「国立国」への搬入と、宇宙。

早起きして、ジムへ行って1時間運動。
ユニクロでズボンと靴下を買って帰宅。
朝・昼兼用で、シチューを食べて昼寝。




夕方に、

展覧会「国立国2008」への作品搬入のため、
小平へ行きました。


夜8時頃に、会場の「白矢アートスペース」着きました。
床も壁も天井も真っ白な空間。人の気配がないので、
来るタイミングを誤ったかなと思いながら、
階段を上っていったら、「国立国」の代表である、
としまさんが、おひとりでキャンパスに向かっていました。
他には誰もいませんでした。
ご挨拶をして、僕の作品を置く場所を決めました。


プロジェクターを設置していると、
としまさんの絵が完成した様子で、
僕の対面の壁に設置して、絵の説明をして下さいました。


としまさんの絵は複数あって、
かわいい絵と、ちょっとこわい絵がありました。
星レベルが下がると、こういう風になる」
とおっしゃって、かわいい絵から
こわい絵に移行する様子を、手で示してくださったのですが、
「星レベル」というのが、僕の中で「宇宙レベル」と
置き換えができて、あっという間に、
「なるほど……」と、唸ってしまいました。
たしかにそういう感じになると思いました。



その後、

買出しに行っていたla takeさんが戻ってきて、




「結局、作品ができなかったので、
これから徹夜で作ります!ははははは!」




と言っていました。会場は、晩くなるに連れて
出展者の方が集まって来て、賑やかになってきました。
ほとんどが初対面の方ですが、
すごくおもしろい作品ばかりで、感動しました。
それで、その絵の作者の人たちと、話ができるのだから、
こんな贅沢なことって、あまりない。



それで、なによりワクワクしたのが、場の雰囲気です。
ひとことで言うと


「学園祭」


です。完全なオトナたちが、学園祭をしているのです。
生活を犠牲にして、徹夜でアートをしているのです。
このような盛り上がりというか、ネットワークというか、
環境が、創作に欠かせない要素のひとつだと思いました。




僕は設置が

大体終わったので、帰りました。
会場近くのモスバーガーで、ハンバーガーセットを買って、
駅のホームで食べていたら、としまさんと遭遇して、
途中まで一緒に帰りました。


西武新宿線で高田馬場までの間、お話が聞けました。
ガツンときました。
仲間が大切。ひとりでは何もできない。
としまさんは、画商をやってらっしゃるのですが、
美術に対する誠実な思いが、ひしひしと伝わってきて、
としまさんって、すごくモテるだろうなと思いました。


思想の交換、自分の考えの体系化。バランス。根性。


ぬぉーっとなって、
興奮を冷ますように夜の横浜を徘徊してから、
地下鉄のホームのベンチに落ち着いたとき、ふと、
「僕は何だろう」
と急に悩み始めました。いや、今に始まったことではない。


「しーなねこのしいなは、これだ!」


という看板が欲しい。欲しい欲しい欲しい、
と膝を見つめて、頭を抱えました。



何かが見えてきた気はしていますが、もっと行きたい。
もっとクリアに、強く信じたい。
もっともっと、宇宙を納得して信じまくりたいのです。
月が異様に明るく見えました。