「さらば、ゴールドマウンテン」。気流舎。アセンションする

恵比寿映像祭へ行こう
と思って電車に乗っていたら、
春根布さんとなおさんが、
お芝居のチケットが一枚余っています
とツイートしているのに気付いて、
そういえばお芝居をここ何年も観に行っていないな、
久し振りに観たいなと思って連絡して下北沢へ行きました。


集合の一時間前に着いてしまったので、
下北沢に来たらぜひ足を運ぼうと思っていた、
気流舎という古書店兼カフェへ行きました。
ここは複数の人が持ち回りでお店を運営していて、
会社の元同僚だったこだまさん(カレー屋になった人)も、
たまに気流舎でカレーを出したり、
イベントに顔を出しているらしいのです。
(こだまさんのカレー屋に行った時の日記はこちら


気流舎は隠れ家のようで、
本に囲まれた小さな空間で、
ロールキャベツを煮込むいい匂いがしていました。
店に誰もいないのかと思ったら、
天井に近いところに本を整理しているお姉さんがいて、
梯子を下りてロールキャベツを出してくれました。
今日はこだまさんはいませんでしたが、
元気にしているようでした。

きのこの味噌汁、ロールキャベツ、おにぎり。
自然でとてもやさしい味で体も心も温まりました。


南口で待ち合わせ、駅前劇場へ。
「さらば、ゴールドマウンテン」

ヨーロッパ企画の人が作・演出を手がける
イエティというユニットの演劇でした。
大阪の一杯飲み屋を舞台に、
ハイパーインフレでお金の価値が、
メチャメチャになるドタバタなコメディで、
最初から最後まで笑いが散りばめられていて、
ずっと笑っていました。たのしかった〜


春昆布さん、なおさん、みおさん、たろさんと
カフェに入って歓談。いろいろ勉強になった。



そうだ、

金曜の夜は川崎で飲んだのでした。
小宮山さんがへもく飲みたいと言い出して、
それにイッセイ氏とぼくとYUさんが乗っかったかたち。
実際に、それはそれは薄暗くへもい会になった。
皆が深く落ち込みつつも、最終的には、
無理やりにでも希望を見出すことができた。
そう、やらなければならない。
それとちょっとショックだったのは、
しーなさんは三年間で、


ほんとおもしろくなくなった。


と言われたことだけど、すごく納得した。
(別ルートからもけっこう言われていたのです)
しかし、その夜はすこしおもしろさを
取り戻しつつあるとも言われた。
おもしろくなくなったと言われたことを、
今日のメンバーに伝えたら、昔から知っている人は
やっぱりおもしろくなくなってたということで、
おおむね同意していたようであった。
ぼくにも自覚がある。ほんと、
おもしろくなくなってたわ……。


歌舞伎の中村勘三郎さんがこんなことを言っていたらしい。

型のある人が型を破ることを型破りといい、
型のない人が型を破ることを型無しという。

型破りになるためには、破るための型がまず必要だと。
ぼくはおもしろくなくなっていたうちに、
がっつり型ができたのだと思う。型にはまりすぎて、
身動きが取れなくなっていた。これから型を破る。
型がなかったときは、自分でもわけがわからなくて不安だった。
型ができたことは、ぼくにとってすごくよかったことだと思う。
アセンションする!