ウルトラマンを見たり、トリエンナーレを見たりしました。

8月27日(日)

年に何度か同行させてもらっている子連れ散歩部でした。
元同僚のI君の子どもたちと、現同僚のK君とぶらぶら適当に歩くもので、
池袋サンシャインシティで開催中の
「ウルトラマンフェスティバル2017」を見に行きました。

今回のメンバーは、子どもたち含め、
最近のウルトラマン事情をだれも知りませんでした。
そもそもウルトラマンの世代ではなかったような気がします。
子どもたちは、ウルトラマンをこわがって一緒に写真をとることもできませんでした。
たしかにウルトラマンって、ちょっと不気味ですよね。とくに怪獣はほんとにこわい。
子どもたちはとてもかわいくて、一緒にいると発見もあり、心が洗われます。

ウルトラマンのあと、サンシャインシティ内の沖縄料理店で、
沖縄そばとかを食べながら、ゆっくり話したりしました。
店を出たところ、けん玉大会が大々的に開かれていて、
観客もたくさんいて、大画面で映されていました。
「文部科学大臣杯『全日本少年少女けん玉道選手権大会』」
これが、非常におもしろかったです。
結局、男女の優勝が決まるまで1時間は見ていたのではないでしょうか。
K君もI君も釘付けで、子どもたちは途中で飽きて、
ぼくらの足元で追いかけっこをしていました。

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もっとも白熱した決勝戦、関東ブロック代表の少年は見るからに天才肌で、
玉の軌道に無駄がなく、動作も最小限。まるで精密なからくり人形のように、
同じ動作を繰り返して、ぼくらの観戦中でミスをしたのはたった1度だけでした。
対する東海ブロック代表の少年は、足でリズムを取ったり、
ひとつひとつの動作がダイナミックで、エネルギーが溢れている感じでした。
どちらも一歩も譲らず、延長戦になり、最終的に時間競技になりました。
よーいスタートで二人同時に開始して、
複数の技をノーミスで連続で早くこなした方が勝ちというもの。
先に旗が上がったのは、天才肌の少年の方でした。
それまでからくり人形のように感情を見せてこなかった少年が見せた
ガッツポーズに感動しました。と、同時に負けてしまった少年も、
最後までよく頑張ってえらいと思い、泣きそうになりました、ぼくが。
少年たちは泣いていませんでした。クールです。

いやあ、いいもの見ましたね。と言い合って帰ってきました。
また遊んでください。


夜、湯遊入浴デー(百円で入れる日)なので銭湯へ行ってきました。
文京区の六つの銭湯が対象で、うちからもっとも近い「ふくの湯」は、
新しく清潔感がありデザインもよいのですが、お気に入りは「富士見湯」です。
大きくて水風呂があり一段と風情があります。
https://www.instagram.com/p/BYTSRutgjfA/



8月29日(火)

朝寝して、掃除して、横浜トリエンナーレを見に行きました。
電車に乗って、今月は2度目のみなとみらい。
鑑賞前に横浜美術館すぐ近くのレオーネ・マルチアーノというイタリア料理店でランチ。
前菜、パスタのボリュームがあって、うまくて大変よかったです。

トリエンナーレは、なんだかんだで毎回見ているように思うのですが、
回を追うごとに、少しずつ寂しくなっているような気がします。
https://www.instagram.com/p/BYXxGZNACxp/
世の中にすごいものがありすぎるからでしょうか。
だれもがテクノロジーや材料を使って何かを作ることができ、
よいものはネットで爆発的に広がって見ることができるし、
毎日、毎時間ごとに、天才的なだれかによって、
世界中ですごいものが産み出されつづけているからかもしれないと思いました。

アートにかぎらず、Webコンテンツとか、文章とか、写真とか、
なんでもそうで、みんなが競争相手みたいな状態になってくると、
どうなっちゃうんだろうと思いました。


赤レンガや黄金町へは行かずに、GUで安いシャツを二枚買いました。
野毛で飲んで帰ろうと思ったのですが、暑さからかふらふらしてきたので、
帰りました。帰り道、日暮里駅をでて谷中銀座の惣菜屋さんで焼き鳥を買って、
夕飯にしました。
https://www.instagram.com/p/BYYB3RPAAwN/
茄子は切込みを入れて、多めの油で両面を焼いて、
しょうゆ、みりん、白だしをまぜたものに漬けて冷やしたものです。
かつお節と、しょうがを少し付けて食べるのが好きです。
あと、このお皿も買いました。いいでしょう。

