ひのじさん、春昆布さんと、中村航さんの講演会に行った。

一橋大学の学園祭のイベントで、
中村航さんの講演会があるということで、行きました。


ひのじさんと一緒に行くことになっていたので、
国立駅で待合わせをしました。


ひのじさんとは初対面でしたが、
改札を出たところに、ひのじさん的な香りを
発している女性がいたので、くんくんと寄っていったら、
やはり、ひのじさんでした。
合コンやオフ会を、何度も繰り返していくと、
初対面の相手でも、その人の日記を読んでおくと、
匂いでわかるという特技が、身についたようです。
ひのじさんは、青いワンピースで、大変素敵でした。


以前の講演会で知り合った春昆布さんも、
今日の講演会に来るという連絡があったので、
会場でお会いしましょうと返事をしました。


とてもよい天気で、一橋大学までの通りには、
木がたくさん植えてあって、穏やかな気持ちになりました。
会場の講義室で、前方の席に座っていたら、
春昆布さんが現れたのですが、僕とひのじさんを見て、
カップルの関係と思ったようで、遠くから警戒しながら、
少しずつ歩み寄って、席をひとつ空けた隣に座りました。


しかし、春昆布さんとひのじさんは、
実は、僕のブログを経由して、すでにメール友達の関係になっていて、
お互いの名前を知ると、びっくりして、
突然の対面に喜び合っていました。
不思議なことが起きているのだなと思いました。


中村航さんは、前回拝見したときの雰囲気そのままで、
颯爽と登場して、笑いをたくさんとってらっしゃいました。
学生時代から小説家になるまでのお話も聞けて、よかったです。


物語の強さ。
好奇心の発揮をさぼらない。
作ることにしかおもしろさを感じないとわかっていた。


会場にイラストレーターのフジモトマサルさんも来られていて、
お二人のやりとりも、実に不思議な感覚でおもしろかったです。


「こないだ、何、話してましたっけ」


中村航さんが上の方を見たまま呟いて、
フジモトさんが沈黙して、もう一度、


「こないだ、何、話してましたっけ」


と言って、教室がしばらく静かになっていました。
何かすごいと思いました。


講演会が終わって、編集者のYさんのお話も聞けて、
今日は僕の意識の何かが、ぐわーーっと大きく、
引っ張り広げられた感じがしました。
どこかにメモして、胸にしまっておこうと思います。
皆さん、どうもありがとうございました。