五反田のうまい居酒屋

先輩の、けーずさんお勧めの居酒屋へ行きました。


事の起こりは、ある飲み会でした。
偶然に、けーずさん、たまさん、テル彦くん、僕が
近くに隣り合わせたとき、けーずさんがうまいお店に
お詳しいという話になったのです。


「何が食べたい?」とけーずさんが聞いてくださったので、
僕は刺身、テル彦くんは揚げ物、たまさんは焼酎さえあれば、
とランダムに希望を言ったところ、
けーずさんは「わかった」とおっしゃって、
その会はお開きになりました。
「そんな全部うまい店があるのだろうか」と僕は半信半疑でした。


数日後、けーずさんからメールが来て、
今日、先のメンバー4名で五反田へ行きました。
駅から近いけど、少し道を折れて、ちょっとわかりづらい所に、
その居酒屋はありました。


最初に出てきた鶏肉のお通しから、
これはちょっと違うぞ、と思いました。
そして、最初のビール、泡からうまい。
1杯目のビールの泡密度で店の質がある程度分かるような気がします。


続けて刺身、脂が乗っていてうまい。
タコも歯ごたえ・味、共に素晴らしい。
そして、けーずさんお気に入りの芋焼酎「屋久の石楠花」が、
果てしなく、うまかったです。
芋は癖があって、僕は麦を好むのですが、
芋なのに、芋っぽくなく、じゃあ何焼酎かと問われれば、
僕はこういうだろう、「花」焼酎。
花のように香り華やかで、飲むと目先鼻先がぱっと明るくなる、
そんな春らしい焼酎でした。なんなんだろう!!


それから、石焼でイカや肉が出てきて、
熱々の石の上に乗せてあるので、ずっと冷めなくやわらかいという工夫。
トマトも甘くてうまいし、チーズも格別。漬物も最高。
白身魚の揚げ物、熱々でふわっとして、ポン酢で食べる。うまい。
それらとやる、麦焼酎「百年の孤独」が、たまらん。


極めつけは、「たまごかけご飯」。
白米に卵、しょう油をほんの少したらして、
ネギなどをかけて食べるという「普通食」のはずのですが、


こ、これが滅茶苦茶うまい!


家庭のたまごかけご飯は、べったりしがちなのですが、
「なんでこんなにふっくらするの!?」
というくらい、卵の混ざった米粒の間に、
絶妙に「しあわせ」という名の空気が挟まって、
見事に、ふんわりするのです。
おおぉと、茶碗からかっ込んでしまうほどの傑作。どうして!
うまいものを食べて飲んでしていると、
口角が自然に上がってきて、ふふふと、笑ってしまうのです。
うまいですねえ、なんでうまいの、と。


この店では肉が有名とか、この店では刺身が有名とか、
そういったスター選手を集めて作ったような、
ドリーム居酒屋でした。本当にどれも高打率、うまかったです。


すぐに第2回もやりましょうという話になりました。
僕もこういうお店を足で探して、ストックしていきたいものです。
久々に焼酎うまい、と思いました。
どうもありがとうございました。