小説集『突き抜け』のご購入はこちらから。



IKEAに行ってばかでかい本棚を買った。

どうも最近調子が出ないのは、
職場が川崎に移転した環境の変化が原因ではないか
と思っているのでした。
繊細な僕は新しい場に慣れるまでに、
だいたい三年はかかるので、あと約三年は
「しーなさん慣れてないんだな」
と思って頂ければとても助かります。


それで昨日のことなのですが、
やはり調子が出ずぼんやりしていたら、
はっと気づいたことがあったのでした。それは、




本棚を買えばすべてがうまくいく




ということで、まるで天啓みたいなものでした。
それも普通の本棚ではない、ばかでかい本棚。
それを買って、僕の部屋のあちこちで溢れ返っている
本や書類や小物などをいっさいがっさい詰め込んで、
整理整頓すれば新しい道が開けるであろうと、
宇宙が教えてくれたのです。


で、こうしちゃおられんくなって早めに退社して、
東海道線で横浜、そこから地下鉄で新横浜。
さらにIKEAへの無料シャトルバスに乗って、
七時過ぎにIKEA港北についたのでした。
途中、調子が宇宙的な時にだけ見える赤頭巾ちゃんが、
走って消えるのを見ました。


前にIKEAに訪れたときはすごい混雑だったのですが
さすが平日の夜、がらがらでした。
バスの中も暗い顔をした男女三人と、
妖怪バス小僧しかいませんでした。
それで僕はあらかじめ当たりをつけていた
ばかでかい本棚コーナーに向かいました。
IKEAに来る前に「これだ!」というものを
写真で見つけていたのです。
それは「EXPEDIT」というばかでかい棚です。


で、EXPEDITの実物を見て唖然としました。
ばかでかい本棚を買おうと思っていましたけど、
ばかでかいにもほどがあるってもんだと思いました。
それで「大丈夫だろうか」と一時間ほど迷いましたが、
宇宙を信じて購入を決意しました。


そしてIKEAのシステムはセルフサービスで、
その商品をカートに乗せてレジに持っていかなくては
ならないのです。もちろん商品は組立て前ではありますが、
それでも縦185センチ横35センチの板が
何枚も何枚も積み重なって梱包されていて、
カートに載せるのも一苦労というか、
諦めて帰りそうになりました。




重さは89.2キロもありました。
あっちへふらふら、こっちへふらふらして、
配送サービスコーナーに出したら、
なんと送料が6400円もしました。




これが明日届きます。




さっき調べた情報によるとこの棚は
組み立てはわりと簡単ではあるが、
横に倒した状態で組み立てなくてはならないそうです。
ためしに僕の部屋の幅を測ったら、
横倒すことができない幅でした。
一体、どうなるのだろうか。


つづく