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小説。死なない子供、荒川修作。銀座。

土曜日は月に一度の小説教室へ行きました。
「突き抜け2」に書いた小説を提出しました。
「おしるこ温泉よりおもしろくなってますね」
と先生に言ってもらえました。
全体的にたくさん褒められて、
こうした方がいいというアドバイスをもらいました。


その後、ひのじさんと渋谷のイメージフォーラムへ行きました。
映画「死なない子供、荒川修作」を見るためです。
開演まで時間があったので、会場の前のレストランで、
タイ料理を食べて、焼酎をお湯割りで飲みました。うまかった。
映画は公開の初日だったので監督の山岡信貴氏の
トークも聴くことができました、一番前の席で。
荒川修作さんは、養老天命反転地や、
三鷹の天命反転住宅とかを作ったコーデノロジストです。
コーデノロジストとは、荒川さんの造語で
芸術・哲学・科学を統合して探求する人のことらしいです。



僕は荒川さんのことはあまりよく知らないけど、
保坂和志氏の本の中や、茂木健一郎氏のブログで、
よく出てくるので興味を持っていたのでした。
特に茂木健一郎氏のブログにあった音声ファイルは、
みなさん聞いておいた方がよいと思います。


映画はとても興奮する内容で、生きる力が
地球の中心から沸き上がってくるようなものでした。
荒川さんの語りは激しくて、言ってることはよく分からなくて、
とにかく圧倒的で無条件で、人類のことを全力で考えていて、
荒々しくて乱暴だけれど愛が迸っていて、
僕はその誠実さを感じて目に涙が浮かびました。



翌日は

銀座へ行きました。
ギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催中の
「EUPHRATES(ユーフラテス)展」を見に行ったのです。
しかし、日曜日はやっていませんでした。
もっとよく調べてから行くべきでした。

それにしても銀座はすごい賑わいで、
歩行者天国になった大通りをたくさんの人が、
十二月の空の下を行き来していました。年末だなあと思いました。
展覧会は見れなかったけど、せっかくなので散歩しました。
モンブランのビルに入って一本四百万円する超高級万年筆を見たり、
よくわからないファッションのビルに入って出たりしました。


夕方になったのでキャンドルという店に入りました。
老舗の洋食屋で、ビールの泡がとろんとろんしてて、
たいへんうまかったです。それで、ここの名物が、

このチキンバスケットで、メニューにはこう書いてました。
「元祖!世の中で一番おいしいと言われるチキンバスケット」
世の中って、ずいぶん大きく出たなと思いました。
けど、たしかにうまかったです。チキンが驚くほど、
やわらかくて、なんてこったと思いました。
二人で白ワイン一本と、赤ワインを半分飲んで、
生牡蠣食べて、ずいぶん酔って帰りました。


この土日は、うまいものを食べて、小説のことを考えて、
荒川修作氏の映画を観て、銀座を歩いて、
たくさん会話をして、充実した週末でした。
死なない、コーデノロジスト、新しい科学者になるぞ。