「ぶれないこと」「使命」「貫き通すこと」

それにしましても、話は変わりますが、
「プロフェッショナル仕事の流儀」は泣ける。


これまで出演したプロフェッショナルたちが、
最後に「プロフェッショナルとは?」という問いに答えるのですが、
プロフェッショナルに共通する要素を僕なりに抽いくつか出すると、
「ぶれないこと」「使命」「貫き通すこと」
といったことが出てきました。


脳の細い血管を縫う脳外科医の先生とか、
1秒1秒に責任のある看護士さんや、
棋士のひらめきとか、人間離れした神業的な技術や、
明け方まで仕事をしたり論文を読んだり、
日々爆発的に動き続けるエネルギーというのは、
これはもう何か得体の知れないものにアクセスしているとしか思えません。


信じて信じて信じまくれば、使命や理想が
ものすごい臨場感を伴って感じられて、脳はきっとそれを
仮想と現実の区別なく処理するのではないでしょうか。
そのうちに目指すものに自然と自分が近づいて行き、
自分が変わることで周囲が変わり、さらに自分が変わるのを繰り返し、
その人の仕事、生き方、表現に理念、哲学が詰め込まれて、
次々発火させていく。エネルギーはさらに生まれて循環して。
ということなのではないでしょうか。


何かを始めるのに遅いことはないのですね。
始めるか始めないか、自分を信じるか信じないか、
とても単純なことだけど、これがなんでこんなにできないのだろうか。