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『酒とバカの日々』を読んだ。バカが足りてない。

うまいものを食べようと思って、
駒込・巣鴨エリアのよさそうな飲食店を開拓しています。
で、どこもうまくて「東京ってすげえな」と思っています。
横浜に住んでいたときは、横浜と言っても丘の上の方で、
周辺に飲食店は少なく、食べログで最寄駅周辺を見ても、
最高得点がスターバックスだった時期もありまして、
「しーなくんって出身どこ?」と聞かれるたびに、
ぼくは横浜市民を名乗ってよいのかと不安になりながら、
「横浜です……」と答えていたものでした。

それにくらべると、こちらの飲食店の充実ぶりは大変なもので、
食べログで3.5以上の店がごろごろしており、
点が付いてない店であっても行ったらすごくうまかったり、
点は低いけど、やっぱりうまくて居心地がよかったりと、
とにかくうまいんですけど、どういうことですか。

それで、あそこの定食屋は行っておかなくてはとか、
あの寿司屋は安くてうまいらしいとか、
あの立ち飲み屋を見ておかなくてはと、
週の半分ぐらい外食をしていたら、お金がかなりかかりました。
考えないとなと思います。あと食べログにない店に行きたいです。


ところで、家から自転車で1分のところに図書館があり、
気に入ってよく行っています。書架を適当に眺めて、
気になった本を数冊取って閲覧するところへ持って行いき、
3時間ぐらい読みます。どの席もテーブルがあるのがよいのです。
あとクーラーがよく効いています。

酒とバカの日々 ― 赤塚不二夫的生き方のススメ

酒とバカの日々 ― 赤塚不二夫的生き方のススメ

赤塚不二夫さんの『酒とバカの日々』というエッセイを読みました。
よい店の見つけ方というか、よい店にしていく方法や、
行きつけの店の作り方、酒の飲み方と、飲んでいるのは酒だけではなく、
店のムードのようなものも一緒に飲んでいるのだということ、
飲みすぎて顔が猿の惑星みたいになってきたことなど。
お酒を通して、たくさんの人とつながって仲間ができて、
仲間内でバカな話をして、バカなことを実際にやって盛り上がって、
人間関係や会話の機微を学んだり、とにかく酒を飲めということでした。
タモリさんのデビュー当時のアイパッチに真ん中分けというスタイルや、
ネタも飲み仲間たちで考えて磨いていったそうです。

なんか、言っていることがとてもよくわかりました。
ぼくがいまもよく遊んでいるひとたち「へもいっ子クラブ」も、
もとはお酒の席でつながった仲間ですし、
目黒の居酒屋よしを中心に、いろんな話をしているうちに、
おもしろいひとが、おもしろいことをしたくて集まってきて、
おもしろいことが次々できていったように思います
(みんなデイリーポータルZとかに投稿していたし)。
「エクストリーム出社」という遊びが生まれたのも、
あまやんさんと湘南台で飲んで話していたときですし、
そう考えるとですね、最近、飲んではいるので、
酒とバカの日々の「酒」の方は足りているのですが、
「バカ」が足りてないなと思ったのでした。
バカと言っても、くだらない話をすればよいというのではなくて、
集団の変性意識から出るクリエイティブなことなんだろうなと思います。

あと、これには場所が重要なのでしょうね。
みんなが気軽に集まれていつでも入れる場所というのが、
そういう空間(酒場)を行きつけとして、
持っておくことなんだろうなと思いました。
飲んで話してアイデアが出て、異様に高揚して、
実現できる!とそのときだけでも本気で信じられることが、
いま思うと意外と大事だったんだなと思います。
お酒飲んで変な勢いがつかないと、リアル桃鉄とかエクストリーム出社とか、
そういうちょっと狂気的なことって、会議室からは出てこないと思うんです。
冷静になってしまうから。

あとはまあ、場所があっても、
仲間たちがみんな結婚して子どもが生まれたりで、
時間がなくなってしまったし、バカなことをしている場合じゃないんですね。
ぼくも、いまからまたバカな方へ進む意味もよくわからないですし、
だからといって、他にすることがないんですよね。どうしよう。


よくわからなくなってきましたので、とりあえず寝ます。


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