『幸福は日々の中に。』を観てきました。

8月25日(金)

『幸福は日々の中に。』という映画を観てきました。
友人のYUさんが渋谷でスペースを借りて自主上映をする
というのをFacebookで読んで、おもしろそうだと興味を持ちました。

「しょうぶ学園」という鹿児島にある知的障がい者施設を撮った
ドキュメンタリー映画で、いろんなことが頭に浮かんできました。
施設の中で障がい者の方は、彫刻したり、陶器を作ったり、木工したり、
糸を編んだり、紙を作ったり、それぞれやりたいことを自然に選んでやっていて、
そればかりやるので熟練して、ユニークな作品をたくさん作っていました。

また、障がいのためか、将来のこと(お金や仕事や病気のこと)を
考えたりして不安になることもなく、まさに今を生きているという感じで、
役割とか世間体とかも意識せず自由に見えて、それは理想的な生き方で、
ぼくらのいる健常者のコミュニティは窮屈に感じられ、普通とは何なのか
ということを考えさせられるな、というのが、
おそらくこの映画を観たときに出てきやすい感想だと思いました。
上映後に映画を観た人たちで感想を共有する時間があって、
そういう感想もありましたし、ぼくもそういう感想が浮かんだのですが、
より興味があったのは施設の運営みたいなところでした。

作品をどうやって作品として成立させているのか、どうやって売っているのかとか、
そのあたりは映画にはあまりなかったのですが、しょうぶ学園の園長さんや、
施設のスタッフの方たちが、うまくかたちにしているようでした。
しょうぶ学園の人たちによる「otto & Orabu」という音楽グループの演奏を見ると、
音楽の骨格になるところは、スタッフの方がきちんと押さえていて、
その上で障がい者の方が独特なパフォーマンスをすることで、
ハチャメチャなのに空中分解しない、お互いのよいところが高度に融合した、
不思議で感動的な音楽になっていて、なるほどなあと思いました。

紙を漉くひとは紙を漉くことだけ考えてやって、
糸を編む人は糸を編んで、編み終えて飽きたら捨てちゃうらしいので、
スタッフの人が考えて、紙を絵を描く人のところに持っていくと、
すぐに絵を描き始めたり、糸をミシンを使うひとに渡すと服に縫い付けたり、
特技やキャラクターに合わせたコーディネートが見事であることと、
出来上がった作品を「しょうぶ学園」のブランドで販売する能力がすごいと思いました。



あと、唐突ですが、中原中也の『芸術論覚書』を思い出しました。
芸術と生活の関係について。

一、芸術を衰退させるものは、固定観念である。いってみれば、人が皆、芸術家にならなかったということは、たいがいの人は何等かの固定観念を生の当初に持ったからである。固定観念が、条件反射的にあるうちはまだよいが、無条件反射とまでなると芸術は枯渇する。

 芸術家にとって世界は、すなわち彼の世界意識は、善いものでも悪いものでも、その他いかなるモディフィケーションをも許容できるものではない。彼にとって、「手」とは「手」であり、「顔」とは「顔」であり、A=Aであるだけの世界の中に、彼の想像力は活動しているのである。したがって、「面白い故に面白い」ことだけが芸術家に芸術の素材を提供する。あたかも、「これは為になる、故に大切である」ことが、生活家に生活の素材を提供するように。

一、しかも、生活だけするということはできるが、芸術だけするということは芸術家も人間である限りできない。こうして、そこに、紛糾は、およそかつて誰も思ってみなかったほど発生しているのであるが、そのことを文献はほとんど語っていないというのも過言ではない。こうしてここでは「多勢に無勢」という法則だけが支配し、芸術はいつもたしなめられるが、しかも生活側が芸術をたしなめようとすることこそ、人類が芸術的要求を持っているということであり、芸術的要求の生活側での変態的現象である、と言える。何故ならば、無勢であるために多勢にとって覗き見ることがむずかしいものをたしなめることは、また、芸術側が面白い故に面白いものだけを関心するのに相似し平行している。

「生活だけするということはできるが、
芸術だけするということは芸術家も人間である限りできない」
というのをできるようにしてしまうこと。
「しょうぶ学園」はこういうところをやっているのだと思いました。


