連休中とその前の日記

土日やらないといけないことがたくさんあるはずなのに、
暇を持て余しています。現実逃避をしているのでしょう。
巣鴨のTSUTAYAでマンガを借りてきて読んだりしています。

白暮のクロニクル(7) (ビッグコミックス)

白暮のクロニクル(7) (ビッグコミックス)

ゆうきまさみさんのマンガが好きです。
パトレイバーにもよく出てくる豪雨のシーンの不穏な空気とか、
ゆるいけど仕事をきっちりする組織の人間模様とか、
コミックス1巻ごとにあるていどまとまった話になっていて、
巻末はさらに次の大きなフェーズに移っていく予感があって、
おもしろいなあと思いながら読みました。続きが楽しみです。
となりの関くん (8) (MFコミックス フラッパーシリーズ)

となりの関くん (8) (MFコミックス フラッパーシリーズ)

となりの関くんは、Amazonプライムビデオでアニメを見て、
原作はどんな風に描かれているのだろうと手に取りました。
関くんという男子生徒が毎授業ごとにドミノをしたり、
ジオラマ作ったり、ひとりで黙々と遊ぶ(サボる)のを、
隣席の女子生徒横井さんがツッコむだけなのですが、
100話を超えてもネタ切れにならず、
関くんの妹とか話に広がりが出てきて、おもしろいです。
あたたかい気持ちになりました。


金曜の夜は、会社の先輩のAさんとイッセイ氏とで飲みに行きました。
会社の飲み会はJR駒込駅東口周辺で行われるのが一般的になりつつあり、
たしかに東口の通りは、よいお店が揃っている感じがします。
しかし、今回我々はあえてそこを外して、千石と巣鴨の間を攻めました。
千石本町通り商店街の互縁、よかったです。
https://www.instagram.com/p/BH4rY7Uj0Q1/
入ってすぐに、あ、これはいいとこ来たかも、
と思うほど雰囲気がいい。天ぷらがメインの小料理屋さん。
だし巻き卵、ごましめさば、ほたるいかの一夜干し、
旬の刺身盛り合わせ、定番の品々のどれもこれも、
ひと工夫されていて、ありがたいなあと感じる。
慎重に味わって、中盤からなす、海老、穴子の天ぷらときて、
海老しんじょ、ラストにウニおにぎり。ウニおにぎりは二百円もしない。
お酒は一銘柄だけだけど、甘口と辛口、飲み方も冷や、常温、お燗と選べて、
料理に合わせて絞っているのだろうなと思いました。
ひとり四千円いかないぐらい。うまかったです。
あとテレビがついていたのだけど終盤ごろ急に消えて、
カーペンターズの曲がスピーカーから(いい音で)流れ始めて、
「Every sha lalala Every woowoo」
と、なんとなく口ずさみたくなるムードで、
当初は何軒か巡ってみようという気もあったのですが、
この一店で満足して解散となりました。いやあ、よかったです。
そのあと、手拭い持ってひとりで銭湯(ふくの湯)へ。
ぐてーっと十五分ほど湯船に浸かって、温めの水を浴びて出る。
大げさと思われるかもしれませんが、
いまがいちばんしあわせだ! 神様はいる!
と思うほどの多幸感でした。
セロトニンが出すぎているのかもしれません。
帰ってすぐ寝ました。


土曜は、マンガと図書館で借りた本を読んだりしていたら、
夕方になっていたので、ちょっと運動もしないとなと、
自転車で三十分ほどかけて、神保町の古書店街へ行きました。
適当なところに自転車を停めつつ、店頭に出ているものを物色して、
そろそろ帰ろうかと思っていたら、
春昆布さんより飲みませんかと連絡があり、
そのまま上野方面に移動して飲みました。天神下あん。
ビールとポテサラ。ビールの泡のきめ細やかさとその値段で、
居酒屋の価格設定というか、コストパフォーマンスがわかる気がします。
あとポテサラとか煮込みといった定番は、
どの店にもある当たり前のものだからこそ、
店の個性がよく表れているように思います。
ポテサラに工夫がなくべちゃっとしてたり、
冷蔵庫からいま出しましたみたいなのだと、
他のメニューについてもあまり期待できない傾向が強いです。
あんのポテトサラダは、個性があり、うまかったです。
いもだけで見た目が地味で、おっと思って口に入れると、
からしが利いていて、うまい。他にもいろいろ食べたのですが、
おいしく、店員の方の感じもよくて、安かったです。
気づくと23時で、春昆布さんと5時間も話してたことになります。
びびりましたが、自分を振り返ったり気づきがあり、おもしろかったです。
https://www.instagram.com/p/BH9u6swDi9W/
お酒飲んでしまったので、自転車押して帰りました。

