まいった、まいった。タイ料理。瓜ボーズライブ。

最近あまり本が読めてないと思いました。
新書とかは何冊か目を通していましたが、
前に購入した現代日本文学大系全九十七巻を、
ほとんど手に取っていませんでした。
他にもパウル・クレーの造形思考についてや、
荒川修作とマドリン・ギンズのすごく読みたいまま
放ってた本や、夏目漱石の『明暗』も読みかけでした。


小説を書こうとしているのに書けない理由のひとつは、
読んでないからです。インプットがないのだから、
アウトプットさきるはずがない。それから、
考える時間をきちんととってこなかったのもよくない。
読んだものをそのまま出してもダメで、
批評して消化して、他のものと組み合わせて熟成させる。


なぜそれができないのか。絶対的な時間が少ないのか、
それとも時間の使い方を誤っているのか。
どうもあちこち神経が分散して手につかない。
そういえば、ショーペンハウアーが言ってた。

本格的に哲学するためには、
精神が本当の閑暇をもっていなくてはならない。

とか、

人々は閑暇を犠牲にして富裕を得る。
だが、富裕をはじめて望ましいものにする唯一のものである
自由なる閑暇を富裕のために犠牲にせねばならないならば、
私にとって富裕が何になろうか。

知性について 他四篇 (岩波文庫)

知性について 他四篇 (岩波文庫)


じっと自室に閉じこもって、本を読んで、
ノートにメモをするような時を過ごしたのはいつ以来だろう。
そうなると考えなくなって、考えなくなるとぼくの場合、
ブログに書くことがなくなってしまう。
毎日、考えていることを、考え続けていると、
大袈裟だけど、それが信念のようなものになって、
その信念の軸を、常識の評価軸と別のところに立てて、
やっと、何か書き始めることができるような気がするし、
それをしないで書いても、途中でやになってしまう。


小説だけでない。ブログにしても企画にしても、
クリエイティビティが必要なもの全般について言えると思う。
何よりもまず、精神に閑暇がないとならんのだ。


まいった、まいった。

鼻パック。



土曜日

渋谷道玄坂カフェで、歌劇団「瓜ボーズ」のライブを観た。
瓜ボーズとは、猪瀬隆さんと渡邊繁彬さんによるユニットで、
どんなことをするのかわからないまま、会場に行きました。


内容は、歌やダンスやお芝居を織り交ぜたパフォーマンスで、
最初から最後まで笑いっぱなしでした。なんだったんだろう。
極度に高められた宴会芸というか、いや、そんなものではなく、
異様で不思議な作品になっていました。

ほとんどが歌とダンスでそれも楽しかったのですが、
欲を言わせてもらえれば、僕はもっとお芝居を見たかったです。
ともかく、イノセさんの愛が会場に充満していましたし、
シゲさんのスイッチの切り替わり様というか、
トランス状態に入ったような動きは絶品でした。

定期的に悪霊に取り憑かれるシゲさんと、それを祓うイノセさん。



会場は超満員。すごくいいものを見せて頂きました。
イノセさん、シゲさん、ありがとうございました!



日曜

ポーチャイというタイ料理のお店で、
お腹一杯までタイ料理を食べました。
それにしてもよく眠りました。眠っても眠っても眠い。
疲れが、なかなかとれない。



月曜

ジムに行って筋トレと有酸素運動。
もう夜七時になっていて、服屋でズボンを買って、
メガネは買わないで見るだけにして、それから、
赤レンガのオクトーバーフェストに行きました。


九時までやってるらしいのと、
へもいっ子の方がいそうだったので。
で、行ってみてビールを飲みながら、
会場内をうろうろしたのですが、誰も見つからず、
いるはずのおのしゅうさんに電話をしたら、
すでに解散していたとのこと。


なあんだと思って、家に帰ってご飯を食べました。


今日だけは、きちんと地下鉄の中で本も読んだし、
お風呂の中で、芥川龍之介の『神神の微笑』を読んだ。
で、いまブログを書いている。
流れを滞らせずに、うまくやっていく。