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罰ゲーム

今年の罰ゲームは?

「今年の罰ゲームは何にする?」
リアル桃鉄本番の数週間前のこと。
リアル桃鉄のミーティングで、この話題が出たとき、
僕はずっと黙っていました。


昨年、
「デーモンメイクはどうですか?」
と発言して、結局、自分がする羽目になったからです。



リアル桃鉄2007での罰ゲームの様子)


その時、気付いたんです。
「『罰ゲーム』は提案した者に降りかかってくる」
ということにです。


僕が沈黙を守る中、話は進み、
いつしか、ちゅうかさんか、雛っちさんが、
「大阪といえば『くいだおれ』だよね」
と言い出し、
「じゃあ、くいだおれ太郎のコスプレで、家まで帰るってのはどう?」
という展開になりました
(あんたたち、どうかしてるよ!)。


「『罰ゲーム』は提案した者に降りかかってくる」
そうとも知らずに、楽しそうなことだと、
笑いながら眺めていました。




でも結局、僕がやることになりました。





あらかじめ断っておくと、

「しーなさん、本当はこういうことやりたいんじゃないの?」
と聞かれることがあります。
僕が罰ゲームを望んで受けて、
実は「おいしい」と思っているのでは、ということです。
それに対しては、




「そんなはずあるかい!!」




と、声を大にして言いたい。
まあ、見てください。望んで受けるようなものではない
ということが、すぐに分かると思います。



くいだおれ

罰ゲームは、「くいだおれ」の店の前から、
スタートすることになりました。
くいだおれ太郎に変身して、くいだおれの前に立ち、
そこから、帰宅を開始するという流れです。


なんばから歩いて、くいだおれへ向かう。
このときは、まだ私服です。



こんな人込みの中でやっちゃって、大丈夫なのだろうか。
額や、わきの下から、冷や汗がたらたら流れる。
罰ゲームを与える側のイッセイ氏、ちゅうかさん、雛っちさんも、
事の重大さに、若干緊張気味の様子。
ちなみに、よしこさんは用事があって、この日は来ていません。
恥ずかしい姿を見られなくてよかった。


くいだおれの前へ立つと、くいだおれ太郎の姿はなく、
シャッターが下りて、閉店を知らせる看板と、

「わて、旅に出まんねん」という看板がありました。


そうか、くいだおれ太郎は、旅に出ているのか。



変身

くいだおれ近くの、がらんとしたビルに入り、
人通りがほとんどないので、そこで着替えました。


ここからは、あまり記憶がありません。写真でどうぞ。













とりあえず、立ってみた。
なんだなんだという感じで、人々が遠巻きに僕を取り囲む。
「なにかするんじゃないか」
という期待の視線をたくさん受けるが、
別に一発ギャグとか持ち合わせていないので、棒立ち。
携帯で写真を撮られたりしている。




ひと通り撮影を終え、焼き鳥屋に入る。
店のお兄さんに
「素晴らしいですね!!太郎が帰ってきたと思いました!」
と言われる。



何を話しても説得力ゼロ!


「一緒に写真撮ってもらっていいですか?」
と親子連れの方に聞かれ、
「あ、はい。どうぞ」
と引き受ける。
「ずっと、この格好で行脚されているのですか?」
んなこたあない。


軽く飲んでから、なんばから新大阪まで移動。
もちろん、くいだおれ太郎の姿のまま。



切符を買って、

ホームまで歩き、

電車を待つ。


日常が、この衣装を着るだけで、異次元。


「あ!太郎や!」
「太郎や!」
「太郎や!太郎が帰ってきた!」


と、反応もなかなか。
外国人のおじさんが、僕を撮ろうと真剣になって、
自転車にひかれそうになる。気をつけて!



イッセイ氏、車内では決して目を合わせようとしない。


そして、新幹線が到着。プフォーーン!


