焼肉、漫才、映画。もやもやした。

「一眼バトル in 鎌倉」の写真をアップしました。
ぜひ、ご覧くださいませ。よかったら投票もお願いします。
こちらです。


金曜日の夜、

恵比寿の焼肉屋チャンピオンに行きました。
うまい焼肉を食べました。写真を撮り忘れました。
焼きしゃぶというのと、松阪牛のロースを食べました。
肉を焼いただけなのに、うまい。噛めば噛むほどうまい。
ひのじさんと行きました。

土曜日は、

漫才師ロケット団さんの大定例集会へ行きました。
下北沢の下北タウンホール。まいこもりすさんのお誘い。
二時間半たっぷりあって、しみじみおもしろかったなあ。
終わってから、焼き鳥料理の居酒屋に入って、
ビールを四杯と、冷酒を一合飲みました。うまかった。



日曜日は、

早稲田松竹という映画館で、
「ヤンヤン 夏の想い出」という作品を観ました。
上映時間が三時間というので、長いなと思ってましたが、
観始めたら途中、やっぱり長いなと思いました。
しかし、最後はいい作品だったなと感じました。


人によって見えるものは違う、さらに部分的にしか見えない
というような台詞が印象に残りました。
こういうときどうすればいいかとヤンヤン少年が
お父さんに聞くのです。するとお父さんは、
写真に撮ってみなさいと言いました。


映画の全体的な感想とか、作品のテーマとか、
観終えるとついつい、心の中に放り込まれたものを、
「つまり……」と言葉にして、その視点で作品を解釈して、
自分を納得させることを、僕はよくしてしまうのです。
で、僕は最近、心の中のもやもやを、
できれば長い間維持していたいと思っていて、
勝手ですみませんが、映画を作る側は、
僕には簡単に納得させないでほしいのです。
映画の中身を、簡単に言葉にできて解釈できるなら、
わざわざ映画にしないで端から文章でいいと思うからです。


で、「ヤンヤン 夏の想い出」は、
心に大きなもやもやが入り込んできて、
それを言葉にできなくて居心地がわるくなりました。
言葉へのしづらさ、考えて、言い淀んで、
記憶や心の中の引出しをあちこち開けて紙片を読み返すような、
長い探索を無意識でやって、整頓されて忘れた頃に、
「ああ、これてって、あのときのあれかあ」
と、光が差すような感覚が生まれるのが、
いい作品だと僕は思うのでした。


人によって見えるものは違う、さらに部分的にしか見えない。
ヤンヤンは写真でそれを明らかにして伝えようとして、
たくさんの人の後ろ姿の写真を撮るのですが、
それは映画そのもののことなのかもしれないなと思いました。
で、たくさんのもやもやしたものがあって、
ああ、よかったなと思いました。

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金、土、日、ぜんぶ楽しかったです。