湯島の辺りも行きたいお店がいくつかあるので、また行きたいです。

シンスケ

食べログ シンスケ

岩手屋本店

食べログ 岩手屋本店

あと「酒席 太郎」と、カレーの「デリー」。


今日は休日なのに目覚ましがセットされていて7時半に起床して、
借りたマンガを読み終えて、二度寝。起きて読書。
TSUTAYAにマンガを返却するついでに巣鴨の「蛇の目鮨」へ。
二時までのランチにぎりぎり間に合って、にぎりセットを注文。
八百円でお椀付き。カウンターで黙々と食べる。うまい。
カウンターの隣の席のご夫婦が、ビールやホタテ焼きを頼んでいて、
いいなと思うが、ビールはやめておく。手頃な値段で穴子の白焼きなど
魅力的なメニューが並んでいて、
あらためて夜に来て日本酒でやりたいなと思う。

https://www.instagram.com/p/BH59PJNjZ2i/
https://www.instagram.com/p/BH59iptD1um/
https://www.instagram.com/p/BH59qdjjPri/

帰りに図書館に二冊返して五冊借りる。
予約本を受け取るとき、見たことない紙が本に挟まっていて、
係の人が紙を引き抜いて、
「リクエストいただいたこちらの本、コミックスのため貸出しできませんでした」
と言うので紙を見たら、この本のことで、

コミュ障は治らなくても大丈夫 コミックエッセイでわかるマイナスからの会話力

コミュ障は治らなくても大丈夫 コミックエッセイでわかるマイナスからの会話力

たしかにリクエストしたわ。
「あ、あ、だ、大丈夫、です」
と、目を合わさずに言って帰ってきました。
しかしすごいのは、図書館にない本をリクエストすると、
物によると思うのですが、二週間ぐらいで用意してもらえる。
遠読――〈世界文学システム〉への挑戦

遠読――〈世界文学システム〉への挑戦

この本も新品で準備してくれたのだけど、
二週間では読めないというか、数ページも読めませんでした。


家に帰って読書。ソファーで昼寝、読書。
夕方になったので、お惣菜でも買ってこようかと外に出たのですが、
よさそうな店があって、そこに吸い込まれてしまいました。

https://www.instagram.com/p/BH9b08xDhSb/
https://www.instagram.com/p/BH9bCU8DBig/
千石のミャンマー料理店「俵」。
名前だけでは何かわからないのでメニューの写真を見て、
いまの自分にしっくり来そうなものをよく考えて選ぶ。
バズンヒンとサムサチョウと生ビール。
バズンヒンはトマトと豆で海老を煮たスープで、
とろとろで酸味があってピリ辛。うまい。
サムサチョウは包み揚げコロッケ(カレー風味)という感じでビールに合う。
よく味わって、ゆっくりビールを飲んでいたら、
サービスでココナッツミルク寒天をいただいて完全に満足しました。
どれもうまかった。1680円でした。


https://www.instagram.com/p/BH05NtxDi1n/
作り置きしたものも食べ切らなくては。


ことろで、お店のマスターがいい人だと、店員さんもいい感じになり、
お客さんもいい人が集まるのだなと感じることが何度かありました。
料理のひと工夫も大事な要素だと思いました。
ひと工夫による差って、あまり大きなものではないこともあると思うのですが、
客はその微妙な差を感じたときに、店が自分のために時間をかけてくれている、
つまり、もてなしてくれていると感じるのではないでしょうか。
こういう小さなもてなしの積み重ねが、
店全体のトーンとして醸成されるのだろうと思いました。
飲食店にかぎらず、酒屋さんやパン屋さんや雑貨屋さんでも
同じようなことを感じました。自分も仕事をするときや、
人と接するときに、こういうことを意識したいなと思いました。


そんなことを思ったのも、この本を読んだからかもしれません。

明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045)

明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045)

8年前の本だけど古さを感じません。
真のユーザー本位、おもてなし、メディア・ニュートラルといった
いますでに当然のこととなっていることが予見されていて学ぶことが多い。
「スラムダンク1億冊感謝キャンペーン」というキャンペーンの
舞台裏が書かれていて、これが美しすぎて目に涙が浮かびました。
読者の大切な思い出を壊さないように、
作者の井上雄彦さんの感謝の気持ちを伝えるという、
下手をすればわざとらしくなったりしかねないデリケートなプロジェクト。
ユーザーのことを本気で考える。そうすればユーザーも応えてくれる、
こんな温かい交流ができるんだ、仕事で。と感動しました。

https://www.instagram.com/p/BH4_7r8DkG8/