そして乗り込む。




中原中也の詩の中に出てくるピエロって、
こんな感じだったのではと思う。

私の頭の中には、いつの頃からか、
薄命さうなピエロがひとり棲んでゐて、
それは、紗(しや)の服かなんかを着込んで、
そして、月光を浴びてゐるのでした。


ともすると、弱々しげな手付をして、
しきりと 手真似をするのでしたが、
その意味が、つひぞ通じたためしはなく、
あわれげな 思ひをさせるばつかりでした。


手真似につれては、唇も動かしてゐるのでしたが、
古い影絵でも見てゐるやう――
音はちつともしないのですし、
何を云つてるのかは 分りませんでした。


しろじろと身に月光を浴び、
あやしくもあかるい霧の中で、
かすかな姿態をゆるやかに動かしながら、
眼付ばかりはどこまでも、やさしさうなのでした。


中原中也 『幻影』(「在りし日の歌」より)




大阪、グッドバイ!!

リアル桃鉄@関西(はじめに)

いまや日本各地で行われ、
競技人口が増加中の「リアル桃鉄」。
このたび、第4回を開催しましたので、レポートを書きます。
その前に、


「リアル桃鉄って何?」


という方は、イガラシイッセイ氏がルール等をまとめているので、
そちらをご覧下さい。



今年は何が違うのか

今年のリアル桃鉄が、これまでのリアル桃鉄と違う点。
それは、舞台を「関西(大阪スタート)」にしたことです。
範囲は「JR京阪神路線図(PDF)」内の駅。


そして、リアル桃鉄を朝から大阪でスタートするとなると、
やはりゲーム前日には、「大阪」にいないといけません。
ということで、


8/29(金):東京→大阪 + 前夜祭
8/30(土):リアル桃鉄本番 + 後夜祭
8/31(日):大阪→東京

という、新幹線移動+2泊3日という、
バカ企画にしては、かなりの労力と出費を伴う、
大掛かりなイベントになったわけなのです。
ちなみに、29日の前夜祭については、こちらにまとめてあります。
リアル桃鉄@関西(前夜祭)



プレイヤー

もうひとつ前回と違う点は、プレイヤーです。
大阪から、よしこさんが参加してくれました。


よしこさんは、若くてかわいい女子で、
僕のページを10代前半の多感な少女時代から、
なんと10年間も読み続けてくれている、
ご本人も認める「しーなねこ育ち」の女子なのです。
うれしいじゃないですか(ちょっと心配ですけど)。


で、あれです。よしこさん新規参加というのは、
大変よろこばしいことなのですが、問題はチーム編成なのです。
今回のリアル桃鉄、参加チームは3つなのですが、
見てください!


1.ちゅうか&雛っちペア(第3回優勝チーム)
2.イッセイ&よしこペア
3.しーなねこ

ちょ、よしこさん、




「僕とペアじゃないんかい!」




ということなのです。そう、よしこさんは、
よりによって、僕の宿敵であるイッセイ氏と
ペアになってしまったのです。僕らの10年って、一体。


どういう経緯で、イッセイ&よしこペアが誕生したのか。
mixiの「リアル桃鉄@関西」コミュニティに記録がありました。
僕が飲んで酔っている間に、話が進んでいたのです。
以下、やりとりの抜粋です。



イッセイ氏:
「あまのっち(前回のイッセイ氏の相方)も関西行きを拒否…
今回はひとり………よしこさんとペアを組むのは…だめ?」


ちゅうかさん:
「よしこさん&イッセイくんペアって、むしろいいかも。
わたしは賛成です。しーなくん…すねちゃったりしないかしら(笑)」


雛っちさん:
「イッセイ&よしこぺアいいんじゃん。
しーなくんはドSだから、だれかとペア組むのは難しいんじゃない」


よしこさん:
「おぉ、イッセイさんとチームなのですね。
最悪家族を引っ張り込もうとしてたので助かります」


なんだか僕のことが、拗ねやすくて、ドSで、
ペアを組めるような協調性のない変人として扱われていますが、
決してそんなことはなくて、重要なことは、
よっちゃん(よしこさん)を、イッセイ氏に取られたことです。



