光の館にいってきた(前編)

半年ほど前、ひのじさんと初めて会ったとき、
「光の館に泊まりに行きませんか?」
とお誘いを受けたのでした。初対面の女子から、
お泊まりの約束を持ち掛けられるとは、




「また、女子を虜にしてしまった」




と思いつつ「いいですよ」と応えたのでした。
そして、ひのじさんは人気で予約が難しい光の館を、
3ヶ月前から5名で予約してくれました。
で、ついにその日が来て日曜に行ってきたわけです。


一緒に行ったのは、ひのじさん、
umiさん、ウエノさん、イッセイ氏。
女子3人と男子2人。ちなみにウエノさんは、
前日にリアル桃鉄の罰ゲームで、バカ殿になった人です。



ウエノさんの名誉のために言っておきますが、
ウエノさんはかわいい女子です。


umiさんは、これまでに何度もお会いして飲んでいる、
日本酒が好きな素敵なお姉さんです。
リアル桃鉄2009では優勝チームでした。


ひのじさんは、「もにょもにょ」という名の日本妖怪で、
文字を操ったりします。人間でいうと女に属しています。


今回一緒に行くメンバーは、
しーなさんにお任せしますということだったのですが、
女子ばかりで、男子がイッセイ氏だけだったので、
ひのじさんから、


「しーなさんって、イッセイさん以外に
男性の友達いるんですか?大丈夫ですか?」


と心配されました。痛いところを突きますね。
でも女子が多い方が楽しい気がします。



光の館とは、

芸術家のジェームズ・タレル氏が設計・構想した、
光をテーマにした宿泊できる日本家屋型の作品で、
新潟の十日町市にあります。一泊二日の旅行です。


上野駅に10時15分に集合し、駅弁を買って、
新幹線「たにがわ」に乗りました。
ひのじさんとumiさんは、
当然のように缶ビールを購入(おっさんか!)
車内はがらがらで、弁当を食べて、
隣の席のumiさんとお喋りしていたら、
すぐ1時間半が経ちました。東京は雨でしたが、
国境の長いトンネルを抜けると、見事に晴れでありました。
越後湯沢到着です。



(イッセイ氏撮影)


気温は東京とさほど変わらなくて安心しました。
新潟は寒いと思っていたからです。
それで、さてこれからどうするかと駅前をぶらつくと、
大地の芸術祭2009秋版」をやっていることが分かったり、
温泉があったり、いろいろ迷ったのですが、
レンタカーを借りて、光の館を目指すことになりました。
16時過ぎに光の館の天井が開放されて、
日が沈むまでの空の色を見ることになっているからです。


しかし誰がレンタカーを運転するのかということになり、
ひのじさんとumiさんは免許がなく、
イッセイ氏は完全なるペーパードライバーなので、
僕とウエノさんだけになりました。
そして、僕もウエノさんも運転に自信がないのでした。
ハイブリッドカーのプリウスを借りて、
店員さんからエンジンのかけ方の説明を受けたのですが、
僕にはチンプンカンプンだったので、ウエノさんが運転することに。



峠を越えて走る走る、紅葉がうっすら始まっていて、
窓を開けて山を見て走ると、空気が澄んでいて爽快。
新潟に来たんだ!と胸が躍りました。
光の館がある十日町市は豪雪地帯で有名で、
辺りの家の屋根はとんがっていたり、
床は高く作られていたりで感心しました。



15:30

皆の祈りが通じて、危なげのない運転で無事に光の館に到着。



(イッセイ氏撮影)


チェックインの16時まで、
大地の芸術祭2009秋版」であちこちに展示されている
スケールの大きな作品を、歩いて鑑賞しました。




スケールが大きいと、



大地を駆け回ったり、



はしゃいでしまいます。




ウサギが読んでいる本から「宇宙」の文字が。



この写真の作品は水道の蛇口が付いていたので、
ひねると水が出ました。ハイテンションで、
「新潟の水はうまいだろう!」
と思って、皆の期待を背負って飲んでみました。




普通の水道水でした。




都会人のあれなところが出てしまいました。




(後半に続く)