K助教授の言葉を思い出して、いろいろ考えた。

大学で卒業論文を書いている時に、
助教授のK先生に、


「君の論文は、糞みたいだ」


と言われて驚いたのですが、
K助教授は、僕がとても影響を受けた、尊敬する人で、
人を傷つけるためにショックなことを言うタイプではなく、
本質的なことを、そのまま指摘する方でしたので、
「糞なのか……」
と思いました。なぜそうなのか伺うと、


論文は、食材を集めてきて、包丁できれいに切って、
まとめて、さっと料理してお客さんに出すようなものだが、
君の書いたのは、食材を集めて、料理して、自分で食べて、
完全に消化して、出したものだ。だから糞だ。


ということで、なるほど。と、
そのときは思わなかったのですが、
論文を書き終わる頃に「たしかにそうだった」と思いました。




なんで大学の頃を振り返ったのかというと、
4月から、同人誌プロジェクトとして、
小説を書いているのですが、
僕の小説が、「糞」になっていると感じたからです。


どうすればよいのかをずっと考えて、
こんなに考えているのは、M−1の時以来です。
ブログと小説では、当たり前ですが、全然違うなと思いました。
ブログは、1回が短くてそれで終わりますけど、
小説は、続くじゃないですか。まいりました。


大学で、K助教授に「ホームページはよくやってる」
と褒められたので(研究の方をしっかりやれという
意味だったかもしれませんが)、ブログと小説の融合というか、
石井ゆかりさんから頂いたポストカードに書いてあった
「男性性による解体」と「女性性による構築」を
キーワードにして、あとタンバリン先輩のお言葉も糧にして、
一発やって、モテて、セレブになりたいと思います。


まだまだ当分、悩み続けそうです。