ホントどーでもいいことなんすけど、いいっすか?

日本のほとんどの会社員は、知識労働してるつもりで、
実は肉体労働してるんじゃないっすか。


毎朝、毎朝、電車乗ってっと、グレーのスーツのオッサンの大群を見て、
どいつもこいつも、ぜってーそうにちげーねーって思うんすよ。
まあ、オレも同じなんすけど。
ソニーが「成功体験を捨てろ」っつーのは超有名っすけど、
ほとんどの企業が、過去の成功体験をもとに、
「いかに行うか」っつーことだけ考えて、仕事を続けてるんすよ。


それは超重要っすけど、形式知化ができたら、
工数が減るじゃないっすか。減った工数で「いかに行うか」を考えて、
チェックや書類や会議を増やして、
ISO取得や管理システムを導入したりするんすよ。
そうすると、やけに忙しくなるんすよ。形式化された作業と、
それに付随する作業を続けるだけってのは、言わば知的な肉体労働っすよ。


書類やチェックは重要っすけど、本来、力を集中するべきは、
いったんゼロベースで仕事を再定義し直すことって、
ドラッカーさんも言ってるじゃないっすか。
従来のことを続けるのは重要っすから、形式化できたら、
アルバイトを雇って続けつつ、平行して社員は本当の知識労働である、
イノベーションに集中しねーと、マジ格差社会っすよ。


抽象レベルを上げて、仕事を再定義したら、
プロセスが変わって、書類もチェックも不要になるかもしれねえっすよ。
スクラップ&ビルド、創造的破壊っすよ。


例えば、TSUTAYAとかGEOなんて、ヤバイんじゃないすか?
YouTubeやらなんやら出てきて、店まで行くどころか、
自宅まで郵送してくれてレンタルとかなんてのも、時代遅れっすよ。
いくらTSUTAYAが、レンタルのシステムを効率化したり、
棚の配置や、作業ミスをなくす努力したって、
世の中が変わっちゃ、意味ないっすよ。
タワーレコードが破綻したのも、iTuneの影響があるっすよ。
だからTSUTAYAの経営者は、アルバイトで効率化を図りつつ、
社員はゼロベースでTSUTAYAを破壊して、
YouTubeみたいな仕組みを考えるべきだったんすよ。
となると、棚の配置を工夫するなんてのは、
まったく意味のない仕事だったということになるんすよ。
極論っすよ。


最初の成功体験をもとにして、
何年間も技術を積み重ねても、積み重ねた先に、
「本当になすべきこと」があるのか、オレには分からねえっすよ。
「本当になすべきこと」を常に軸に据えて、
まったく違ったアプローチを発明しねーと、
マジ、ヤバイっすよ。プロダクトライフサイクルの成熟期に、
蒔いといた種が成長期に入るような仕組みがないと、
マジ勘弁なんだけどー。


今後、本当の知識労働者だけが、満員電車から抜けて、
大金持ちになって、東京ミッドタウンでホテルに泊まったり、
葉山に豪邸を建てたりすると思うんすよ。


何が言いたいかというと、
大金持ちになりてえってことっすよ。