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ラムネを食べている。駅伝に出た。

四月から新しい部署になって、
九時までに会社に行かなくてはならなくなった。
まだリズムがつかめずに、なぜか八時半に来てしまって、
「あと三十分眠っていられたのに」
と思うこともある。でも朝型生活の方が、
色々いいに決まってるので、早寝早起するようにしたい。

ラムネを食べている。

脳のエネルギーになるのはブドウ糖だけらしい。
と何かで読んで、じゃあブドウ糖を摂るにはと調べたら、
ラムネの原材料がブドウ糖だということがわかって、
それからは、森永のラムネを一日一本食べている。
効いているのかは、よくわからない。

日曜日

恒例になっている駅伝大会に出たのだった。
赤羽駅でミヤタ君、ショータロー君、イッセイ氏と合流し、
荒川のメイン会場へ行った。
僕らが参加している「三遊亭金也師匠と走る会」は、
落語好きの人、音楽好きの人、友達の友達が呼び合って、
さまざまな年代の男女で五十人近くなっている。
金也師匠とまいこもりす監督の人徳だと思う。
会社の元先輩や大学の同級生と、
この機会に会えるのでとてもうれしい。
もちろんいつものメンバーとも会えてうれしい。


実は駅伝の前日から体調が変な感じがしていて、
当日は冬のように寒かった。歯がカチカチなるほどだった。
それなのに、半袖と短パンしか持って来なかった僕は、
明らかにバカだった。とてもそんな格好では走れないので、
青いカーディガンを着て走った。区間は五キロ。
しかし走っているうちに暑くなってくるものですね。
三キロに達した時に、たまらなくなって、
走りながらカーディガンを脱いで小脇に抱えて走った。


アンカーだったので、その様子を皆に見られては、
恥ずかしいと思って一気に駆け抜けようとしたら、
首に巻いてたタオルがほどけて落ちて余計に悲惨になった。
最後は両手いっぱいにカーディガンやタオルを抱えながら、
なんとかゴール。陸上競技とカーディガンの相性は最悪だと思った。