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年下の女子に叱られると


イガラシイッセイ氏が、台北のお土産で、鳥のオカリナを下さいました。


気に入ったので、家宝にしようと思います。
でも、鳥の目を爪で引っ掻いたら、すこし削れたので、
ペンで塗っておきました。赤いところは引っ掻いても、
削れませんでした。


「台北はオカリナ天国だった」と言ってましたが、意味がよく分りませんでした。

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日曜日に自動車教習で、高速道路を走りました。
「サービスエリアに入る時は、十分速度を落としてね」
と教官に言われたので、速度を落として駐車場に止めたら、
横の方で「キィーーー!!」という大きな音が聞こえたので、
その方角に目をやったら、サービスエリアの入り口で、
黒い自動車が低い壁に「ドカーーーン!!」と激突して、
ぶっ壊れました。


急ブレーキでタイヤが焦げて、辺りに煙が漂って、
タンポポの綿毛みたいなのが、ふわふわ舞っていました。


「十分速度を落とさないと、ああなるんだ」

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教習は二十歳くらいの女子と行いました。
僕が電柱やバスに激突しそうになるたびに、
教官がブレーキを踏んだり、横からハンドルを切ってくれたおかげで、
激突しないで済みましたが、女子に「こわいです」と言われました。


危険予測の教習でも、別の女子に
「スピードを出し過ぎていたので、こわかったです」と叱られました。


僕も自分がこわいです。
年下の女子に叱られると、背中やふくらはぎが、かゆくなります。

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月曜日、連休明け1週間ぶりに会社に行ったら、
机に餅が置いてありましたので、直ちに口に入れて飲み込みました。


しかし、よく考えると先週は丸々休んでいたので、
この餅は、すくなくとも1週間放置されていたものでした。
ちょっと苦い感じがしたのですが、大丈夫でした。


もし誰かが、机に毒ダンゴを置いてたら、
やっぱ食べちゃうかもしれない。