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クリスマスと、クリスマス前のこと。しあわせでありますように。

生活

二十三日は昼頃に起きて、部屋を少し片付けて、
年末年始に読みたい本を机の上に重ねました。
夕方に有楽町へ行きました。寒波が来ているらしく、
風を受けて立っていると、顔の表面の水分が凍りそうでした。

クリスマス前。銀座の付近でイルミネーションをやってるらしく、
老若男女がわんさといました。


ひのじさんと、しばらく銀座を散歩して、
予約していた「アロッサ」というレストランに入りました。
ニュージーランド産の貝や肉を食べて、どれもうまかった。

とてもうまいものを、切実なタイミングで食べたときって、
短くてリアルな夢みたいな幻覚がよぎる感じがする。



二十四日

クリスマスイブ。渋谷の道玄坂で、夜から、
猪瀬さん主宰の瓜ボーズという歌劇団のライブがあったのですが、
「クリスマスイブ」の「渋谷」は、邪念みたいなものが熾烈で、
近寄ることすらできませんでした。すごく行きたかったのですが、
なんだろう、僕には、精神的にきつすぎました。



それで、目白の辺りを散歩して、
関口フランスパンという名店でパンを買ったり、
講談社野間記念館や永青文庫の場所を確認して
(休館していて入れなかった)、歩き回りました。
途中、大きな教会があって、
僕はそれを以前に新聞か何かで見たことがあって、
「ああ、この建物はここにあったのか」
と思って少し覗いたら、〇時にクリスマスミサをするとあったので、
いったん帰ってから、夜中に行って見ることにしました。


瓜ボーズのライブは、Ustreamで視聴しました。
イガラシイッセイ氏のパフォーマンスが、
氏がこれまで見せたことのないようなもので、
古い壁が壊れて、新しい世界が見えた気がしました。
彼はどこを目指しているのだろうかと思いました。
それが誰にもわからなくても、一生懸命に試行錯誤する姿は、
美しいと思いました。




クリスマスチキンカレーと、じゃがいものスープ。
くらくらするほどうまかった。


で、厚着して〇時に教会へ行きました。
実は二十三時半からテレビドラマ
「野田さんとメリークリスマス〜野田ともうします。スペシャル〜」
を見たかったのですが、
「神をとるか、野田をとるか」
で少し迷ったのですが、ミサに行きました。
どなたか録画した方がいましたら、見せてください。



東京カテドラル聖マリア大聖堂というところでした。
近代的な建築物で、高い天井から白い光が降り注ぐ様子が、
コンクリートを使って荘厳に表現されていて、
入ったときは息を呑むほどでした。すごかったな。
ミサというのに参加して、クリスマスの意味がわかりました。



二十五日

少しお酒を飲んで家に帰りました。
それにしてもよく眠った。


ひのじさんからクリスマスプレゼントに、
ジェラートピケというブランドの部屋着をもらいました。
女性向きのものしかないそうなのですが、
そのふわっふわの肌触りは、
まるで雲に包まれているかのような感触で、
男であっても着てみるべきなのです。ピケ男子です。

で、お風呂上りにこれを着て家人の前に出て行ったら、


「なにあんた、きもちわるい!」


と妹や母に言われたので、
「いやいや、ちょっとさわってみて」
と袖をさわらせたところ


「きもちいい〜」


と、すぐさま「きもちわるい」と逆の反応を示しました。
きもちわるいけど、きもちいい。
複雑な感想でしたが、そういうのってめずらしい
と思って気に入りました。どうもありがとう。




しあわせな週末でした。今年もあとわずか、
風邪などひかずに、淡々とやっていきましょう。
みなさんの悩み苦しみが消えてなくなって、
みなさんが、しあわせでありますように。