「ポかメソッド体験」をしてきました。

前に、ポかリン記憶舎の「鳥のまなざし」という
演劇を見に行ったのですが、そのポかリン記憶舎長の
明神慈さんが講師をする「ポかメソッド体験」という
ワークショップに参加しました。
イッセイ氏と、たま氏も行きました。


「ポかメソッド」とは、心身の調和を基とした身体訓練法で、
ポかリン記憶舎の俳優さんは、この訓練をするそうです。
動きやすい服装に着替えて、広い和室。参加者は7人でした。
明神さんの、おもしろたのしいお話をもとに、
いろいろな動作をして、なるほどと思いました。


足の裏に肉球がついている気持ちで、
「バブバブバブ」と力を抜いて、体をゆるゆる動かしたり、
フラフープをしたり、座骨や仙骨を意識して、
歩いたりいろいろしました。
「鳥のまなざし」を観た時に、俳優さんたちの動作が
すごく滑らかで自然で、認識されていて、とても心地よかったのは、
「ポかメソッド」の効果だったのだと思いました。





自分の体を

「乗り物」として「運転する」
という発想がすごいと思いました。
僕は、あらゆる生き物は、究極的(1万年とかの未来)には、
徐々に魂だけになっていって、5次元とかに溶け込んでいくと、
勝手に予想していて、それが理想だと思っているのですが、
そのため、現世のこの「体」に乗っている限りは、
まだ、遺伝子的に次の乗り物を探す欲求は消せないし、
ガソリンとして食べ物を補給したりすることが欠かせないので、
「体」は、古くて非効率な「乗り物」だと思って、
諦めていたのです。ぎこちなくなるし(僕だけ)。


しかし、「ポかメソッド」は、
初めから「体」を「乗り物」として捉えて、
古くて制約の多い乗り物だけど、うまく運転しようという
発想なのではないかと思いました。
そして、乗り物を大切にメンテナンスして、上手に乗りこなせたら、
その姿が感動的に美しいものになるのだな、
というところまで考えたら、
「そうか、だから着物なのか」
と解釈したのですが、どうなのでしょうか
(ポかリン記憶舎の公演では着物がよく出てくるのです)。



3時間ほどの体験は、ずっと穏やかで楽しい雰囲気でした。
明神さんのエネルギーのお陰でした。
特に、半数が女性で、たいへんよかったです。
なんというのでしょうか、場の自宅化というか、
コンフォータブル空間で、初対面でも仲良し風になれるのです。




リラックス・オープン・エンジョイ!




だと、唐突に思いました。
僕は外に一歩出ると、まだまだ
リラックス、オープン、エンジョイできてないなあと思いました。



終わってから、


明神さんと参加者の7人で飲みに行きました。
ビールがたいへんうまかったです。
明神さんは、地上に数センチのところに浮かんで、
愛が溢れてすごいことになった経験がおありとのことでした。
最近、このような経験をしている方に、お会いすることが多いのです。
僕は高校生の時に、宇宙に溶けてから、
意味が崩壊して、ぎこちなくなりました。
明神さんは、そういう崩壊したものから、いったん離れて見て、
人類がポかリンとするためのノウハウを、
メソッドとして体系化されたのではないかなあと思いました。


明神さんは、サイレンツの漫才を見てくださっていて、
もう一面入れ替えたらよいのではというご意見を頂きました。
サイレンツのぎこちなさと、ポかリンの調和を
突然反転させたり、どっちもできるようにしたら強いと感じました。


今日のワークショップのことを教えてくださった、
さえさんにも、とても感謝します。ありがとうございます。
てぬぐい製の文庫カバーもありがとうございます。



終電がなくなって、

桜木町から家まで歩いて帰りました。
学んだこと(肉球とか)を意識して、
2時間半歩いたのですが、あまり疲れずに、頭がスッキリしました。


時空とかのない宇宙が、最終的なところだと思っていましたが、
現実で生きるとき、いちばんリアルな楽園は、
地上3cmあたりに浮かんでいるのかもしれないです。


単なる身体の訓練にとどまらない、
生活の仕方や、宇宙とか、エネルギーとか、
そういった考え方にまで刺激を頂いた1日でした。
「実用的な宇宙」と「MMK(モテて・モテて・こまらせて)」の
手掛かりを見つけました。
ありがとうございます。