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モテオタクとしての私

ああ、僕も何かぶっちゃけたい。
ぶっちゃけるネタがある人は幸せですよ。
僕なんかぶっちゃけたくても、ぶっちゃけるネタがないので、
ぶっちゃけようがないんだから、まいった。


まあ、どうでもいいんです。話は変わりますが、
僕は昨年末からずっとほとんど毎日、
モテについて研究を続けてまいりまして、もうこれは、
モテに関してのマニア、オタク、いわゆる


「モテオタク」


と呼んで頂いて支障ないステージに突入したのではないかと、
そう思うのです。


「モテオタク」なんていいますと、
「モテているオタク」みたいに聞こえますが、
それとは全く異なり、正確には


「モテる技術にやけに詳しい、モテてないオタク」


であります。


女性をナンパする際の声をかける距離・角度・掛け声
などにつきましては、諸説ございますが、
当方でヒアリングや書籍による調査を重ねましたところ、
約30度、2メートル離れたところから、
「もう帰るんですか?」と爽やかに聞くのがもっとも可能性が高い
というのが、「モテオタク」である私の見解であります。


もちろんこれを実践したことは一度もありませんし、
実践する気もありません。さらには、モテたこともありません。


それを聞いてあなたは笑うかもしれません、
しかし考えてもみてください。
これは「モテオタク」としては当然のこと。
鉄道マニアが、マニアだからって、実際に電車を運転できますか。
ガンダムオタクが、ガンダムを操縦できますかってんですよ。


同じことです。「モテオタク」がモテるわけではないのです。
鉄道マニアは、時刻表と地図でもって、
妄想の旅をするのが楽しいのだ、と
鉄道マニアのタモリさんがおっしゃってました。


だから僕は、野球経験のない野球解説者みたいな、
そういうスタンスで、「モテオタク」として、
モテに関する知識を蓄積して解説していこうと思います。


よろしくお願い致します。