午前中から、窓の大掃除を、
気合いを入れてごしごしやって、昼過ぎにはたいへんすっきりしたので、
線香を焚いて、音楽をかけて、椅子に座って、
ビールをちびちびやりながら休んでいたら、眠っていました。
外が暗くなっていて、夕方の６時。
ああ、今日もまた、こうやって終わるのか。
ちいさな毎日を積み重ね、
あっという間に人は老いて、やがて死んでいく。
空しくなって、両手でひげを剃っていない顔をこすったりしていたら、
僕の悲しみをキャッチしたのか、
クレアさんとハッチさんからメールがありました。
関内に来ているので飲みませんか、というお誘いでした。
ありがたいと思って、行きました。
釣りのできる大きな居酒屋で、寿司や刺身、
釣った鯛は塩焼き、平目は煮付けにして食べました。どれもうまい。
栄養士のおふたりから、いろいろお話を聞きました。
乳児や幼児たちはすごい。とても微妙な味の変化に気付いて、
食べたり食べなかったりするらしいです。
うまいものはうまい。からいものはからい。
ビールは苦いのに、それがうまいとかいうようになってしまったのは、
世間の形式とか、自意識みたいなものによって、
人間本来の「乳幼児魂」が、捻じれてしまった結果だと思いました。
好きなものは好き、やりたくないことはやらない。
自分に率直であることは、自分にとっても他人にとっても
エコロジーなのです。乳幼児の直球の生き方を見習いたいと思います。
リラックス・オープン・エンジョイ。