ということで、

今回の、リアル桃鉄@関西における、
僕の目標が決まりました。
「イッセイ氏&よしこさん」チームをターゲットとし、
窮地に立たせ、イッセイ氏の不甲斐なさを演出し、
僕は圧倒的な強さで優勝し、よしこさんに、




「やっぱ、しーなさんとがよかった」




と思わせること。ただ、それだけです。
見ておれ、イガラシイッセイ!
かっこわるい貧乏神Tシャツを着せて、
はずかしーことにしてくれるわ!ははははは。
(完全に「拗ねやすくて、ドSで、
ペアを組めるような協調性のない変人」になっている気がする)



おお、忘れるところでした。

ゲームマスターがいました。ゲームマスターとは、
目的地の決定や、ゲームバランスを調整したりする、
とても重要な役割を果たす人なのですが、
前回に引き続き、たまさんにお願いしました。


当初、たまさんも大阪へ行くかもしれなかったのですが、
ゲームマスターは、ずっとPCに向かって、
チームの報告を受けたり、業務連絡をするので、
大阪に行ってもずっとホテル、または、
ネットカフェにいることになるので、
東京の自宅からやることになりました。

リアル桃鉄@関西(その1)

6:30 ホテルの前


ホテルを出ると、霧のような雨が降っていました。
傘をさすほどではなくて、よかった。


朝食は、「カツ丼」をがっつり食べました。
ゲーム中は「ランチカード」が出るまで食事してはいけないので、
たくさん食べておく必要があるのです。



「勝つ」という気持ちを込めて、カツ丼。
ゲーム開始は7:00です。



7:00 新大阪


スタート地点の新大阪駅まで歩いて、
ゲームマスターからの、ゲーム開始の合図を待っていると、


「なんでここにいるの!?」


という声。ちゅうか&雛っちペアでした。
「ここにいちゃわるいのか」
と思ったのですが、そういえば、
各チームのスタート地点は、


ちゅうか&雛ペア: 新大阪
イッセイ&よしこペア: 天王寺
しーなねこ: 京都

と、前日決まっていたのです。だから、
京都にいるはずの僕が、なんで新大阪にいるのよということです。
理由は、昨晩の前夜祭で気分よく飲み過ぎて、
京都まで行けなくなってしまったので、
スタート地点を「新大阪」に変更したためです、僕の中で。


怒られるかと思いましたが、怒られなくてホッとしました。


それより、ゲーム開始の7:00を過ぎても、
ゲームマスターからの連絡がまったくありません。
不審に思ったちゅうかさんがメールをすると、
なんと、ゲームマスターの、たまさんは




まだ寝てました。





7:10 幕開け


ずるずると幕を開けたリアル桃鉄@関西。
最初の目的地は「大久保」に決まりました。


「大久保ってどこだ」


関西のJRの駅に馴染みがないので、
路線図からひとつひとつ目で探していきます。
そんなことをしているうちに、
ちゅうか&雛っちペアは、小走りでどこかへ行ってしまいました。
途中まで後をつけたのですが、巻かれました。


駅員さんに「大久保」を聞いたら、すぐに教えてくれました。
新快速というのに乗ると、かなり速いそうです。
サイコロを振る。



幸先のよいスタートです。
他のチームは、もう動き出しているかもしれない。
急がねば。



8:25 明石(大久保まであと2駅)


一気に「大久保」まであと2駅の「明石」に来ることができました。
こんなに順調に進んでいいのだろうか。
駅に着いたら、イベントカードを引く
(イベントをこなすまで、移動できないのです)。


「詣でカード」
(駅付近の神社・寺にお参りする)


駅の周辺地図を見ると、お寺がいっぱいのスポットを発見。



小走りで、お寺に向かう。急げー!



