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エクストリーム出社3つ(ピクニック・宴会・iPhone5s)。女川さんま収穫祭へ行ったことなど。

まだエクストリームな日々が続いている。
十八日はピクニック。もちろん早朝、四時半起き。
東京タワーのすぐ近くの芝公園。パンを持って六時に集合。
今回はエクストリーム出社協会と、
ピクニックなどを定期的にやっているgomm(ごむ)
というユニットとのコラボレーション。


gommさんがサンドイッチにする具をたくさん準備してくれて、
それを集まった出社ニストたちが思い思いに盛りつけて、
頬張る。うまかった。


イベントにはライターのセブ山さんが来ていて、
セブ山さんの記事をあまりしっかり読んだことはなかったのだけど、
顔の写真はすごく印象にあって、近くにいるだけで、
笑いたくなってくる空気を出している方で、
一緒に写真を撮ってもらった。うれしい。

朝から初対面の人とたくさん話すことができて楽しかった。
それとこの前日あたりから、妙に自律神経がざわついていて、
変な不安があったのだけど、エクストリーム出社したら、
自律神経がやや整った感じがする。効能があるのかな。
(この日のトゥギャッターまとめはこちら

翌日

朝宴会の第二回目。四時起きで自転車をこぐ。
新宿三丁目の居酒屋で、エクストリーム出社大会の表彰式。
鍋を食べられると思っていったら、鍋じゃなかった
鍋を食べたくなるくらいに、明け方は肌寒い。

(@yoshinotaiさん撮影)


優秀賞のひとたちの半分にAmazonギフト券とメダルを贈った。
残りの方にも順次発送します。おそくなってすみません。
しかし、やっぱり連日のエクストリーム出社は体に毒だ。
会場に入るなり、中にいたyositosiさんに、


「ははは、フラフラじゃないですか!笑」


と言われるくらいに、たしかにフラフラだった。
そんな感じて、普段からしゃべるのが苦手なのに、
より一層しゃべれなくて、せっかくイベントに来てもらったのに、
損した気持ちにさせてしまったのではないかと不安になった。
次からは内容と体力をきちんと整えて臨みたいです。


で、いつも通りの時刻に出社。さすがに弱っていたので、
今日はやることは、淡々としっかりやって、早く帰って寝よ。
と思っていたら、iPhone5sの発売日ということで、
iPhone5sを必ず手に入れるために、
会社の先輩と店頭に並ぶことになった。
夜の二十三時までは新入社員が並ぶので、
そのあと明け方まで交代して並ぶということで、
いったん家に帰って、仮眠をとることに。

二十三時。

帰宅するひとたちに逆行して、川崎。
iPhone5sが売られるという店頭へ。
先輩と合流するけど、ぼくらの他に誰も並んでいない

まるでエドワード・ホッパーの絵のような写真。


これ、ほんとに並ぶ必要あるのかと思いつつ、
レジャーシートの上に折りたたみイスを出して座る。
すると、二十代の男子がやってきて、
iPhone5sについての会話になり、
そのひとも一緒に並ぶことになった。
レジャーシートが余っていたのでプレゼントした。
店頭には夜中でも人がちょろちょろやってきて、
並ばないのだけど、人々の関心の高さを感じた。


日付が変わって一時を過ぎたあたりから急に冷えてきたので、
あらかじめ持ってきていたカーディガンを着た。
先輩もシャツを羽織る。

しかし、気温はどんどん下がり、風もあったので、
ぶるぶると震えるほど寒くなってきて、
ぼくは思わず二十四時間営業のジーンズメイトに飛び込んで、
店の中で値段の割に一番温かそうな上着を買って着込んだ。

それでも、ガクブル。
先輩はレジャーシートを羽織って風をしのいでいる。

いま眠ったら死ぬぞと言われつつ、
うすぼんやり風景を眺めていたら空が白んできて、
ようやく陽が上がると、気温も上がってきた。

iPhone5sは無事に買うことができた。

朝日が眩しい。
いったん家に帰ってから出社した。
期せずして三日連続でエクストリーム出社。
もう、眠いのか何なのかすらわからないハイな状態。
これを俗に「シュッシャーズハイ」と呼ぶ。
あと、この日の夜、イッセイ氏ヨドバシカメラ
iPhone5sを普通に買っていた。並ばなくてよかったのだ。
(この日のトゥギャッターまとめはこちら

土曜

会社から帰って、ぐっすり眠ったら朝の十時になっていた。
そういえば、と思い出したのは女川(おながわ)へ行くことだ。
女川というのは、宮城県で津波の被害が大きかった女川町のことだ。


