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リアル桃鉄2013(第8回)をやったのでした。前編

リアル桃鉄をしました。今回で8回目。
渋谷ヒカリエにあるデイリーポータル編集部をお借りして、
そこから実況を生放送。年々豪華になっています。

ルールはこれまでとほぼ同じ、少し変えたのは点の入り方です。
きちんとカードの指令をやって報告をすると、
きちんと点が入るようになりました。
そうでないと、カードを適当にしてゴールを目指す方が、
有利になってしまうからです。
あと、報告がおもしろいと点も高くなるようになりました
(おもしろさの基準がむつかしいところなのですが)。

朝の代々木公園に続々と集まってきました。


今回もアサイさんとペアになりました。
貧乏神Tシャツは、かとちえさん作成のもので、
とてもやさしいTシャツで、ほっとしました。
アサイさんのもおとなしいもので、いつでも着れそうでした。


過去のがあまりにも酷すぎたのです。

2009年。ノースリーブで裾に鈴。肩からゴム手袋。

2011年。蝶ネクタイ、股間に白鳥。
「変なおじさんカード(変なおじさんの踊りをする)」
が出て踊っているところ。地獄。


今年のぼくらは大当たりだったのですが、
トラウマになりそうなシャツも数多くありました。
たとえば、あつしさん作のこれ。

どういう人生を送るとこういうものが作れるのか、
とりあえず精神分析を受けてもらいたい仕上がり。
このシャツが当たったタンバリン先輩は移動中、
知らない人から、


「めっちゃマルボロもってる!」


と言われたそうです。
これが当たらなくて本当によかったと思ったのですが、
逆に、やさしいシャツだと危機感に欠けて油断したり、
おもしろポイントが稼げないのではという心配もあり、
よいとわるいは表裏一体なものなのだと思いました。けど、
マルボロのシャツはそういう次元じゃなく恐い。

試合開始前

スタート地点を新宿にすることにして移動。
新宿だといろんな路線が入ってるので、
どこが目的地になっても融通が利きそうだからです。

新宿で朝食。前回、前々回とアサイさんが
リアル桃鉄のアイドルになりつつあるので、
とりあえずアサイさんの写真を撮ってアップロードする。
そうすればポイントになるのではと思ったからです。
(すみません)

「かわいい顔してください」(なおさん撮影)


そんなことをしていたらゲームスタート。
最初の目的地は、


沢井


デイリーポータルZの林さんが、
適当に決めてくれたとのこと。
しかし、沢井、まったくどこかわからない。
とりあえず駅員さんに尋ねると
「沢井って、あの沢井ですか?」
と逆に聞かれる。あの沢井なのかわからないけど、
きっとそのちょっとおどろく沢井なんだろうと思って、
はいと言うと、中央線で立川の方へ行くように
とのことなのでその通りにする。

国分寺

「ランチカード(食事をしてもいい)」が出たけど、
さっき食べたばかりなので食べずに先をいそぐ。
次の駅は、西国分寺。「ヨイトマケカード」が出る。

ヨイトマケカード」
天にむかって声をあげ、網を引っ張りながら力のかぎり歌う。

アサイさんがカードの指令をこなす番だったのだけど、
アサイさんがヨイトマケの歌を知らないので、
Youtubeで見せて、これは美輪明宏さんの歌で、
力仕事をしている母親の歌なんですと説明しても
全然しっかりできなくて、ふにゃふにゃしてるので、
そんなんじゃないです、


こうやるんです!

と、結局ぼくがやりました。


次のサイコロで大きい目が出たので、
油断して乗っていたら、乗り換えを間違えてしまう。
立川から拝島へ向かわないといけないのに、
八王子に向かってしまって、豊田駅
カードは「バナナカード」

「バナナカード」
バナナを食べる。

楽なカードだとよころんで近くのコンビニに入るも、
バナナがない。丸ごとバナナもない。
駅の反対側にまわると、ドトールがあったので、


「そうそう、ドトールってバナナがあったりするんですよ」


と、自信満々でアサイさんに言いながら入店。
カウンターでお姉さんに
「バナナください」
と言ったら、えっ?という顔をされ、
お姉さんは奥のお兄さんに、
(このひと、バナナって言ってます)みたいなことを
小さな声で伝え、なにか抑え気味のやり取りの後、
「あの、バナナというのは、飲みものでしょうか?」
と聞かれたので、


「くだもののです」


くだもののバナナはありませんでした。
ぼくはスターバックスと勘違いしていたのだと思います。
たしかバナナが1本80円とかで
皿の上に置かれて売られていたのを見たのです。
そういう曖昧な記憶(夢かもしれません)しかないのに、
堂々と間違ったことを断言してしまう性質を、
今年こそはなんとかしないといけないと感じました。

バナナを食べる。自撮りに余念のないアサイさん。
そして、「バナナをキモく食べてください、
おもしろくなるように、もっとキモく食べてください」
と言われて、バナナのキモい食べ方ってなんなんだと
思いながらの一枚がこちらです。

「キモくバナナを食べてくれるまで何度も撮り直しました」
とアサイさん。「これはキモい……」と
Twitter上のタイムラインで写真がリツイートされるが、
得点にはつながらなかったみたい。キモ損。

北八王子

進む方向を間違ってしまったので、
八高線で拝島を目指すが、サイコロは2で北八王子。

「酒場放浪記カード」
千鳥足で立ち飲み屋に入って乾杯する。

立ち飲み屋がないので、
普通にお酒のありそうなところに千鳥足で入る。

このアサイさんの入店した直後の踵の返し方がウケます。
中のお客さんに一斉に見られたそうです。

ちょうど喉も乾いたところだったのと、
ここで勢いをつけようと、
ビールの中瓶を飲んでしまったのだけど、
これがちょっといけなかった(アサイさんは徳利頼んでるし)。

先を急ぐ気持ちが、酔いでまったりと丸まってきて、
休憩が長引いてしまったのだった。と、その時、


他のチームがゴールしたとの知らせが。


気を引き締めていこう!と駅にもどりました。
次の目的地が決まるまでの時間と、次の電車が来るまで、
することがないので、勝手にカードをやれば
ポイントになるんじゃないかという話になって、

「サボテンカード」
組体操の「サボテン」をする。



ぼくが仲本工事ばりのメガネがずれた状態になりながらも、
サボテンを完成させたのに、ポイントにはならなかったみたい。
ゲームマスターのイッセイ氏、厳正な判定。


次の目的地は、


八丁畷(はっちょうなわて)


川崎の近く。ぼくの得意なエリア。
この回は絶対に勝つ。
その前に貧乏神Tシャツに着替える。

うむ。恥ずかしくないぞ。ただ、アサイさんのシャツは、
中途半端に変なので、変な格好をさせられています感がなく、
こういうシャツが好きで望んで着ているみたいな、


私服がダサいひと


のようになって、それはそれで、
じわじわ精神が削られる宿茶の毒のようなシャツでした。


(後編へつづく