昨日はカニを食べたのでした。
いままで生きてきた中でもっともカニを食べた日でした。
hassyさんにお誘いいただいて、
hassyさんの会社関係の方々の中に、
会社と全く関係ないけど混ぜてもらったのです。
カニが食べたかったからです。
カニの会、通称カニカーニバルは、
熊谷駅から徒歩十分くらいの秀萬というお店。
秀萬は、不思議な空間でした。
公民館みたいな大きな座敷に、老若男女、
とくにおじさんが、わいわいと座っていて、
壁や柱は一面ビニールシートで覆われていました。
これはきっと、カニの殻を割るときに、
カニ汁が飛び散るからだろうと推測しましたが、
天井近くまでビニールが張ってあるのを見ると、
そんなに飛ばないだろ、カニ汁
と思いました。
カニ以外にも貝やイクラや生きたエビや、
海鮮のものが、業務用ですという感じで運ばれてきて、
店員さんは全員給食当番みたいな姿をしていました。
肝心のカニですが、たいへんうまかったです。
足の長いやつと、毛ガニを食べました。
「どっちが好き?」
と聞かれたときに
「どっちも一長一短ありますね」
とカニに気を遣って「甲乙つけがたし」という
判定をしましたが、僕は冷静になったいま振り返ると、
足の長いカニの方が好きでした。
食べやすくて身が大きくてうまいからです。
特大のビールを飲んで、大きなボウルに注がれた
剣菱という日本酒をけっこう飲んで、終電ギリギリでした。
うれしかったのは、同じ大学の先輩の方に出会ったことです。
これまで同じ学校の先輩と、ほとんど出会ったことがなかったのです。
テレビのCGの世界で活躍している方で、
おもしろいことをたくさんしている素敵な方で、
勇気が湧いてきました。
hassyさん、みなさんありがとうございました。
僕はカメラを忘れたのですが、
おそらくカメラを持っていても、カニに夢中で、
あと手がベタベタでカメラを触れなかったと思います。
幸せな会でした。
そうそう、秀萬から出るとき、
お土産に大きなりんこをひとり二つずつもらったのでした。
帰りの電車であわてていたら、ビニール袋を落としてしまって、
中からりんごが一個転がって、さみしい気持ちになりました。