日蓮宗の「本立寺」というお寺に入る。



詣で中の様子。ちなみに写真は、
三脚を立てて、セルフタイマーで撮影しています。
これが単独のさみしさ。


賽銭箱に硬貨を投げ入れ、目を閉じて、手を合わせたときでした。
「はっ!もしや!」
と、ある情景が、突然頭に浮かびました。


その情景とは、イッセイ&よしこペアが、
ふたりで力を合わせてイベントをして、写真を撮って、
イチャイチャしながら、リアル桃鉄を楽しんでいるものでした。
(※これは完全に僕の妄想で、現実はどうなってるか知りません)。
きっと、そういうことになっているに違いない。
ぬー。リアル桃鉄は過酷で硬派なスポーツ。
これでは、イッセイ&よしこさんの、




「関西☆電車デートじゃないか!!」




うらやましい!
じゃなかった、なげかわしい!
合わせた手が小刻みに震え、俄然、祈りに力が入る。
南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、どうか私に力を。



徹底的に祈って、

雨とも涙ともつかぬもので顔を濡らしながら、
寺から明石駅まで走っていると、たまさんからのメールを受信。


「いま、どこっすか?」


というので、
明石で「詣でカード」を完了したことを伝えると、


「はえー、もーついちゃうじゃん。
 あんた多分トップっすよ」


どうやら、現時点では、僕がもっとも目的地に近いようです。
急にテンションが上がってきました。
ははははは、このままイッセイ氏に貧乏神Tシャツを着せて、
よっちゃんとの関係を険悪なものにしてやる。



9:15 明石


明石駅に戻って、サイコロを振ろうとしたときでした。
たまさんからメール。なんと、
イッセイ&よしこペアが目的地に着いた
という連絡でした。
何だったのだ、さっきのメールは!
「多分トップっすよ」なんていうから、無駄に浮かれてしまったではないか。


まあいい。ゲームはまだ始まったばかりですし、
目的地まで、あと2駅のところまで来ていたので、
「貧乏神Tシャツ(下の写真)」を着させられることはないでしょう。



朝から、しかも、知らない土地で、
こんなものを着させられたら、ほんと最悪ですよ。












最悪の事態になりました。


恐ろしいことに、リアル桃鉄界の「PUFFY」こと、
ちゅうか&雛っちペアが、目的地の1駅前の
「魚住」まで迫っていたのです。
従って、もっとも目的地から遠いのは、しーなねこ。
1駅の差で、貧乏神Tシャツ、プットオンときたもんだ。


何がわるかったんだろう。
うちが浄土真宗なのに、日蓮宗のお寺で祈ってしまったことか?
ひとの関西デートを、険悪なものにしようとしたからか?
罰が当たったのか?もう何が何だか、わかりません。


得点(運賃から計算する)は、次のようになりました。


イッセイ&よしこペア(ゴール): +100円
ちゅうか&雛っちペア(魚住): −180円
しーなねこ(明石): −190円


2位とは、わずか10円の差。
これなら、まだ全然巻き返し可能です。


しかし、このTシャツの恥ずかしさと屈辱、


プライスレス。


リアル桃鉄@関西(その6)

19:00 後夜祭


「かく圧」というお店で、ビールを飲みながら、
お好み焼きや、牛筋の煮込みや、焼きそばを食べました。
うまい!


全員、何かをやり遂げたという感じで、
何ともいえない充実感がありました。
ゲーム中に、こんなことがあったという報告などをし合って、
後夜祭は、盛り上がりました。


その後、猛烈に眠くなった、ちゅうかさんさんはホテルに戻って、
イッセイ氏、よしこさん、雛っちさんと、
「新大阪」の居酒屋で飲みました。




やけになって、貧乏神Tシャツを着て来てやりました。




いろいろお話できて楽しかったです。
よしこさんに、
「リアル桃鉄の僕のレポート、
 かなりいじけた感じで書くと思いますけど、
 気にしないでください」
と言うと、
「昔から読んでますから、分かってます」
と答えてくれました。さすがです。
もう、その言葉を頂けただけで、満足です。はい。


よしこさんを地下鉄まで送って、ホテルに戻りました。


ベッドに入ると、
こんなに辛かったけど楽しかったの、いつ以来だろうと思いながら、
あっという間に眠りに落ちました。
ああ、




罰ゲームさえなければな!!

