前の日記に、全体のことを考える例として、
重たいものを10人で運ぶようなことで、
レベル1のヒトは、サボる。
レベル2のヒトは、隣のヒトがサボっていたらサボる。
レベル3のヒトは、サボっているのを見てもサボらない。
レベル4のヒトは、サボっているヒトの犠牲になって頑張る。
と書きましたが、もっとレベルが高い人は、
自己犠牲とか、そういったことは考えてないな。
本人がやりたいと思ってやっていて、
犠牲や義務といったネガティブな要素は皆無で、
周囲に関係なく全力を出している。
それでも重たいものを運ぶのに、最低限必要な人数に満たないとき、
レベルの高い人は、レベルの低いサボっている人に影響を与えて、
レベルを上げて、皆で成し遂げてしまうのだな。
人のレベルを上げるというのは、すごいな。
人を変えることはできないと思いますが、
アフォーダンスっていうのでしょうか、
ピタリとはまったらもう絶対に外れないような、
自然に定着する概念を、相手に与えることだと思います。
それは説教臭いものでもなく、簡単に語れるものでもなく、
無意識から無意識に転移していくものだと思います。
力で変えようとしても、すぐにもとに戻る。
生き物は進化していくから、適者生存というか、
レベルの高い人は残して、レベルの低い人は淘汰されるように、
できているのだと思います。だからレベルの高い人には、
連鎖的にどんどんエネルギーが集まって、その様子は、
宇宙に「生きろ」と言われているように見えます。
だからすごい仕事を成し遂げられるのだろうな。
でもすごい仕事といっても、1万年もしたら、
誰も覚えていないだろうから、
「今」やりたいと思っていることをやるのがよくて、
やりたいことというのは自らの快感で、
自らの快感は、人々の快感と同じで、
人数が多ければ多いほど気持ちのよいものだろうな。
それを強く強く願ってやっていけば、いいのだな。