒飲んでしまったので、自転車押して帰りました。

湯島の辺りも行きたいお店がいくつかあるので、また行きたいです。

シンスケ

食べログ シンスケ

岩手屋本店

食べログ 岩手屋本店

あと「酒席 太郎」と、カレーの「デリー」。


今日は休日なのに目覚ましがセットされていて7時半に起床して、
借りたマンガを読み終えて、二度寝。起きて読書。
TSUTAYAにマンガを返却するついでに巣鴨の「蛇の目鮨」へ。
二時までのランチにぎりぎり間に合って、にぎりセットを注文。
八百円でお椀付き。カウンターで黙々と食べる。うまい。
カウンターの隣の席のご夫婦が、ビールやホタテ焼きを頼んでいて、
いいなと思うが、ビールはやめておく。手頃な値段で穴子の白焼きなど
魅力的なメニューが並んでいて、
あらためて夜に来て日本酒でやりたいなと思う。

https://www.instagram.com/p/BH59PJNjZ2i/
https://www.instagram.com/p/BH59iptD1um/
https://www.instagram.com/p/BH59qdjjPri/

帰りに図書館に二冊返して五冊借りる。
予約本を受け取るとき、見たことない紙が本に挟まっていて、
係の人が紙を引き抜いて、
「リクエストいただいたこちらの本、コミックスのため貸出しできませんでした」
と言うので紙を見たら、この本のことで、

コミュ障は治らなくても大丈夫 コミックエッセイでわかるマイナスからの会話力

コミュ障は治らなくても大丈夫 コミックエッセイでわかるマイナスからの会話力

たしかにリクエストしたわ。
「あ、あ、だ、大丈夫、です」
と、目を合わさずに言って帰ってきました。
しかしすごいのは、図書館にない本をリクエストすると、
物によると思うのですが、二週間ぐらいで用意してもらえる。
遠読――〈世界文学システム〉への挑戦

遠読――〈世界文学システム〉への挑戦

この本も新品で準備してくれたのだけど、
二週間では読めないというか、数ページも読めませんでした。


家に帰って読書。ソファーで昼寝、読書。
夕方になったので、お惣菜でも買ってこようかと外に出たのですが、
よさそうな店があって、そこに吸い込まれてしまいました。

https://www.instagram.com/p/BH9b08xDhSb/
https://www.instagram.com/p/BH9bCU8DBig/
千石のミャンマー料理店「俵」。
名前だけでは何かわからないのでメニューの写真を見て、
いまの自分にしっくり来そうなものをよく考えて選ぶ。
バズンヒンとサムサチョウと生ビール。
バズンヒンはトマトと豆で海老を煮たスープで、
とろとろで酸味があってピリ辛。うまい。
サムサチョウは包み揚げコロッケ(カレー風味)という感じでビールに合う。
よく味わって、ゆっくりビールを飲んでいたら、
サービスでココナッツミルク寒天をいただいて完全に満足しました。
どれもうまかった。1680円でした。


https://www.instagram.com/p/BH05NtxDi1n/
作り置きしたものも食べ切らなくては。


ことろで、お店のマスターがいい人だと、店員さんもいい感じになり、
お客さんもいい人が集まるのだなと感じることが何度かありました。
料理のひと工夫も大事な要素だと思いました。
ひと工夫による差って、あまり大きなものではないこともあると思うのですが、
客はその微妙な差を感じたときに、店が自分のために時間をかけてくれている、
つまり、もてなしてくれていると感じるのではないでしょうか。
こういう小さなもてなしの積み重ねが、
店全体のトーンとして醸成されるのだろうと思いました。
飲食店にかぎらず、酒屋さんやパン屋さんや雑貨屋さんでも
同じようなことを感じました。自分も仕事をするときや、
人と接するときに、こういうことを意識したいなと思いました。


そんなことを思ったのも、この本を読んだからかもしれません。

明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045)

明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045)

8年前の本だけど古さを感じません。
真のユーザー本位、おもてなし、メディア・ニュートラルといった
いますでに当然のこととなっていることが予見されていて学ぶことが多い。
「スラムダンク1億冊感謝キャンペーン」というキャンペーンの
舞台裏が書かれていて、これが美しすぎて目に涙が浮かびました。
読者の大切な思い出を壊さないように、
作者の井上雄彦さんの感謝の気持ちを伝えるという、
下手をすればわざとらしくなったりしかねないデリケートなプロジェクト。
ユーザーのことを本気で考える。そうすればユーザーも応えてくれる、
こんな温かい交流ができるんだ、仕事で。と感動しました。

https://www.instagram.com/p/BH4_7r8DkG8/

駒込のあたりで食べたり飲んだりしている(和食亭・くまちゃん)

