「カイシャインズ」初舞台


「カイシャインズ」
サクちゃん(左:ボケ担当)とハジメくん(右:ツッコミ担当)


見てきました。300人入る客席は70%ほど埋まっていて、
若い子たちでいっぱいでした。
「カイシャインズ」は、いつも通りの力を発揮できました。
初舞台なので、セリフが飛んだり、声が小さくなったりするのではないかと、
心配していたのですが、他の参加者と同等、
またはそれ以上のできのよさでした。


ウケについては、爆笑はありませんでしたが、
まばらにクスクスと起きていたので、よかったです。
他の参加者もウケていなかったので、いいのではないでしょうか。


それにしても、「カイシャインズ」のふたりはすごい!
あの演技力、声、ノリのよさ、慣れた感じ、
とても1か月前に結成されたコンビとは思えない。


それから、本当にたくさんのことを学ばせてもらいました。
「伝える」ということ。これは漫才に限らず、何にでも必要なこと。
分りやすく伝える、分りやすいことを分りやすく伝えるのは当然。
分りにくいものを、分りやすく伝えたときに深い笑いになる。
毒を糖衣して飲ませる。


そのためには、まず、お客さんとの信頼関係、
ラポールの形成。それから変性意識への誘導、
その後無意識への教育。これは催眠術の方法ですが、
お笑いも同じなのだ。


覚醒時の意識では伝わらない、高度に抽象化されたギャグを、
お笑いトラウマとして、深層意識に刻み付ける。
お客さんの呼吸に合わせて誘導する。
個性とインパクト。ネタはそれを表現するための手段。


漫才が終わって、ホールの外で「カイシャインズ」に会いました。
彼らは、若干落ち込み気味に見えましたが、
大丈夫です!おもしろかった!
ネタは練習すればうまくなりますが、お客さんとの呼吸は、
これから舞台を重ねて体得していきましょう。


サクちゃん、ハジメくん、感動をありがとう!

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今回の「カイシャインズ」の漫才をアップしました。
(僕の笑いと、興奮による鼻息が音声に混ざって、
気持ちわるくなっています、すみません)

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