「1ヶ月に1つ何かやる」を私もやる

同期のイガラシイッセイ氏が、今年に入ってから、
「1ヶ月に1つ、何かをある程度極める」というのをやっていて、
2月は「利き水」をやっていました。
これは僕も見学させてもらって、とても勉強になったのですが、
この調子でイッセイ氏が続けていくと、
1年後にはどういうことになるか。


「12個の何かをある程度極めた者と、そうでない者」


という差がついてしまうわけで、これはまずいと思いましたので、
僕も「1ヶ月に1つ何かやる」をやります。
イッセイ氏の3月のテーマは
「魚へんの漢字を覚える」ということですが、
同じでは芸がないので、僕は、中原中也の詩集を丸暗記します。



そういう気分なんです。

汚れちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる
汚れちまった悲しみに 今日も風さへ吹きすぎる


汚れちまった悲しみは たとへば狐の革衣
汚れちまった悲しみは 小雪のかかってちぢこまる


汚れちまった悲しみは なにのぞむなくねがふなく
汚れちまった悲しみは 懈怠のうちに死を夢む


汚れちまった悲しみに いたいたしくも怖気づき
汚れちまった悲しみに なすところもなく日は暮れる