イベント後に、YUさんと今回のイベントのスタッフの方と、
この映画のプロデューサー相澤さんと飲みながらお話できたのですが、
相澤さんのお話が大変インパクトがありました。
映画プロデューザーが本職というわけではなく、
相澤さんの「みんなに無事に生きていてほしい」という願いが中心にあって、
そのために建築家や編集者として様々な活動をしてらっしゃるとのことでした。
最近は九州北部豪雨災害の支援に奔走されたり、
「震災リゲイン」というNPO法人の代表として活動されたり、
活動のすごさもですが、エネルギーのすごさにも圧倒され、
自分が恥ずかしくなりました。
29r.jp


「しょうぶ学園」の話も、相澤さんのお話もですが、
特性、やりたいこと、願い、思想、愛、環境、プロデュースといったキーワードで、
多種多様な人々が補完し合って、力を発揮して、
実現できないと思われていたことを実現したり、
解決できないと思われていた課題を解決したり、
そういうことなんだなと思いました。


話はやや逸れますが、いま『9プリンシプルズ』という本を読んでいて、
「権威より創発」「プッシュよりプル」「地図よりコンパス」という概念
(まだ3章までしか読んでいないから3つだけですが)、
それのことだ、まさにそういうことなんだと思いました。

とてもありがたい夜でした。ありがとうございます。

9プリンシプルズ:加速する未来で勝ち残るために

9プリンシプルズ:加速する未来で勝ち残るために

カレーのようなものばかり食べたり、目が疲れている。

8月23日(水)

目がどうも疲れます。長く開けていられない感じで、
閉じるしかなく、閉じると眠るしかなくなります。
つまり、眠いのだと思います。


おとといの夜に、何ヶ月も使わずに置いていた
クリームシチューのルーがあったので、そろそろ使い切ろうと、
クリームシチューを作ったのですが、水を多く入れすぎたのか、
牛乳まで入れてほぼ完成していたのですが、
味が薄かったため、同じように余っていたカレールーを入れたところ、
中途半端なカレーになりました。そしてこれが大量にできたため、
おとといの夜、昨日の朝・昼・夜、今日の朝まで食べつづけることになりました。
まずくはないのですが、ルーってもたれますね。


夜、7人倶楽部の会合。
7人倶楽部とはヤマグチケンスケさんが企画した秘密の倶楽部。
下の動画を見ると、なんとなくわかると思います。

7人倶楽部のご紹介
秘密倶楽部なので詳しくはあれですが、
ぼくもついに10回勝ち残っての殿堂入りです。
ありがとうございます。


会の前に、早く着きすぎたので、場所は新橋だったのですが、
ニュー新橋ビルの地下にある「破天荒」という立ち飲み屋で飲みました。
生ビール中300円。ほねせんべい、カリカリチーズ焼き、
う巻(うなぎが少し入った玉子焼き)で、1100円。
途中、七人倶楽部のHさんとお話ししたりして、
よかったです。お店もよかったです。

妹の結婚式でした

妹の結婚式でした。横浜のインターコンチネンタルです。
台風の影響が心配だったのですが、見事に晴れました。
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いいカメラを持っているという理由からか、
ぼくがカメラマンをやることになって、
ずっと写真を撮っていました。350枚もありました。
カメラはたしかにいいカメラなのですが、腕は全然で、逆光になっていたり、
そもそもカメラの操作の仕方がわからなくて、不安でしたが、
一応役割を果たすことができたので、ホッとしました。

新郎も新婦も、まじめで優しい性格なので、相性が合うのだろうなと思いました。
穏やかで、とてもよい夫婦だと思いました。末永く幸せでいてほしいです。

お蕎麦を食べたりしました

7月23日(日)

まいこもりすさんが監督の駅伝チーム、
「金也師匠ランニングクラブ」の方々とご飯を食べる会にいきました
(駅伝には3回ぐらい参加して、短い区間5kmを走ったりしていました)。
クラブメンバーのYさんのお宅で、
素人そば打ち初段の三遊亭金也師匠が打った蕎麦をみんなでいただきました。
その辺のお蕎麦屋さんよりおいしくて感動しました。

とてもお久しぶりの方もみなさんお元気で、
相変わらず明るくて、楽しかったです。

https://www.instagram.com/p/BW5PRuOgaSq/

ずっと食べて、飲んで、横になって、食べて、飲んでして、
やや具合が変になりました。
子どもたちがみんなかわいかったです。
それと、おうちが広くていいなあと思いました。