お題が出てから考えるのは遅い。ライフをおろそかにしない。

なにで読んだか忘れてしまったし、
誰の言葉だったかも定かではないのだけど
(ケンドーコバヤシさんだったか?)、
大喜利のコツをこんなふうに語っていた人がいた。

普段からおもしろいことをストックしておいて、
お題が出たときに、答えになりそうなものを
ストックから出してくる。

出題されたときに瞬発力でゼロから考えているものだ、
と思っていたので、なるほどなと感心したのだった。


昨日、録画しておいた「ピタゴラ装置大解説スペシャル」を
見たときも同じようなことを思った。

ピタゴラ装置は、物理法則とそれによる「もののふるまい」を
連鎖させるものなのだけど、よくもまあこんなに
たくさんのアイデアが出るものだとクラクラしたのだった。
装置に使われているものは身の回りにあるものばかり。
だからこれも、日頃の生活の中で、
ピタゴラ装置に使えるものはないかとか、
使えそうな物理法則をずっと観察しているに違いない。
じゃなきゃ、こんなにアイデアが出るはずがない。


また、宮本茂さんと糸井重里さんの対談記事を読んだときは、
これだこれだと思った。

社長の代わりに糸井重里さんが訊く「スーパーマリオ25周年」

イデアを出す段になってから考え始めるのは遅いと。
仕事以外の時間、休んでいたり遊んでいたりする間に、
無意識で仕事(アイデアを出すための準備、インプット)をしているのだと。
だから、お題が出てから考え始めるのは遅いのだ。


これらのことは、アイデアに関することだけど、
すべてにいえることだよなと思った。
人生に突然降ってくる試練という名のお題に、
いかに有効でユーモアのあるアイデアを出して克服するか。
そのためには日頃からいろいろ考えたり、
経験して学んでおかなくてはならない。
試練が訪れてから何とかしようと考えても、遅い。
現象に対しての心の持ち方とか、哲学を深めて、
人間をあらかじめ建設しておかないと、
いざというときに、ばらばらに飛ばされてしまう。


日頃からアンテナを張って、感じて、考えて、
整理してというのをしておこうと思った。
ライフをおろそかにしてはならぬのだ。
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