二週間ほど前にさかのぼる。
エクストリーム出社を取材してくれたMさん(女子)と、
Mさんの同僚である春昆布さん、そしてあまやんさんと、
新橋の居酒屋で飲んでいたのだった。
その居酒屋は露天に丸イスを出していて、
ぼくらは夏のおわりの心地よい風を受けながら、
ビールを飲んで、焼き鳥や馬刺しなどをつまんでいた。
で、酒と肴の話になったときに、
あまやんさんが言ったのだ。


「女川のさんまはめちゃくちゃうまいですよ」


と。あまやんさんは女川のコミュニティFM
女川さいがいFMの運営に広報として関わっていて、
女川には何度も足を運んでいる。
だから女川のさんまの旨さを力説したのだった。
で、二十二日は「おながわさんま収穫祭」で食べ放題だと。
かなり酔いがまわっていたぼくとMさんと春昆布さんは、


「行きたい行きたい、絶対行きます!」


と口々に宣言したのだった。
そして、さんまとビール、宮城の地酒のことを考えて、
血中をゆっくりめぐるアルコールを感じながら、
ぐるーんぐるーんとなるに身を任せていたのだった。


で、土曜の朝にもどる。iPhone5sに並んだことで、
ちょっと微熱な感じになっていたのだけど、


行かねば!


と跳ね起きて、すぐに東京駅へ、そのままやまびこで仙台。
Mさんも春昆布さんも、ぼくが出発したのを確認して、
あ、やっぱり行くんだ!と思ったのだろう。
あとを追うようにして出発した。
東京から一時間半ほどで、仙台に着いたのは一四時半。
うとうとしていたら着いてるほど近い。
仙台から松島海岸へ。ここから矢本駅までは、
震災の影響で不通のままなので代行バスを利用する。


陽が傾いてきた静かなバスに乗っていると泣きたくなる。


そして石巻へ。やまびこに乗っている間に、
春昆布さんが石巻で宿泊先をバシバシ予約してくれたのだ。
本当はさんま収穫祭のある女川で宿が見つかればよいのだけど、
どこも満室だったのだ。

石巻に到着。石ノ森章太郎先生のキャラクターがいっぱい。


そして、石巻から女川へ行くことにした。
さんま収穫祭は翌日だけど、この日は前夜祭で、
復興記念花火大会があるという情報をキャッチしたからだ。
石巻から石巻線で浦宿(うらしゅく)へ。
浦宿から女川へは、ふたたび代行バスを利用する。
時刻は一八時。すでに陽は暮れていて、
お腹が空いていたので、女川に着いたらなにか食べようと思った。

のだけど、女川についたら真っ暗で店もなく、
山の上で運動場くらいしかなくて途方に暮れた。

猫がいたので一緒に写真を撮った。


なんだどうしようと、あ、山の下へ行けば街があるんだなと、
歩いて行こうと思ったけど真っ暗で、道のりもかなりありそう。
バスの交通整理をしているボランティアらしきひとに聞いたら、
山の上と下を結ぶシャトルバスがあるから
ちょっと待っててくださいと親切に案内してもらえて、
すこし安らいだ。


バスが来て、山を下っていく十分もしないうちに
海沿いの広場に着いた。バスにはぼくと運転手さんだけ。
あ、テレビで何度も見たことのある風景だ、と思った。
けど、実際に横倒しになっている建物を見たり、
足元には大きな石がごろごろしていて歩きづらく、
その場所にいる、という事実は表現できない空気になって、
肺から入ってきて、胸騒ぎがした。

バスの停まったところから、花火会場までの間も、
ずっと真っ暗なのだけど、ボランティアらしきひとたちが、
十メートルおきくらいで光る棒を持って誘導してくれて、
それが点々と続いていた。通り過ぎるとき、
「こんばんはー」と挨拶をしてそれ以外は、
静まり返っていて、あとは砂利を踏む音くらいだった。
しばらく歩くと、けっこうな数のひとがいて、
グループごとになっていたりして、談笑していた。
地元の子どもたちが花いちもんめをして遊んでいたり、
酔っ払って声の大きくなったおじさんが楽しそうにしていた。


十九時にスピーカーから関係者のひとたちの挨拶があって、
海の向こう側に見える山の上から月と思えないくらい、
いいタイミングで大きくて丸い月が出てきて、
それがしゃべっている間に刻々と高度を上げていって、
鳥肌が立った。花火が上がり始めた。

百人、二百人くらい、広場にいたと思う。
みんな楽しそうにしていた。
東京の河でやるような派手な花火ではないのだけど、
ひとつひとつに、復興記念までの
過程が込められているように感じて、
いろいろな気持ちが、ドン!ドン!と、
花火が開くたびに胸に浮かんで、パラパラと消えていった。
復興記念といっても、辺りを見たらまだまだなんだと思った。
花火大会を最後まで見ていると石巻まで戻れなくなるので、
途中で花火を背にしてバス停に向かいだした。
引き返す暗い道に、さっきのボランティアのひとたちがいて、
みんな花火を見上げていて、ぼくも時々花火を振り返りながら、
足元のわるい、大きな石を踏んで、とぼとぼ歩いていたら、
「こんなことになってたのか……」
と、ふいに思って、涙がこみ上げてきた。


