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150万騒動。その3

そして、日曜。
お昼の12時半に新宿の純喫茶「珈琲西武」で待ち合わせ。
少し遅れるので、先に店に入っていてくださいと、
Nさんからメールが着たので、その通りにしました。


何か厄介なことになったときに備えて、
前日にイッセイ氏に連絡して、
来てもらうことにしていたのですが、
集合時間の直前に、

本気ですみません、15分遅れます。


とメールがあり、イッセイ氏の遅刻は、
いつものことで予想していたので、気になりませんでした。


ソファに座って落ち着かず、
隣の席の話し声が騒がしいので、
席を移ろうとして立ち上がったとき、
入り口で僕の方をじっと見ている女子2人組がいました。
Nさんと、Nさんのご友人のFさんでした。


テーブルを囲う、静かめな席に着いて、
ここはオムライスが特製なんですよということなので、
特製オムライスを注文しました。







Nさんのお話を伺うと、最初、国立国で、
しーなねこを見たときは、本当に買おうと思って、
銀行から80万を下ろそうとして、友人に止められ、
その後も、買うのをやめるよう忠告を受けたりしたけれども、
支払いはしたいとのことで、わざわざ電話をしたそうでした。


僕は僕で、お金はあるに越したことないけど、
さすがにそんなにもらえないと思っていて、
Nさんも本気で払うのは無理というか、
そもそもお金がないらしく、
商談は、このように決着しました。




150万円、分割150万回払い(期限なし)




そして今日は、僕に対し1円の支払いがされました。
商談が成立し、1円をもらったところで、
イッセイ氏が到着しました。


Nさんは、先日のサイレンツの漫才を見て衝撃を受けて、
それ以来、僕のことが頭から離れなくなり、
僕が夢にまで出てきたそうです。
それを聞いて、




またひとりの女性を魅了してしまった




と思いました。冗談です。
しかし、まあ、なんというか、
Nさん、Fさんと、オムライスとか食べて、話して、
Nさんが持参した樹脂粘土で少し遊んだりしていたら、
何か全体的に、わけが分からなくなってきました。


普段から、「お金がいっぱい欲しい」と公言してきましたが、
本当にもらえそうになると恐ろしくなり、
実際は恐ろしがる必要はなかったわけですが、
ホッとしたような、さみしいような気持ちになりました。


こんな感じになりました。
へとへとです。