振り返り日記〜その1
2013年は、すごかった。
12年の末からお正月はインフルエンザで寝込んで、
十二指腸潰瘍と胃潰瘍が見つかったり(どちらもひどくはなかった)、
2月も具合わるく過ごしていて、生きづらく、どうにも暗かった。
精神的にも厳しく、客観性を失って、見苦しい感じになっていた。
体質や認知を変えないと、沈んでいく一方だという恐れがあったり、
しばらくやっていなかった瞑想を、必要に迫られて再開した。
ゲシュタルト療法や交流分析の本などを読んだり、
フェルデンクライス身体訓練法や、整体について、
ソマティック心理学の本を読んだり、施術してもらったり、
気をうまく循環させることを意識して過ごした。
ダンマパダやスッタニパータやら仏教の本も読んだ。
そうしたら、じわじわと心身が元気だった頃の調子が、
もどって来たというか、いままでにないくらい、
自然で穏やかで気持ちのよい状態になってきたのだった。
モテたいとか、知名度を高めたいとか、お金がほしいとか、
そういう欲求が次第に薄れていって、夏になる前には、
生まれて、生きて、死ぬだけ。それでいい。
みたいに思うようになって、生きやすくなっていた。
こう書くと、ちょっとおかしくなったんじゃないかとか、
悟った感じになったと思われるかもしれませんが、
まだまだ俗です。よく飲みすぎますし。健康が一番ですね。
今年よかったのは、どんなことも起こるべくして起きて、
長い目で見れば、必ずよい方向へ向かっていくということを、
信じられたこと。悪いことが起こったように見えても、
その悪いことのおかげで、成長できて生きるのが楽になる。
風邪を引いて熱が出るのは、体の中のウィルスを倒すためで、
苦しくても熱を出さないことには、決してよくならない。
心の問題はウィルスみたいなもので、ストレスにさらされたときや、
同じ問題を持っている人と接触したときに、過剰な反応が表に出る。
そして、衝突してトラブルが起こるべくして起こる。
いざこざで、熱を出すみたいに、長く苦しむ。
苦しむ中で、自分の心の問題が感じられるようになったら、
問題が生まれた時点まで遡って探って、
歪んだきっかけ、傷をきちんと認識する。
歪みは治らないかもしれないけど、歪みや傷は自分に統合されて、
問題にならなくなる。気付かずに曲がってしまったのではなくて、
わざと曲げているように見せられるようになれば、
芸みたいな、おもしろい味わいになる。のでは、と思った。
今年はよく旅行をした。あとイベントもいろいろあった。
3月に山口・大分・福岡を旅行したのがとてもよかった。
しーなねこの旅 山口→大分→福岡 - Togetterまとめ
山口の叔父さん。
門司港のお寿司屋さんと記念撮影。
5月のゴールデンウィークには、仙台と宮城へ行った。
イッセイ氏と「リアル桃鉄 in 仙台」をした。
5月末、たくさんの人と「リアル桃鉄2013」をした。
6月、おのしゅうナイトで漫才をした。あと凧揚げもした。
7月、自転車をいただいて乗りまくった。
8月、エクストリーム出社をあまやんさんと開始した。
それからは年末までずっと駆け抜けた感じ。年始もまた。
9月、群馬の高崎へ遊びに行った。
鎌倉、箱根、高尾山。秦野、三浦半島。あちこちで遊んだ。
東大島でカヌーを2回したり。茅場町からEボートにも乗った。
宮城、石巻、女川へ旅行をした。さんま、うまかった。
おながわさんま収穫祭へ行った・前夜祭の花火も見た。しーなねこ旅行 - Togetterまとめ
朝日さんと。
12月、金沢。おいしいものをいっぱい食べた。
金沢旅行 2013.12.21~22 - Togetterまとめ
内灘。すごい光景だった。
12月15日に、エクストリーム出社シンポジウムがあった。
アップルストア銀座のシアタールーム。テレビカメラも入って、
朝9時から盛り上がった。会場がアップルストアなので、
ぼくはジョブズのコスプレをした。真面目なイベントなので、
もし「コスプレ禁止です!」みたいなことになっても、
「あれ? 偶然ジョブズさんと同じ格好になってる!」
と言い訳できるような、無難なコスプレ。
黒のタートルネックにジーンズ、ニューバランスのスニーカー。
アップルの方も笑ってよろこんでくれた。


12月13日。アフリカのモーリタニアから
帰って来たバッタ博士をお祝いする会があった。
ハカセさんは、京都大学白眉センターの准教授になるとのこと。
超すごいことだ。もう「ハカセさん」とカタカナで言えない。
前野博士ときちんと言わないといけない気がしてきている。
最初にお会いしたのは、2009年のリアル桃鉄の飲み会。

ご覧の通り、やばい人が来ちゃったなというのが
第一印象だったのだけど、お話をすればするほど真面目で、
紳士的で情熱的で、おかしな格好をするのは、
カッコよすぎる自分を中和させるための、
照れ隠しなのではと思ったものだった。
それから4年の間に、モーリタニアで研究を続けて、
さらに魅力的になって、研究者としての成果も上げて、
こちらがちょっとへこむくらいの活躍ぶり、
いや、奮起させてくれるエネルギーで、
生き方がマジリスペクトできる博士になっていたのだった。

博士さんの記事。ぜひ読んでください。
帰ってきたバッタ博士[前篇] バッタ博士の「今週のひと工夫」番外編:PRESIDENT Online - プレジデント
帰ってきたバッタ博士[後篇] バッタ博士の「今週のひと工夫」番外編:PRESIDENT Online - プレジデント
とりあえず、振り返り日記。
たくさんの人に支えられて、励まされて、
生きてこられていると実感できた、とてもよい年だった。