山梨・温泉・ぶう亭

昨日、発作的に、カーナビを買って、
自宅のクルマに取り付けて、
運転がしたくてたまらなくなったので、
急にお休みが取れたというSさんをお誘いして、
山梨へドライブをしてきました。


旅のプランは、僕が完璧なプランを立てました。
温泉に入って、うまいものを食べて帰ってくるのです。


これまで、クルマの運転は、自宅と最寄り駅の間と、
近所のイトーヨーカドーしか行ったことがなかったので、
クルマでの初めての遠出で、不安でしたが、
カーナビが付いたのだから大丈夫だと信じて、走り出しました。


目的地設定をして、案内開始ボタンを押し、
すいすいと、横浜新道、第三京浜を走り抜け、
すぐに待ち合わせの駅に到着。すばらしい。
カーナビが、すごく便利なものであることが分かりました。



午後1時。

Sさんをクルマに乗せ、山梨県の石和温泉を
目的地にセットしました。
Sさんは、僕が初心者マークを張っていて、
これまで遠出をしたことがないということを知って、
少し唖然とした様子でした。
ご自身のことを「チャレンジャー」と言っていました。


しかし、「ナビがあるから大丈夫です」と言って、
調布ICから中央道を1時間ほど走りました。
途中、大粒の雨が、フロントガラスをダダダダと叩くように、
降り出したとき、前が見えなくなったのですが、
僕はワイパーの動かし方を知らず、
あわわわとなりました。
Sさんが横から、スイッチを入れてくれたお陰で、
ワイパーが高速で動いて、前が見えるようになりました。
助かりました。雨はすぐに止みました。


一宮御坂から出て、「石和温泉郷」の、
目的の温泉施設に到着。



まったく迷わなかったところがすごいぞ、僕。
そして、この「石和温泉 旅館深雪」のすごいところは、
加水・加熱なしの源泉100%で、
2本の源泉をブレンドした黄金の湯であることなのです。


胸を踊らせ、「日帰りで入浴したいのですが」と
入っていったら、なんと、宿泊客以外の入浴は、
「午後3時まで」ということでした。現在午後4時。




入れませんでした。




プリントアウトした用紙を見ると、
基本的に19時まで入れるが、注意書きとして、
「混雑時は、行く前に確認するように」とありました。
しーなプランは「詰めが甘い」ということが立証されました。



ほったらかし温泉

旅館の写真まで撮って、入る気満々だったのですが、
まあ仕方ないですねということになって、
だったらあそこへ行きましょう、と
ほったらかし温泉」へ向かいました。
山梨の見晴らしのいい温泉といったら、ここです。



ほったらかし温泉」は、相変わらず、よい見晴らしでした。
曇っていましたが、のどかで、開放感抜群で、気持ちよかったです。
「あっちの湯」と「こっちの湯」という2つの湯があり、
景観が違うのですが、どっちに行ったらよいか決められない人向けに、
こんな物がありました。



「あっち」と「こっち」が書かれたサイコロ。


これを使わなくては、決断できないなんて、
いくらなんでも決められなさ過ぎだろうと思いました。



空を見上げながら、ゆっくり温泉に浸かったら、
運転で緊張していた筋肉と神経が緩んで、楽になりました。



とんかつ「ぶう亭」

温泉から出て午後5時を過ぎていて、
そういえば、朝から何も食べていなくて、
猛烈に腹が減っていました。
僕のプランでは「ぶう亭」というとんかつの店が、
うまいとリサーチ済みでしたので、目指しました。


途中でガソリンスタンドで給油をしました。
いざ走り出そうとしたら、なぜか発進しなくなって慌てたら、
「あ、エンジンかかってます!?」
とSさんに聞かれ、エンジンのかけ忘れに気付きました。


1時間ほどで「ぶう亭」に到着しました。



僕は「ひれかつ定食」、Sさんは「エビフライ定食」。
ひれかつと、エビフライは3個ずつあったので、
ひとつずつ交換して食べましたが、
どちらも、果てしなくうまい!!



腹が減り過ぎていたのもありますが、
エビフライは下味がしっかり付いていて、
ソースをかけなくても、確実にうまいですし、
ひれかつは、箸で切れるくらい柔らかくじわっとうまい。
ご飯とみそ汁、漬け物が、またよく合う。
「うめえなあ……」と溜め息が出ました。



ぐったり。

午後7時。温泉のリラックス効果と、満腹で、
もうこのままビールでも飲んで、石和温泉に1泊して、
明日帰ればいいのでは、と思いましたが、
ここで頑張らなくては、と気を引き締めて、
安全運転で帰るのです。


帰りは、甲府昭和ICから中央道に乗りました。
渋滞がありましたが、ナビでワンセグで
オリンピックの水泳などが見れたので、退屈しませんでした。


踏切で左右確認をしていたら、
「左右確認は踏切に入る前にして、踏切は一気に抜けるんですよ」
と指導されました。僕は踏切の真ん中で左右確認をしていました。
たしかに、これでは意味がない。今後は窓も開けます。


Sさんをご自宅にお送りしたのが、午後10時。
そこから30分で自宅に着きました。
昼の12時から運転していたので、さすがに疲れましたが、
危ないところもなく、運転はとても楽しかったです。


バイクとはまた違った楽しみ方が出来るということと、
クルマは重要なモテアイテムであることを実感しました。


Sさんのお陰で、今日だけで運転スキルが
上達した気がします。どうもありがとうございます。
また、どこか行きましょう。



おまけ

帰ったらプリントアウトされた紙が1枚落ちていて、
見ると、「ぶう亭」の定休日が「月曜日」と書かれていました。
危なかった(今日は火曜日でした)。