へもいとは。

「『へもい』ってなんですか?」
と聞かれて、いつも
「分かりません」
と答えていたのですが、
「へもいっ子用語辞典」を見たら、

ヘモイズム [hemoism]
1.理性の支配をしりぞけ、へもい世界を表現することによって、
人間の全的解放をめざす二一世紀の芸術運動。
2001年発足した「へもいっ子クラブ」の「ヘモイズム宣言」に始まる。
2.へもい概念を受け入れることで苦悩を回避する態度。
「へもい主義」に同じ。


と書いてあって衝撃を受けました(自分で書いたんですけど)。


気づいたのは、僕のさみしさとか、かなしさとか喪失感は、
なんというのだろうか、生活と宇宙の間のような、
中途半端な位置に漂っているということですよ。


生活は両親のように結婚して子供を育てて住宅ローンを返済して、
あらゆるものを次の世代に移しながら生きていくような、
それは非常に健全で人間の自然な姿だと思うのですが、
そういう風になれないのは、逆の、
高校生の時に体験したような宇宙と一体化した感じ、
これが実相なのだという実感が、すべてを幻とか夢のように感じさせ、
だからといって、常に幻を見ているわけじゃなくて、
やはり切実に生活を感じるというか、
人間である限り生活しないといけないので、
このどっちつかずの中途半端が、疲れるというか、
さみしいというか、かなしいというか、




これが「へもい」って、ことなんじゃないの!?




宇宙の力で生活の持つ意味が引き剥がされて、
宇宙と生活の間に喪失がうまれた状態、その感覚が、
へもいってことでよろしいでしょうか(上目遣いで)。


なので「へもさ」とどう向き合うかといった問題の解決を探り、
これを「へもイスム宣言」としてまとめるのが僕の課題だと思いました。
なんとかまとめて、自分と、へもがっている人々の救いというと大袈裟ですが、
励みになるようなものにしたいです。




「へもんごんどらごどらの唄」
(三月ウサギさんのページ)




まだ微熱があります。風邪が治ったら、
今日の日記のことは忘れてるかもしれません。