引っ越してすぐは毎日のように自炊をしていたのですが、
やはりというか、みなさんそうなるみたいで、
ぼくも自炊の回数は減って、いまは半々ぐらいです。
というのも、Amazonプライム会員になると、
Amazonビデオというサービスで映画とかドラマとか、
見れるようになるのですが、それで「孤独のグルメ」という
松重豊さん主演のグルメドラマを見はじめたらおもしろくて、
ハマってしまった結果、自分でも孤独のグルメみたいに、
うまい店を探して食べたいと、
外食したくなってしまったというのがあります。


孤独のグルメは、ちらっとテレビで見たことはあったのですが、
真剣に見たことはなくて、ただ食べるだけの番組だと思っていたのですが、
きちんと見たら、ドラマ性もあり笑いもあり、
情報がコンパクトにまとまっていて、よくできているなあと思いました。
主人公は食べログで高評価の有名店に行くのではなく、
大通りから一本外したところで、静かに、しっかり、
うまいものをこだわって出し続けているようなお店へ行って、
あれこれ独り言を心の中で言いながら食べ、
その台詞のひとつひとつがどれもおもしろい。
「空腹に振り回されるな」
「メニューに遊ばれている」
「落ち着け、おれは腹が減っているだけだ」
うまい店に行って、うまいものを食べるという目的のためだけに、
戦略的に思考をめぐらせ、オーダーを組み立て、店内を観察し、
自らを内観し心と腹の声に耳を傾け、
店と自分との抜き差しならない闘いを繰り広げている。
そういう点ではバトルものとも言えるのかもしれない。


あと、もうひとつ好きなのは(Amazonプライムではありませんが)、
吉田類さんの酒場放浪記も好きで、こちらはわりと見ていました。
酒場放浪記は、吉田類さんがいい感じの酒場へ行って飲むだけで、
ドラマではないのですが、臨場感がすごく、見ていると、
いますぐにでも家を出て赤提灯のある酒場の暖簾をくぐって、
ちょっと一杯やりたくなる魔術的な魅力のある番組です。
……と書いていたら、つい飲みたくなって、冷蔵庫から
出雲富士(純米吟醸・無濾過生原酒)を出してきて飲んでます。


まあ、そんなわけで、外で食べたりしています。
直近でよかったのは、JR駒込駅東口の和食亭という小料理屋さんで、
昼はランチをやっていて、品数の多さに驚きました。
メインを焼き魚か煮魚かで選んで、たらの煮付けを選んで、
冷奴、肉じゃが、きゅうりの漬物、なすの煮浸し、
ひじきの煮物、味噌汁、お刺身などなど、お盆に乗り切らず、
最終的に十品も出て、ちょっと笑ってしまって
「すごい出てくるんですね」と店の方に言ったら、
栄養バランスを考えて、野菜を多く取ってもらいたいから
そうしています!とのことで、味もひとつひとつ丁寧にできていて、
煮付けもやわらかくて、やさしくて感動したのでした。
その日、どうも朝から元気が出なかったのですが、
こうやってもてなしてもらえて、親切に声をかけてもらえて、
大切なことを学んだ気持ちになりました。よかった。


もうひとつは、同じく駒込なのですが、くまちゃんという居酒屋。
メニューが豊富で、お酒も田酒や獺祭を安めで飲めるのですが、
もっともおどろいたのは、刺身のうまさでした。
職場が目黒にあったときによく通っていた居酒屋よしと、
雰囲気がちょっと似ていて(くまちゃんはすごい繁盛していますが)、
実に落ち着く空間なのでした。


と、二つの店を書きましたが、
どちらも自分で探し当てたわけではなく(すみません)、
和食亭は孤独のグルメでやっていたのを見て、
くまちゃんは酒場放浪記でやっていたのを見ての訪問でした。
どちらもうまくて感動的だったのですが、
できれば自分の足で探し出して、
通える店を見つけたいものです。