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la MACHINEの巨大蜘蛛を見た。みなとみらいで。

金曜、素敵な女子ふたりとイッセイ氏と、4人で朝まで飲んで、
話したり、絵を描いたりして遊んで帰って、昼まで眠って起きて、
mixiをぼんやり見たら、la takeさんの日記に、
このようなことが書いてありました。

いま横浜で凄いことが起きている。
嗚呼、横浜に行きたい。
もし横浜近辺に誰かいらっしゃいましたら、
例の巨大蜘蛛についてご報告願います。


調べたところ、巨大ロボットを製造して、
街を舞台にパフォーマンスを行う「la MACHINEラ・マシン)」という
フランスのアート集団があって、そのla MACHINEが、
横浜開港150周年のイベントのために、日本に初上陸して、
巨大ロボット蜘蛛を見せてくれるらしいのです。


興味が出てきたので、バイクに乗って、
桜木町の赤レンガ倉庫に急行しました。



すぐに分かりました。異様な鉄の物体。
巨大ロボと港の倉庫は、非常に相性がよいと思いました。
ゾクゾクしました。


タイミングよく、18時からパフォーマンスが開始されるとのことで、
僕は早めに着いたので、フェンスの前の方から見ることができました。
開始間際は、すごい人だかりになっていました。


巨大蜘蛛がどれくらい巨大かというと、
高さは12メートル、4階建てのビルに相当するらしいです。
蜘蛛の周りで作業する人たちと比較すると、その大きさがよく分かります。



18時を10分ほど過ぎて暗くなり始めた頃、
乗組員たちが巨大蜘蛛に乗り込んで、寂しげな音楽が大音量で流れると、
巨大蜘蛛は足をゆっくり動かしながら、クレーンに吊られて、
高く高く上がっていきました。



みなとみらい、ランドマークタワーや観覧車、
見慣れている風景が舞台になって、
巨大蜘蛛が浮かんでいる。これはすごい。



音楽が激しくなってくると、蜘蛛の周囲に煙が立ち込めて、
動きも大きくなって、足で水を掬うような動作を始めました。



複数ある足は、乗組員が一本一本動かしている様子で、
蜘蛛の頭には3人乗って、作業をしていました。
メンバーは皆、白いシャツに黒いサスペンダーみたいな格好。
周囲は大量の煙が出て、蜘蛛は水をプシュー!と、
定期的に噴出したりして、街と蜘蛛と音楽と人間が渾然一体となって、
大変幻想的で、素直に感動してしまいました。
「産業革命」という感じでした。



ビデオカメラのズームを最大にすると、
煙と光の中で、淡々と蜘蛛を動かす姿がよく見えて、
まるで映画の一場面を見ているような気持ちになりました。



30分ほどで終了しました。
すごくいいものを見たと思いました。
何にもっとも感動したかというと、巨大蜘蛛そのものにでもありますが、
これだけ大きなロボットを、たくさんの大人が、クレーン等の重機や、
大量の照明やスピーカー、船を動かして水飛沫を上げたり、
スチームを出したりして、協力して完成させたことに、
心を打たれたのです。


たくさんの人たちの力で、大きなこと(その大きなことが、
「巨大なロボット蜘蛛を魅力的に動かす」という単純さ!)
ができて、大きな感動が生まれている状況に、感動しました。


la takeさん、la MACHINEのことを教えてくれて、
ありがとうございました。よい1日になりました。




動画はこちらです。