「お金がないけど誠実な人と、お金があるが不誠実な人」
「外見がわるいが誠実な人と、外見がよいが不誠実な人」
「有名ではないが誠実な人と、有名だが不誠実な人」
のどちらがよいかを聞くと、
大抵、誠実なことが重視されることが多いので、
誠実であることが必要なのですが、
「お金があって誠実な人と、お金がなくて誠実な人」
のどちらがよいかとなると、お金があった方がよいわけで、
外見もよい方に越したことないですし、
有名であるに越したことないとなっていき、
こういう要素を煮詰めると、
「セレブ」
がよいわけなのです。
行き倒れ寸前の人の発言と、セレブの発言。
同じ誠実さを持った同じ意見だとして、
どちらが説得力があるかとなると、世間では「セレブ」なのです。
「宇宙型」の人は、表現をして人々に影響を与え、
「世界平和」を実現したいと願っているのですが、
「宇宙型」の傾向が強いほど、人間社会を共同幻想だと看破して、
「セレブ」のようなものを、世俗的なものとして嫌っているので、
お金や外見や知名度に、必要以上に欲を持たない。
その結果、「逆セレブ」の状態になるのですが、
世間は「生活型」の人々が8割で、「生活型」の目標は「セレブ」なので、
「セレブ」の言うことは、真剣に聞く状態になっているので、
「宇宙型」の人は、説得力を失っていることが多い。
ここに、もうひとつの「へもさ」が生まれ、
「なんでわたしの言うことを誰も聞かないの!?」
というフラストレーションで、頭が猛烈に、かゆくなるのです。
だから「宇宙型」は、諦めて「セレブ」を目指すしかない。
言葉という形式、経済という形式とかの上に生きている限り、
その文法に沿っていかないと、ずっと不満を持ち続けることになる。
とにかく「セレブ」になれば、人々の8割が、
言うことを真剣に聞いてくれるようになり、
やっとそこで、影響を与えて、人類の「レベル底上げ」がなされ、
「宇宙型」の人の不満は解消されるのです。
人類のレベルが上がり、貢献が正式に認められれば、
さらに「セレブ」になり、さらに影響力が増す。
これを「セレブ・スパイラル」と命名したい(勝手にせい)。
「生活型」の人にとって「セレブ」は「目標」。
「宇宙型」の人にとって「セレブ」は「手段」、
目標は「世界平和」「人類の大願成就」なのです。