リアル桃鉄@関西(その5)

タイムロスを取り戻せ

USJのある「ユニバーサルシティ」へ急ぐ車内、
「リアル桃鉄特設ブログ」で、現在の状況を確認する。
おごと温泉」から「京都」まで、わるい夢を見ていたような気分です。


僕が、Tさんとウロウロしている間に、
イッセイ&よしこペアと、ちゅうか&雛っちペアが鉢合わせして、
貧乏神が、イッセイ&よしこペアに移動したと書いてありました。
おお、それはそれはと写真を見ると、



イッセイ氏

よしこさん



ふたり。




ペアルックかーーーい!!




悲壮感の欠片も伝わってこないどころか、
関西デートに、「ペアルック」という花を添えてしまったというか、
より一層、連帯感が増すイベントになってるじゃないか。


しかも、京都からUSJまでは、
2チーム合同(4人)で、にぎやかに移動しているらしいじゃん。
もーやだ、あたしゃ、もーーやだよ!




さらに、畳み掛けるような投稿。



タイトル:「どうしようパート2」
投稿者:ちゅうかさん

イッセイさんとよしこさん、なんかいい感じ??


やっぱり吊り橋効果…かな☆

毎回、リアル桃鉄やって、心が折れてるけど、
今回ばかりは、もう完全にイッたよ。
もう、いますぐにでも横になりたい。



16:15 ユニバーサルシティ栗東まであと27駅)


やっと着いた。でも、あと1時間しかない。
できるだけ目的地に近づいておかないと、
現在トップでも、逆転される可能性があるのです。


小走りで、店に駆け込む。



ゲームマスターの、たまさんにお土産を買う。




サイコロは、




16:45 大阪(栗東まであと22駅)

カードは、

「俳人カード」
(駅について一句詠む)


それでは、詠ませて頂きます。










講評:
大阪での、しーなねこの悲しみと怒りが、
見事に表現されています。季語は「リアル桃鉄(夏)」。





最後まで諦めてはいけない。



17:00 新大阪(ゲーム終了!)


ゲーム終了です。
「なんとか逃げ切れますように!」と祈る。
今年の罰ゲームはシャレにならんのです。


たまさんより、最終結果が発表されました。


イッセイ&よしこペア(ゴール): -220円
ちゅうか&雛っちペア(瀬田): -890円
しーなねこ(新大阪): -1300円


負けたーーーーー!


最下位なので、罰ゲームが僕に確定。
ショックです。いろんな意味でショックです。



このあと

「大阪」から1駅の「福島」で、
お好み焼きを食べて後夜祭をすることになりました。


僕以外のメンバーは、「草津」から
4人で同じ電車で戻ってくることになりました。
最後まで、1対4の構図。


僕は偶然にも、宿泊先のホテルがある「新大阪」だったので、
いったんホテルに戻って、泣きながら熱いシャワーを浴びました。

リアル桃鉄@関西(その4)

12:30 まだ蓬莱

イッセイ&よしこペアが「宴カード」という、
酒を飲むまで移動できないカードを出したので、
アルコールを探すことにしました。
しかし、ホームには僕しかいませんし、
周辺に店らしきものは1軒もありませんでした。



改札の駅員さんに、
「この辺にお店はありますか?」
と聞いたら、
「蓬莱には何もないよ」
と断言されました。えええええ。


自販機くらいあるのではと、駅を出てみましたが、
本当に何もありませんでした。
諦めかけたときでした、地元密着型の食事処を発見。



中に入って、ビールだけを注文しました。
隣のおじさんは、蕎麦食べてました。いいなあ。



瓶ビール1本飲み干して、とりあえず、宴(?)は完了。



13:20 酔っぱらってしまった。


当然と言えば、当然ですが、空腹の状態で、
500mlもビールを飲めば、酔います。
電車は1時間に3本。


サイコロは、




13:40 堅田(USJまであと14駅)


