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語り児、玉清

読み間違えることがよくあるのですが、
先日、テレビ欄を読んでいたら、


「語り児玉清


とありました。「語り、児玉清」と区切って、
ナレーションは児玉清がやるということなのですが、
僕はこれを、


「語り児、玉清」


と読み、「語り児(かたりじ)」という役割の子供がいて、
その子供の名前が「玉清」なのだと解釈しました。


「玉清」は「タマキヨ」と発声して、その響きから、
「語り児」というのは、
日本の伝統芸能の子役なのだと思いました。


NHKの「ふだん着の温泉」の欄に書いてあったので、
どこか雪深い地方の、ひなびた温泉宿で、
夜になると大きなストーブのある広めの座敷に、
おじいさん、おばあさんたち宿泊客が数名集まって、
語り児・玉清の語りを聞くんだろうな、と。


講談師みたいに、張り扇で机をバシバシ叩きながら、
頬を赤くして、歯切れよく語る、北国の語り児、玉清。
外はしんしんと雪。


その玉清のドキュメンタリー的なものがあるのかと思って、
どんなものなんだろうと興味を持ったのですが、
次の瞬間、「語り、児玉清」と読めて、がっくりしました。


玉清や!オレに語りを聞かせておくれ!!