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ぎっくり腰

ボタンを押すとカップがカコンと出てきて、
飲み物が注がれる自販機が会社にあるのですが、
カップ取り出し口の高さを、どうにかできないものか。


おそらく人間工学的に、人がカップを取るために腰を曲げたとき、
もっとも「ぎっくり腰」になる可能性が高い角度を科学して、
あの絶妙な高さになっているのだと思うのですが、
僕がカップを取るたびに「ダメージ%」が
ビリビリッと25%ぐらいずつ蓄積されていたのです。


そして、ついに今日の朝起きて、布団をよいせと上げるとき、
腰のダメージが125%を超えて、
意識が場外へぶっ飛んで、天から強い光が差し込みました。