本日2回目の「堅田」。
カードは、

「牛歩カード」
(1進む)

13:45 おごと温泉(USJまであと13駅)


今思うと、僕は、ここで明らかに判断を誤りました。


「堅田」から快速に乗れば、1駅で「比叡山坂本」に行けたのに、
おごと温泉」の「温泉」という文字に惹かれて、
鈍行に乗ってしまったのです。
そしてさらに、ここ「おごと温泉」で、
とんでもないことに巻き込まれてしまったのです。


「堅田」から乗ってきた、
Tさんという男性(僕より年下)が、話しかけてきたのです。
そして、話しているうちに、
「おもしろそうなことしてるな」
ということになり、




「暇だからついてくわ」




ということになったのです。
ビールを飲んで、気が大きくなってたのか、
ずっと話し相手がいなくてさみしかったからか、
「どうぞ」と言ってしまいました。
おごと温泉」で出たカードは、

「ランチカード」
(食事をしてもよい)


だったので、食事して温泉に入れると思って、
近くの温泉まで歩いていくことにしました。
もちろんTさんも一緒に。


Tさんは、おごと周辺のキャバクラについて話し、
東京のキャバクラについて聞いてきたり(知らないよ!)、
ドラゴンボールやキョンシーの登場人物について、
熱く語り続けていました。


予想以上に時間がかかり、30分ほど歩いて、
温泉施設に着いたので、
「じゃ、ちょっと入ってきます」
と、中に入ろうとしたら、
「おれはさっき、風呂に入ってきたからいい。
 それより、さっきの中古ビデオの店行こう!」
と言い出しました。
「ここまで来たのに入らないんですか!?
 じゃあ、お昼だけでも食べませんか」
と提案したら、
「昼もさっき食べてきたからいい。
 それより、さっきの中古ビデオの店行こう!」
と強引に、中古ビデオの店に行かされることになりました。


中古ビデオ店で「これはパソコンで動くの?」みたいな
質問をされて、30分ほどTさんの商品購入に
アドバイスをしたのち、ようやく
おごと温泉」駅に戻ることができました。もうへとへとです。


時計を見ると、合計1時間半を、何もせず無駄にしてしまった。
もーダメだ!!この人に付いて回られると、
時間がなくなって、負けてしまう。
そう思ったとき、雷に打たれたような衝撃と共に、
すべてが、ハッキリ分かったのです。
そう、Tさんこそは、






「リアル貧乏神」だったのです!






いろんな妨害工作で、プレイヤーを散々な目に遭わせて、
進行を遅らせる。Tさんにはわるいですが、
リアル貧乏神としか思えません。
なんでトップの僕に付くのさ!



とりあえず、サイコロを振る。Tさんに、
「1は勘弁してくれよー!」
と言われる。あんた関係ないでしょ!




15:14 京都駅(USJまであと7駅)



「あ!!友達との待合せに遅れてしまうので、
 すみません、ここで失礼します!!」




ここ数年で、もっとも迫真の演技をしました。
僕もやれば、こういうことができるのだ。
そして、逃げるようにして大阪行きの電車に乗り込みました。


衝撃的でした。
そして、もうひとつゲームマスターから衝撃の事実が。
「USJサミットカード」でUSJまで行くときには、
サイコロを振らなくてよいという事実。


いちいち振ってたじゃないか。




ほげーー!!

