「リアル桃鉄2009」その2

7:00 品川

チーム「ねことくノ一」のスタート地点は、
hassyさんと相談して「品川」に決めました。



なぜ品川にしたかというと、

線路がたくさん入っている大きい駅をスタート地点にすると、
目的地がどこになっても、アクセスが容易で有利だから


です。
このことは、hassyさんに言われて初めて気付きました。
気付いた時、一瞬ハッとしましたが、
僕の方がリアル桃鉄のベテランなので、




「よいところに気付きましたね」




といった風情で乗り切りました。
ペアでなかったら、ほぼ確実に最寄駅の
「戸塚」からスタートしていたと思います。
前回のちゅうかさん・雛っちさんもそうですが、
女子はこういう点によく気付くと思いました。


しかし朝7時に品川ということは、
品川まで1時間かかるので、準備も入れると5時起き。
それなのに深夜まで、リアル桃鉄メーリングリストで、
メールが飛び交っていて、




興奮して眠れませんでした。





品川には、

僕の方が先に着きました。
しばらくしてhassyさんが現れ、僕を見るなりこう言いました。




「登山に行くみたいな格好ですね!」



帽子にリュックサック、動きやすいスニーカー。
サイコロと切符の出し入れがしやすいウエストポーチ。
三脚が「杖」に見えたようです。
しかし、これこそが僕の中での「最強装備」なのです。



記念撮影。シックな装い、ダブル黒縁メガネです。


ゲーム中に唯一、口にすることができる食べ物。
氷砂糖とビーフジャーキーのことを、すっかり忘れていたのですが、
hassyさんが買ってきてくれていました。
ありがとうございます。


さらに、今回はチームごとに、カラーが決まっていて、
僕らは「黄色」になったので、
hassyさんが、黄色のリストバンドを買ってきてくれていました。
ありがとうございます。


「2種類あるんですけど、どっちがいいですか?
 かわいいのと、普通のと」


「かわいい方がいいです」


スマイルマークの付いた「かわいい方」を譲ってくれました。
ほんと、ありがとうございます。



ゲームスタートまで、今日の進め方について、
チーム内のルールを決めました。


・サイコロは、しーなとhassyさんで、交互に振る。
・しーなが出したカードは、hassyさんが担当する。
・hassyさんが出したカードは、しーなが担当する。

自分の出したカードは、相手がやるというのがポイントです。
例えば、僕が「でんぐり返しカード」を出したら、
ホームででんぐり返しするのは、僕ではなく、
hassyさんということです。


このようにすることで、緊張感と、相手を思いやる気持ちが保たれ、
チームに結束力が出る、……と思っていました。



7:10 ゲーム開始。

ゲームマスターのたまさんより、メールが送られてきました。
今年のたまさんは、寝坊しなかったようです
(前回のゲーム開始時刻に、たまさんは寝てました)。

みなさん。
おはよう御座います。
ちょっと遅れましたが目的地をお知らせします。


神奈川県 相模線 番田


どのチームがそれぞれどこから出発するかわかりませんが、
遠い皆さんも近い皆さんも諦めずに目的地をめざしましょー。
困ったことがあればメールか電話でお問い合わせ下さい。


でわでわ、健闘を祈ります。


緊張が高まります。
全8チームが、一斉に動き出すのです。


「ばんだ?どこだ?」


と関東路線ネットワーク図を覗き込む。ふたりで。




ふたりだと、たっのしー。




と胸を躍らせていることを悟られないように、
あくまで冷静に、




「相模線ですね。横浜方面は、僕、詳しいです」




と、メガネの非球面レンズを光らせて言いました。
いったん「横浜」まで下って、横浜線で一気に「橋本」。
相模線に乗り換えて、「番田」を力強く目指すことを、
男らしく提案しました。


新宿まで行って中央線で行くルートもありましたが、
もし恥ずかしいカードが出た場合、
人の多い都心でするより、
神奈川県でやる方が精神的ダメージを軽減できるという読みです。


そう、




辱めを受けたくない。




これが、僕のリアル桃鉄における基本理念なのです。
ブログに書くんだから、恥ずかしいことしてナンボだろう
とか言う人は、実際にやってみるといいです!
サイコロ1投が、どれほど恐ろしいか。


目的地までの駅数を数えると、21マス。
では、チーム「ねことくノ一」、
注目のサイコロ1投目です。






6が出たら、一気に「新横浜」。
ペアなので、重苦しい雰囲気にしたくない。
景気よくスイスイ行きましょう!








でした。


しーな「1、ですね」
hassy「は、ははは」


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