じぶん生誕祭

誕生日を素直によろこべなくなったのは
いつからでしょうか。


子供の頃はうれしかったです。
プレゼントがもらえたから。
二〇代後半からでしょうか、急に
「え、僕が三〇になるの!?」
と焦りが出て、三〇になってからは、




誕生日にゆるい不安を覚える




ようになりました。いいのか年とっても、と。
しかし、暗くなっていてもしかたない。
ここは一発、誕生日を盛大に祝おうじゃないか
ということで、
自分の生誕祭を開催することにしました。
名付けて、「しーなねこ生誕祭」です。



会場を探す



生誕際というくらいだから、けっこうな人数が入って、
しかも、きれいで格調のあるところにしたい。
でも予算にも限りがあるので安く抑えたい。
というのを踏まえ、公共の新しめの施設を探しました。


すると、横浜駅から京急の快速で一駅の
「上大岡」にある「ひまわりの郷」という施設を発見。
ここにしたポイントは次の点です。

・安い。
・身近(僕にとって)。
・きれい。
・いろんな出し物ができる。
・四〇人ぐらい入れる。


都内のライブハウスとかは十数万するので、
すぐに諦めました。ここの音楽ルームは、
二時間で二四〇〇円、四五席。お手頃です。



ポスター作り

次に「しーなねこ生誕祭」を知らせるための
ポスター作りをしました。僕が生誕祭でしたいこと、
それは、




自分の歌を聞かせたい。




ということです。それさえできれば、
他は何もいらないとさえ思っていました。
別に歌が得意というわけではありません。
聞かせたいだけです。『ドラえもん』でジャイアンが、
空き地に同級生を集めて、迷惑なリサイタルをしますが、
それの大人版と考えて頂いて差し支えありません。


僕が歌いたいのは「千の風になって」。
なので、歌手の秋川雅史氏のポスターを参考にして、
自分で写真を撮ったりして同じように作りました
(すみません。商用目的でないので許してください)。



(左が僕。右が参考にさせて頂いた秋川雅史氏)



宣伝

続いて宣伝です。お客さんに来て頂かなくては、
ひとり生誕祭では、かえってさみしさが増してしまいます。
上のポスターを、ブログやTwitterなどで公開して、
お客さんを募集しました。もちろん入場無料です。


お世話になっている石井ゆかりさんが
Twitterでこのように応援(?)して下さいました。



これまでに遊んだ方、合コンをした方、
地元の方や、いつもブログ読んでますという方々が、
予約して下さって、最終的に三五名の予約が入りました。
自分でやってびっくりです。
本当にありがとうございました。


ちなみに、会場予約からポスター作り、
宣伝までをほぼ一日でやってしまいました。
何かに取り憑かれていたような感じでした。



出演交渉

生誕祭が三日後に迫ってきた頃、
僕は強い不安と、緊張に襲われたのでした。
なぜなら、生誕祭で行う出し物を、自分の歌以外に、




まったく考えていなかった




ためです。三五人を各地から集めて、
一曲歌って、はい終了では申し訳ないですし、
生誕祭の華やかさも欠けてしまいます。


そこで、生誕祭に出てくれそうな方との
出演交渉を慌てて始めました。
司会は、よく遊んでいる仲間の
hassyさんと、kasahiさんにお願いしました。


さらに、インドネシア舞踏の先生をしてらっしゃる
さえさんに舞踏を披露して頂くことをお願いしました。
また、音大出のまいこもりす女史に、
フルートの演奏を依頼。


あと、僕が所属している休眠バンド
「ぼくはみていよう」の小宮山さん、
ウクレレのkororaさん、タブラのイッセイ氏にも
出演を依頼して、皆さん快諾して下さいました。
助かりました。



「ぼくはみていよう」のメンバー。
ジャケ写だけはしっかり撮影していた。



そして、当日

開演の二時間前に出演者で集まりました
(半数が遅刻してきました)。
プログラム的なものも用意していなくて、
適当なメモ書きをもとに、事前の打ち合わせと、
演奏の練習をしようとしましたが、
ほとんど何もできずに、タイムアップとなりました。



この写真だけ見ると、それらしく見えます。



会場入り

一七時半に会場に入りました。
僕が「開場」と「開演」の区別があまりついておらずく
「一八時開場」とポスターに書いていたので、
三〇分で準備をしなくてはならないのでした。


kasahiさんが以前に舞台音響していたということや、
まいこもりすさんがコンサート慣れしていることや、
小宮山さんがセミナー慣れしていることから、
次々と、椅子が並べられたり、機材のチェック、
譜面台やマイクがセッティングされていきました。



そして、そうこうしているうちに、
お客さんが少しずついらっしゃいました。



司会のkasahiさんと、藤原紀香ことhassyさん。



場違いなくらいめかしこんで来場した
ひのじさん、ウエノお嬢様、メイド服のなおさん。



しーなねこうちわを持参する方も。



緊張する僕。


入り口で記帳して、続々と入ってくる人々は、
何度も会ったことのある人や、初めて会う人や、
すごくお久しぶりな人で、僕はとても幸せでした。
しかし、会場に三〇人弱の人々が入った時、




想像していたより、かなり大ごとになってる…!