リアル桃鉄@関西(その3)

11:25 新大阪(蓬莱まであと9駅)


本日、2回目の「新大阪」。
カードを引く。

「スペシャルカード」
(1から6までの好きな数だけ進める)


もちろん6進むことに。


「京都」の次の「山科」から、
琵琶湖の西岸を走る、湖西線に乗り換えるのですが、
今乗っている電車の、前寄り4両までが湖西線になるので、
5両以降に乗ってる人は気を付けてくださいね、
というアナウンスがありました。


それを聞いたおばさんが、急にキョロキョロして慌て始めました。
どうやら、自分の乗っている車両が、
前寄り4両に入っているのか、心配になった様子です。
おばさんが振り返って、僕と目が合ったので、


「あ、これは聞いてくるな」


と思ったら、僕のTシャツに


「貧乏神」


と書かれていることを発見するなり、
すぐに目を逸らして、僕の隣に立っていた男に、
「この車両、湖西線になるのかしら?」
という質問をしていました。


人を外見だけで判断してはいけない。



12:06 堅田(蓬莱まであと3駅)


「かたた」と読むのですね。


お昼の12時を回って、ゲーム開始から約5時間が経過。
夕方の5時がゲーム終了なので、後半に入ったところになります。


他のメンバーはどの辺りにいるのだろうと、
特設ブログを見ると、


ちゅうか&雛っちペア: 高槻
イッセイ&よしこペア: 京都


となっていました。なんだ、まだまだじゃないか。
それにしても、イッセイ&よしこペアは「京都」か。
いいなあ。「舞妓カード」が出て、一緒に舞妓さんを探してるんだって。




観光か!




「はっ!もしや!」
あれだ、心理学に「吊橋効果」というのがあるのだ。


ジェットコースターや観覧車など危険を共に体験すると、
連帯感や恋愛感情が生まれるという効果。


よっちゃんに、リアル桃鉄初参加のドキドキと、
一緒にミッションを達成していく連帯感といった、
「吊橋効果」的なあれが発動して、
イッセイ氏に好意を抱くようになったらどうしよう。


京都駅で、横断歩道の信号が点滅して、
「急ごう!」と手を引いて駆け出している様子が、僕には見える!
サイコロを拾おうとした手と手が、偶然触れ合って、
「あっ」なんて、頬を赤らめているに違いない!キー!!
(※これは完全に僕の妄想で、現実はどうなってるか知りません)。


落ち着け、僕。


カードは、

「急行カード」
(サイコロを2個振れる)


残り3駅。3が出たらゴール。



キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!


次、ゴールです。



12:20 蓬莱(ゴール)


到着です!しーなねこ、「蓬莱」に到着です!
全然うれしそうに見えませんけど、それはシャツのせいです。
さっそく、ゲームマスターのたまさんに連絡。
得点は次のようになりました。

しーなねこ(ゴール): -190円
イッセイ&よしこペア(唐崎): -220円
ちゅうか&雛っちペア(京都): -750円


移動量が大きかったので、一気にトップに躍り出ました。
ははははは。そして、貧乏神は、
ちゅうか&雛っちペアに決定。
イッセイ氏にダメージを与えられなかったのがあれですが、
ちゅうか&雛っちペアは、僕の孤独を刺激する、
心理的な攻撃を、メールで繰り返し仕掛けて来ていたので、
貧乏神でテンションダウンするがいいさ。


さっそく、着替える。





次の目的地は栗東に決定。


路線図から「栗東」を探していると、
たまさんからメールが。


イッセイさんが「宴カード」を引きました。
酒的なものをみなさん摂取してください。
すきっぱらかもしれないのでおきをつけあれ!!

酒を飲まないといけないことに。
僕は酒よりご飯が食べたいですよ。
それはそうとして、僕もカードを引かないといけないのでした。

「USJサミットカード」
(全チーム「ユニバーサルシティ駅」に移動してお土産を買う)


とんでもないカードを引いてしまいました。
全員が、酒を飲んでから、USJへ行くことに!
意味が分からん。

リアル桃鉄@関西(その2)

次の目的地は、

「蓬莱」に決まりました。


それにしても、「貧乏神」と大書されたTシャツは、
やはり人の目を引きます。正面から人が歩いてくると、
まず僕の胸を見て「貧乏神」の3文字を確認し、
その後、僕の顔を見て、道を開けてくれます。


