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あまちゃんおもしろい。歩きながら考えたこと。インドカレーを食べた。

生活

NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」を見ていて、
毎回おもしろいのだけど、今週は主人公が
東京へ出るひとつの山場で、とても感動した。

連続テレビ小説「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラック

連続テレビ小説「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラック

とくに主人公アキと、母の春子、祖母の夏との間で、
未解決になっていたそれぞれの心の問題
(それは家族連鎖のような形をとっていたりする)が、
北三陸の人々も含めて、ぶつかり合って表出して、
認識され解放されていくプロセスがとてもきれいで、
それらが大きな円を描くように収まっていくのを見ていると、
並行して自分にも、ああ、と思い当たることが浮かんだりして、
葛藤や抑圧の原因になっていた心のなかの固いものが、
温かい涙とともに溶けるような、そんな気がするのだった。
宮藤官九郎さんの脚本で、常に笑いがあって、
泣き笑いのような状態になるのだった。
はあ〜、よかった。また来週から楽しみだわ。

昼から

散歩に出かけた。いい天気。ひたすら鎌倉街道を歩く。
一時間ほど歩いたら、空は晴れているのに雨が落ちてきて、
蒔田駅の近くの杉山神社の境内の屋根の下に腰を下ろした。
弘明寺の盛光堂で買った観音饅頭をひとつと、
焼き饅頭を半分食べたところで雨が上がった。

ふたたび歩く。さらに三十分ほど歩いて関内。
そういえば、みなとみらいで「マークイズみなとみらい」
というショッピングモールが昨日オープンしたんだ、
と家を出るまえに王様のブランチで見たのを思い出して、
そこへ行くことにした。

どこかわからなかったのだけど、
人の流れに任せていたら着いた。横浜美術館の向かい。
混雑していたので中を通り抜けて、地下鉄に乗って帰る。
港南中央で降りる。駅の近くにインドカレー屋があるのだけど、
そこの外観がどうみても寿司屋で、
気になっていたので入った。中も寿司屋っぽくて、
座敷があったであろうとこが板張りになっていて、
その上にテーブルとイスがあるという、
不思議な空間になっていた。カレーはうまかった。


店を出て、向かいのジムで運動。
最近は筋トレの負荷を軽くして、呼吸を意識しながら、
ゆっくり大きく体を動かすようにしている。
ランニングも腰を前に出すようにして姿勢正しく。
シャワーを浴びて露天風呂。緊張を消すマッサージ。
体が軽くなって家に帰った。

計四時間ほど歩いた。

歩くだけでいろんなことに気づく。
たとえば、人が向こうから歩いてくる。
ぼくは人と向かい合うのが苦手なのだけど、
その苦手が具体的にどういう反応になっているかを、
今日はよーく観察してみた。
視線を左や右の下の方に向けているとか、
手の指先が緊張してすこしぎゅっと丸まったとか、
カップルが歩いてくると、蔑まれるというと大げさだけど、
ちょっと被害妄想を浮かべているとか、
他にも相手によって、いろんな反応を起こしていた。


で、思ったのは、そういう反応がいちいち出るのは、
ぼくの中に反応するもの(おそらく傷のようなもの)があって、
それに外部からの刺激が当たった結果だということ。
変な癖。自動的に反応してしまっている。
そういう反応はない方がいい。エネルギーを使って、
無駄な動作や感情を作っているのだから。疲れてしまう。

じゃあ、どうすればいいのか考えたところ、
外部からの刺激が反応を起こすまでに意識を集中することで、
自動的にいかないようにするのがいいと思った。
歩き方を意識しすぎると、できなくなるみたいに。
自分自身の感情と動き・呼吸をしっかりモニターすると、
変に目をそらしたり、被害妄想が少なくなった。
外部より自分にしっかり集中するとそうなるみたい。
自動的に反応しないということは、
自分を生きることにつながるのだろう。


他意のない刺激とか、他意のある刺激とか、
心の問題で自動的に発せられた刺激とか、
世間は、いろんな刺激で溢れているけど、
きちんと自分を生きる姿勢があれば、動じることなく、
物事がはっきり見えるのだろうなと思った。
エネルギーを有効に使うと、自由になれる。