MMK解散宣言

今日は、みんなに
ちょっと言わなきゃいけないことが、
ひとつあって……。


(ざわめく観客)


2年間……2年間……、……2年間、
「MMK」をやってきました。


誰がなんと言おうと日本で一番カッコイイバンドだったと思います。
しーなねこと……それからイガラシイッセイと……
すがあざらしと……、3人が……。
3人が、思い切り3人でできる「モテ」を2年間やってきました。


(しゃべりながら声が詰まり、正面を向けないしーなねこと、
腕を組んで観客に背を向けるしかない
イガラシイッセイのコントラストが象徴的である。)


これから、ひとりひとりが、ひとりひとりの為に、
今まで3人でしかできなかった「モテ」をやってきたように……、
ひとりひとり、これからやって行こうと思います。


(泣き出しそうになったしーなねこは、
悲しみの空気を振り払うように最後にこう言って解散宣言を終えた。)


「フォークのバンドじゃねーんだから、
ジメッとすんのは似合わねーと思うから!
最後に、ビシッと贈るぜ!M.M.K!!」







MMK終了宣言(公式発表)

「モテて・モテて・こまらせて」から「MMK」に至った
すべてのプロジェクトを予定通り終了します。


今後、「MMK」あるいは、
「モテて・モテて・こまらせて」名義の新作が
発表されることはありません。
当然、コンサート及びイベント、講演会等々の活動を
行うこともありえません。


これは2006年末、
「モテて・モテて・こまらせて」がデビューした時点から
想定していたプログラムの実行に他なりません。


ビデオクリップやレーザーディスク等の
AUDIO&VISUAL感覚に支えられた、
ニューメディア第一世代を意識した、本プロジェクトは
今公演を以って全工程を完了します。


ユニット、終身雇用的なバンドではなく、
独立した個性の連帯という形態の「モテて・モテて・こまらせて」
デビューから斬新な存在でした。
その精神を「MMK」も継承し、
しーなねこ、イガラシイッセイ、すがあざらしを中心にしながらも、
有機的な拡散を行ってきました。


また、ヴィジュアライズされた「リアル桃鉄」に於いても、
ストーリー性を持つコンセプチュアルな「飲み会」に於いても、
賛否両論はあったにしても、それまでの企画とは
一線を画すエンタテイメントを提供できたと自負しています。


そしてネタ的にも後続するアーティスト達にインパクトを与え、
アイディアを供給し得たのも事実である、と認識しています。
彼らのヒット企画の中に自分たちのオリジナリティーを見い出すことで、
本プロジェクトの意義の大きさを客観的に位置づけることもできました。


従って、
「モテて・モテて・こまらせて」から「MMK」への2年間で
日本の恋愛シーンに、何らかの形で一石を投じられたものと考えます。
そして、本プロジェクトは当初の予定通り終了します。


2年に渡り協力、応援、激励して頂いた、
全ての方々に、心からの感謝を贈ります。


今後、しーなねこ、イガラシイッセイ、すがあざらしは
各々が独立した個性であることを前提に
新しいプロジェクトへ移行します。


21世紀対応のエンタテイメントとカルチャーを
提供し得る存在でありたい、と思います。
今後の活動にご期待ください。
(→さんのコメントより頂きました)





プロジェクト・セレブ宣言

21世紀最初の10年を迎えて、我々元「MMK」
その活動を「モテを核としたまったく新しい領域」へと展開します。


それは一つの時代、もっといえば
一つの歴史を作り出す意思と可能性を持ったものです。


我々はデビュー以来「MMK」というメディアを通じて
常に新しいヴィジョン、新しいエンタテイメントを提供し続けてきました。
そして、それらはすべて、誰も成し得なかった創造の世界を構築し、
世の中に強い衝撃を与えてきたと自負しています。


しかし、そのヴィジョンもエンタテイメントも、
我々が真に目指していることから見ればほんの小さな一部でしかないのです。
「MMK」としてのこれまでの行為は
我々の壮大なる構想のほんのプロローグでしかない。


そして今、我々はあらゆるクリエイティブの
頂点へと挑む新しい段階に達したのです。




ここに「プロジェクト・セレブ」の開始を宣言します。




それはまったく異質な、誰もが自分の眼を、自分の耳を、
自分の精神を疑うようなものでしょう。
驚いて欲しい。恐れおののいて欲しい。あきれて欲しい。
「プロジェクト・セレブ」によるまったく新しいプレゼンテーション。


世にその全貌を現す日まで、もうまもなく、
どうぞご期待ください。


2008年6月30日
しーなねこ、イガラシイッセイ、すがあざらし