と、急に震えがきました。
ふとした思いつきで、こんなに人を集めてしまって、
リハーサルもほとんどやってないですし、
本番では一体どうなってしまうのだろう。
ああ、僕は何でこんなことをしてるんだろう


しかし、後の祭り。
いや、祭り(生誕祭)はこれから始まるので、
終わりの始まりというところでしょうか。
この日のために沖縄から来て下さった方もいて、
他の方も、各地から横浜まで来て下さって、
心底不安になりました。


しかし、稽古不足を幕は待ちません。
しーなねこ生誕祭という名の夢芝居は、
開演したのでした。



開演


「き、今日は、どうもありがとうございます……。」


僕の緊張が会場に伝わったのか、
場内は、ものすごい緊張感に包まれていました。
出し物は、ベストテン形式で進めました。
順位の発表→演者が登場→出し物をする、
というサイクルで進行します。


トップバッターは、さえさんにお願いしました。
いちばん巧い人がトップだと引き締まるからです。
ベストテンですけど、六位からの発表です
(出演者が六組しかいなかったからです)。
それでは、六位から一位まで続けてどうぞ。


第六位 さえさんによるインドネシア舞踏。

さえさんによる、本格的なインドネシア舞踏。
何度も見せて頂いていますが、
今回も精密にやって頂きました。


いきなりのインドネシアの音楽と舞踏に、
初めての皆さんは、異空間に放り込まれたような
気持ちになれたことと思います。
さえさんは、上大岡でよく躍ってらっしゃるので
ぜひまた見せて頂きたいです。


第五位 ぼくはみていようによる「きらきら星」

小宮山さんがボーカル、kororaさんがウクレレ、
イッセイ氏がタブラ、僕がTENORI-ONという
不思議な編成のバンドです。
曲は「きらきら星」をやりました。
なかなかうまくできたと思います。


第四位 たまさんによる「天体観測」

突然、名前が読み上げられ、
ステージに上げられた、たまさん。
しかし、持ち前の美声で「天体観測」を
見事に歌い上げました。


第三位 kasahiさんによる、スーパーマリオギター。

司会のkasahiさんによる、ギター演奏です。
スーパーマリオブラザーズの伴奏に合わせて、
ギターを演奏してくれました。
すごいテクニックでしたが、
時折、マリオがダメージを受けている様子が、
目に浮かぶシーンもあり巧さとおもしろさを
両立させて、さすがだなあと思いました。


第二位 まいこもりすさんによる、フルート演奏。

「私は真面目にしか吹けません!」
と言って登場した、まいこもりすさん。
普段からふざけている感じの方ですが、
フルートの演奏は、本当に素晴らしかったです。
貴族になったような気持ちになりました。
まいこもりすさん、フルートを前面に出せばモテますよ!


そして、


第一位


は、


もちろん僕


です。自分で順位を決めて、自分を一位にする。
これがやりたくて、そして歌いたくて、この、
hassyさん曰く「アホパーティー」を開催したのです。




歌いきりました。


実は、前々日にひとりでカラオケに行って、
一時間練習したら声が枯れたのですが、
それでも、きちんとした声で歌いきることができました。
音程とかは、気にしないでください。


最後に、有志の女子の方々で作成したという、
サプライズ映像がプロジェクターで映されました。



「恋人選び」というテーマで、
僕を含めた六人の男子の中から「恋人にするなら誰?」
というアンケートを取ったものでした。



前半から、イケメンのしょうたろうくんに票が集まり、
後半に切り替わったので、ああ、後半は僕が盛り返して、
「しーなさんおめでとう!」という展開になるのだな、
なにせ今日は誕生日だしと思っていたら、
そのまま、しょうたろうくんがぶっちぎりで優勝し、
ビデオは終わりました。
たしかにサプライズでした。


生誕祭の中盤から、緊張感も薄れて、
和やかなムードで、時間通りに終わりました。
本当によかった!



居酒屋へ

生誕祭のあと、予約していた居酒屋へ
皆さんで行きました。






ケーキ。しーなねこの顔が描いてある!


kasahiさんにYUREXを頂きました。



胴上げ。



すべて終わって

家に帰りました。かなり飲んでました。
こんなに緊張しつつも、盛りだくさんで、
楽しかった誕生日は初めてでした。
たくさんの方から、お祝いのパワーを頂いて、
幸せなエネルギーで満たされたのを感じました。
ふわふわしました。


これまでに、いろいろ体験して
ブログなどに書いたことの積み重ねが、
生誕祭に来てもらったり、出演してもらえたりと、
楽しい会にすることにつながったので、
僕の年月は無駄ではなかったのかなと思いました。
で、その年月が年齢になっているのだから、
まあいいかと思いました。よくわかりませんけど。




生誕祭、やってみるもんですね!




生誕祭に来てくださった皆さんや、
出演してくださった皆さん、
いつもブログを読んでくださっている皆さんに、
心から感謝しました。
いつも、ありがとうございます。




生誕祭の動画