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自動車教習所を卒業しました。

自動車教習所を卒業しました。
9月30日に入校して、6週間かかりました。オートマ限定です。


大学生の頃、今から約10年前。
千葉県の自動車教習所に入学して、教官が恐かったので
第一段階の半分で中退して、三十万がパーになり、


「もうクルマには一切関わらん!クルマ関係者は野蛮だ!性に合わん!」


と、「クルマ断絶宣言」をしたのですが、
就職した会社で、カーナビに関する仕事をすることになってました。


「何の因果で」と考えていたら、
道路を走るのが大好きな新人が入社してきて、
「道路を走るのが好きだなんて、ウソでしょう。ははははは」
と思っていたら、
僕がその新人の世話係のような役を仰せつかり、
いつの間にか、新人よりバイクやクルマの良さが説かれ、


「バイクっていいよね」


という気分になってました。あちこちツーリングして、
素晴らしい景色を見て、温泉に入り、美味いものを食べ、
北海道最北端の宗谷岬まで行って、この達成感、素晴らしい。
人生を楽しむというのは、こういうことなのか。
と感動した一方、冬は寒くてバイクに乗れない。
ということに思い当りました。


北海道から帰るとき、徹夜で5月の東北道を走って、
凍え死にそうになったのです。
深夜2時のサービスエリアに入っても、建物が開いておらず、
自販機のホットコーヒーしか温かいものはありませんでした。


数キロ走ると手が凍え、ハンドルもブレーキも操作できなくなるので、
路肩に停めてバイクのマフラーで暖を取っては、少し進むのを繰り返すうち、
3重に重ねたグローブが熱で溶けてボロボロに。


疲労困憊、猛烈に眠い。しかし、仮眠をとろうにも、
その辺で寝たら死ぬほど寒い。その時でした。


「クルマさえあれば!停車させたクルマの中で眠れるというのに!」


ということで、クルマの免許を考え始め、
このたび自動車学校を卒業しました。


10年前からしたら、想像もつかない展開。
バイクもクルマも、失礼ながら野蛮人の乗りものだと思っていました。
申し訳ありません。カーナビってすごいね。


会社で、「ツーリング部」がもうすぐ発足します。
「自動車部」も作りますか。

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もし、僕に子供がいたら、これだけは絶対に伝えたい。

  • 「バイクと車の免許は二十歳までに、まとめて取れ」
  • 「大学ではアルバイトをして、生活を大いに楽しめ」
  • 「中学・高校では、規則正しい生活・食生活に注意し、脳内物質のことを考えながら、運動と勉強を並行して行え」
  • 「小さいモテサインを見逃さず、確実にキャッチして発展させろ」


僕は、どれもできませんでした。
しかしながら、高校・浪人・大学1年の友達がひとりもいない、
内面に向かうだけの孤独は、爆笑問題の太田的な、
よいこと(?)もあったかと思われます。