朝から湿度が高く、頭髪は爆発したようになってますし、
汗でメガネがずり落ちてくるしで、
僕がトイレから出てきたときに、目が合った女子なんかは、
あからさまに「ギョッ」としていました。


早く移動したい。
駅員さんに「蓬莱」の場所を聞いたら、
乗り継ぎまで、やけに優しく教えてくれました。


サイコロを振る。




9:45 神戸(蓬莱まであと14駅)


今回から加わった新ルールで、
「貧乏神専用カード」というのがあるのです。
これは、貧乏神が憑いているときは、
「特急カード」等の有利なカードが出やすくして、
逆転可能性を高め、ゲームテンポをよくしようという試みなのです。
「よかったあ、こういうセーフティーネットがあって」
と、カードを引く。

「格差社会カード」
(1位のチームのサイコロの目が倍になるか、
自分のサイコロが1になるかを選ぶ)


忘れてました。貧乏神専用カードには、
有利なカードが多い反面、傷口に塩を塗るような、
さらに泥沼になるカードも含まれているのでした。
安全網がビリビリと音を立てて破れるのが聞こえました。


イッセイ氏に、これ以上、塩を送るくらいなら、
自分の傷口に塗るわ!と、「1」進むことを選択。



9:53 元町(蓬莱まであと13駅)


カードは、

「コーミングカード」
(駅の周りのゴミを10個拾う)


次々と襲い掛かってくる苦難。
さっきだって、ホームの端のベンチに座っていたら、
先頭車両がホームの中ほどまでしかこなくて、走るはめになった。


さあ、気を取り直して、ゴミを拾いに行こう。
そこら辺に落ちているだろう。
改札を出ると、



清掃員のおっちゃんが、




片っ端からゴミ掃除してました。




「ここはダメか」と、駅の裏手に回ると、
別のおっちゃんが、2人で清掃中でした。
「元町」の美化は、急ピッチで進んでいました。


なんとか、花壇の下に落ち葉があるのを見つけ、
それを拾うことに。



(動画にするほどでもなかった。)


雨に濡れて、落ち葉が道路に張り付いているので、
1枚1枚剥がすようにして拾う。さみしい。非常にさみしい。
もちろん、相方がいないので、三脚を立てての撮影。


サイコロは、




10:45 キーッとなる。

「元町」から5駅先の「新大阪」までの移動中。
さみしい僕を追い詰める出来事がありました。
「リアル桃鉄特設ブログ」への投稿です。

タイトル:「コラボ」
投稿者:ちゅうかさん
西明石から三ノ宮までの移動が、
偶然イッセイ&よしこペアと重なったので、
役に立たない(?)プチ情報などを聞きながら、
にぎやかな移動となりました。


貧乏神でないチームならではの平和な遭遇でした!

(左から、よっちゃん、イッセイ氏、雛っちさん、ちゅうかさん)


こちとら、貧乏神Tシャツを着て、
清掃員のおっちゃんと、ゴミ争奪戦を繰り広げ、
濡れた落ち葉を、道路から剥がして、孤独と戦っているというのに、
僕以外、旅行サークル「旅の会」みたいになってるじゃん!


そして、この、イッセイ氏の余裕と自信に満ちた表情はなんだ。


キー!ついに、ここまできたか!

リアル桃鉄2008(@関西)まとめ

0.「はじめに」
1.「関西デートじゃないか!」
2.「孤独」
3.「逆転」
4.「リアル貧乏神」
5.「いろんな意味でショック」
6.「後夜祭」


・罰ゲーム
罰ゲーム
イッセイ氏撮影の罰ゲーム動画



・過去の対戦
第1回(2004.08.01)
第2回(2006.08.26)
第3回(2007.08.13)


・対戦相手のレポート
イッセイ氏
よしこさん
ちゅうかさん
雛っちさん