居酒屋地形効果

飲み屋で何をするかといったら、飲むこともそうですが、
重要なのは「話すこと」だと思っています。


そして、その「話すこと」の出来は、
飲み屋の店舗形態によってだいぶ変わってくるのです。
魚民、和民、庄屋等のチェーン店に特に多いのは、
テーブルごとに仕切りがなく、
隣のテーブルの声が丸聞こえになる形態でして、
こうなってくるともう、隣にどんなお客が来るかによって、
話し方や、話す内容が変わってきます。もし、


「いやあ、あんた、そんなに大きな声出さなくても伝わるでしょ」


と注意したくなるくらいの、異常な音量で話す団体が近くに来たら、
僕の声はまったく通らなくなり、ほとんど話すことなく、
ただただビールを飲むことになるのです。
この場合のビールは、たいてい水っぽくてまずいです。


居酒屋での話の質は、店舗形態とどのような位置に、
陣取るかによって大きく左右される。これを僕は、


「居酒屋地形効果」


と呼んで、意識しています。
地形効果とは、シミュレーションゲームなどで、
兵隊を森の中に置けば防御力が上がったり、
丘になっているときは、高い位置に置く方が有利といった、
地形によってもたらされる効果のことです。


そして、僕がもっとも力を発揮できるのは、
「個室ダイニング」であり、そこが隠れ家的になってくると、
30%は上がってくるわけです。


だから、なんだって話です。



参謀イガラシイッセイ氏と、

今後やっていく企画の候補を、いくつか書いておきます。


パジャマでおじゃま
パジャマ姿で、突然、知人の家におじゃまする。


・エアーナンパ
エアギターのように、実際には相手はいないが
いるようにナンパをする技術を競う。


・「あちらのお客様から」
バーとかで、「あちらのお客様から」というのを
昔、テレビドラマ等で見たことがあるが、
今でもそういうことはできるのか。


・人の服
みなさんから、不要になった服(サイズ・性別一切問わず)を
送っていただき、サイコロを振って、ランダムに着こなす。