バスに乗って浦宿へ。バスにはぼくと、
もうひとり女性が乗っているだけだった。
なんだか寒気もしてきて、心細くなっていた。

浦宿から石巻へ。石巻に着いたら、春昆布さんとMさん、
そして石巻に仕事で来ていたkasahiさんとがいる、
居酒屋に入った。なんだかすごくほっとした。

ウニ丼を食べて、うまい日本酒を飲んで、
たくさん話して、笑って、宿へ行って、
気持ちよくすぐに寝た。

さんま収穫祭当日

のっそり起きてきて朝ごはんを食べて、
石巻から、石巻線で女川を目指すのだけど、寝ぼけていたのか、
「ここから会場へ直通のバスがあるそうです」と
間違ったことを言って、
ぼくは渡波(わたのは)駅でみんなを下ろしてしまう。
なんで間違ったかというと、2012年の情報を見ていて、
当時は渡波までしか電車がなかったのだけど、
いまは浦宿まで電車があるのでそれに乗ればよかったのだ。
というか、前日、そうやってぼくは女川まで行ってるじゃないか。



ぼくの間違いで降ろされたkasahiさん


われながら自分の不条理さにおどろきつつ、
申し訳ありませんでしたと皆さんに謝って、
タクシーに乗って、直接会場である女川の運動場へ行った。
タクシーは地元のおばあさんが、
いつも呼んでるから呼んであげるわよと言って、
電話をして呼んでくれた。
会場は山の上にあって、クルマが行列をなしていたので、
降ろしてもらって、歩いて行った。いい運動になった。

そして、会場についた。大きな運動場にひとがいっぱい。
さんまはどこだ!?と周囲を見渡すと、
煙がもうもうと上がっていて、
「あそこだ!!」
と四人でさんまの列に並ぶ。
さんまの数がすごいのと、焼くひとたちが多いので、
列はスイスイと進む。
で、さんまだ。

トラックから二十匹入りの箱がタダで配られる。

じゅうじゅう

じゅうじゅう

このために来ました(春昆布さん撮影)

食べる食べる

食べる食べる

食べる食べる


とにかくうまい!


いい焼き加減で表面がぱりぱりして、
身は脂がのっててしっとり。とくに皮と身の間を、
箸でばりっとほぐして、ぐわっといくのが至福。
ぼくは六匹食べた。キリンビール仙台工場直送の生ビールと、
白ワインを二杯。また白ワインがよく合う。

で、芝生でぐったり。
女川のヒーローであるイーガーショーや、
BiSというアイドルグループや、
徳光さんと藤原紀香さんが司会で、
五木ひろしさんが歌ったりと、超豪華。なのを、
横になってお酒飲んで、さんま食べたりして、
ゆっくり楽しんだ。ほんとに来てよかった


会場で、当日にやって来たあまやんさんと会ったり、
エクストリーム出社で高尾山を一緒に登った、
しんがりアニキさんと奥さんに会ったりして感動した。
みんないろいろやってるんだと思うと、胸がアツくなった。


じゅうぶんにさんま収穫祭を堪能してから、
ミヤコーバスで石巻、帰りは小牛田(こごた)を経由して、
仙台へ。Mさんは用事があるので一足先に帰って、
ぼく、kasahiさん、春昆布さんは、
よしけんさんと会って夕飯をご一緒した。


お土産を買って、二十一時半のスーパーこまちに乗る。
座席は三人ばらばらになった。ぼくは本を数ページ読んで、
眠くなったので本を膝においてうとうとしていたら大宮だった。
あっという間に東京、で、二人と分かれて東海道線で帰宅。
とても充実した二日間になった。
土曜の朝は行くかどうか迷っていたのだけど、
行って本当によかった。

iPhone5sのときに寒くて買った緑のパーカーが活躍した。
(女川旅行のトゥギャッターまとめはこちら

で、

連休明けての火曜日は、エクストリーム出社。
等々力渓谷の湧き水を汲んで、それを多摩川の辺りまで運んで、
レジャーシートを敷いてコーヒーを淹れた。
火を使ってはいけないので、工夫をしてお湯を作った。
この様子は、9/27(金)の、
はなまるマーケットで放送される予定。
ちなみに、あまやんさんは待ち合わせ時間に起きるという、
豪快な寝すごしをキメました。
カヌー、ピクニックに続き三回目です!