ぬるい空気の中を、サンダルで帰る。

上大岡にある映画館のレイトショーに
よく行っていて、千二百円で見れて、
お客さんが少ないので、気楽に見れる。
〇時近くに終わって、街に人がいないのがいい。
とぼとぼと、ぬるい空気の中を、サンダルで帰る。


「テルマエ・ロマエ」
「おおかみこどもの雨と雪」
「ダークナイト・ライジング」


を観た。「ダークナイト・ライジング」が、
とてもおもしろかった。二時間四十五分もあるのに、
長いと感じなかった。息もつかせず、
クライマックスがずっと続くような展開。


「桐島、部活やめるってよ」の予告編を観て、
おもしろそうだったので、原作の小説を読んだ。

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

複数の主人公が各章で一人称になっていて、
桐島が部活をやめたことによる影響を受ける。
多角的な視点から桐島が部活をやめた理由が浮かぶ。
ところで神木隆之介君は、ナイーブなオタク役では、
右に出るものはいないのではないかと思った、
映画が楽しみ。


川崎のチネチッタへ行った。
ピザやパスタを食べて、
スパークリングワインを一本空けた。うまい。


そのあと、「苦役列車」を観た。すごい内容だった。
生きるということ、みんなが自然にやっていること、
それをするのが、むつかしい人、というのはいる。
僕もむつかしい方だと思うけど、
この主人公に比べたら、全然だいじょうぶ。
もともと人間はみんな体を使って暮らしていたのに、
いつのまにか、それを包むようにルールができて、
そのルールから人に差ができて、このシステムは、
すでに空気のように欠かせない存在になっている。
いつのまにかできて信仰される不条理なシステム、
生きづらさを抱え、システムに対抗する手段が、
主人公の文学だと思った。


あと、ジムに帰りにTSUTAYAでDVDを借りて見た。
「Little DJ」「メゾン・ド・ヒミコ」
神木隆之介君を見ると泣いてしまう。


小・中学校の同級生オカンダと遊んだ。二年ぶり。

上大岡周辺を散歩した。近くの小学校が縁日をしている、
という掲示板を見て、ちょっと行ってみた。
僕らの母校のブラスバンド部がYMCAや恋のダイヤル6700を
演奏していて、中学校ってこんな感じだったなと思った。

その後、焼き鳥屋一火へ行った。うまい。
トマト焼き、ささみ、鶏たたき、月見つくねが特にうまい。
ビール一杯と日本酒を一合飲む。
家に帰る途中で、コーヒーを飲んで、
町内会の盆踊り大会があったので、少し寄って帰る。

蚊取り線香の匂い。盆踊りは九時におわった。
ずっと続けばいいのに、と小学生みたいなことを思った。