ポかリン記憶舎の「『垂る』-shizuru-」を観た。

土曜は、イッセイ氏の昔のアルバイト仲間の方々の
忘年会になぜか呼んで頂けて、
溝の口でたくさん飲んで食べました。
プレゼント交換で、はっちさんの「中華まん温め器」と、
中華まんが当たって、とてもうれしかったです。


日曜の昼過ぎに起きたら、
ポかリン記憶舎の明神さんよりメールが届いていて、
今日が「『垂る』-shizuru-」の楽日ということでした。
以前に別の演劇を見に行ったときに、
ポかリン記憶舎のチラシを見つけて、
「ああ、おもしろそうだなあ」と思っていたのですが、
いつだったかをすっかり忘れていたのでした。


急いで中華まんを二個蒸して食べて、
大崎のアトリエヘリコプターに向かいました。



会場は満員でした。
舞台は桟橋みたいになっていて、
奥行きがあまりない代わりに、横に長くて、
長さの違う角材が、水平に何本も連なって、
天井から下がっていました。
そこに照明が当たると、光源からの距離や角度で、
やさしいオレンジ色がいろんな姿になっていました。
また、時間を感じる静かな音楽が流れていて、
開演前から幻想的な雰囲気でした。


お芝居は、すごく幻想的で、浮かんで、流れて、
流れは、パラレルでシンクロして、近づいたり離れたり、
すり替ったり繰り返されたり、夢を見ているようでした。
実際にあまりに気持ちよくて、少し夢を見ました。



液体がずっと根底でというか、地上組織の裏側で、
ゆっくり流れていて、そこに言葉や身体を浮遊させて、
それを繋げた線で作った図形が、形や色を変え続けている。
宇宙を感じて、僕はぐっときました。


どこからやり直すとか、デジャブとか、
構造が同じに見える瞬間があっても、同じことはなくて、
水が低い方に流れて、夕日の光が刻々と変わるみたいに。
そんな時空のうねりとか、ねじれの中で、
積もり積もって臨界点を超えたものが、
大きな粒になって、まとめて落ちるみたいに、魂がこう、
輪廻転生的にポッと浮かんできてるのかなあと思いました。



台本を買って帰りました。
とても静かな気持ちになって、読みながら帰りました。
観に行けてよかったです。刺激になりました。
ありがとうございます。