映画とジムと酒の日々。

月曜日は

会社を出て渋谷のイメージフォーラムへ。
「サ・フューチャー」(監督/脚本ミランダ・ジュライ)
を観た。三十代半ばの微妙な線の女主人公。
同僚がYoutubeでダンスを発表して、
再生回数を伸ばして有名になったり、
友達が結婚して妊娠していたりして、
自分が出遅れて何もできてない不安と焦りで、
いろいろ追い詰められていき、
彼氏がいるのによくわからん金持ちのオッサンとの
肉体関係や生活へと逃避し耽溺していく。


なんでそうなっちゃうんだよと思う反面、
納得がいくこともあった。
三十前後で同じような境遇の女性は、
よっぽど精神が強くないかぎり、
何でもいいから不安を忘れさせてくれるものを、
心の隙間に詰めずにはいられないのかもしれない。
自分は「自分そのもの」でいいのに、
というかそうにしかなりようがないのに、
変な野心や理想の姿や世間体とかを抱えたまま腐らせると、
わけがわからなくなる。ぼくもそうなりがちだ。
とにかく、パラレルワールドみたいな
時間の流れとか、映像や、笑いの要素もあって、
とても楽しめた。

火曜は

ジムで運動してから、借りてきた
「トト・ザ・ヒーロー」(監督ジャコ・ヴァン・ドルマル)
を観た。素晴らしかった。

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幻想的な映像で、少年期、青年期、老年期の
それぞれの時間軸がパラレルで進行してシンクロして、
ドキドキしたり、切なかったり、
悲しかったり、しみじみしたり、
ラストは笑ってしまうくらいぶっ飛んでいた。
歌や音楽もよかった。
「やっと完璧な女になると その途端 女は飛び去ってゆく」
という台詞がやけに印象に残った。

水曜は

へもいっ子交流会セカンドシーズン

五反田の酒田屋という居酒屋。
イッセイ氏、いくこさん、ユウコさん、
ちぎらさん、春昆布さん、リタさんが来てくれた。
ビールを二杯と、熱燗を結構飲んだ。油断した。
帰りの電車が最寄り駅まで行かずに磯子から歩いた。
ただ寒さが丸くなって気持ちのよい夜の散歩だった。
飲み会は懐かしい気持ちになった。みなさんありがとう。

木曜は

ジムで運動してビデオを借りて、
「ストーリー・テリング」(監督トッド・ソロンズ)
を観た。強烈な映画だった。常識破り破り。
人生にいろいろ諦めがつく刺激的な映画だった。

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金曜は

土曜から九連休ということもあり、
胸がなんだかそわそわして、なかなか帰る気がせず、
映画館へ行って、
「ジャンゴ」(監督クエンティン・タランティーノ)
を観た。
長かったけど、長いと感じないくらいテンポよく進み、
登場人物もみな魅力的で楽しかったのだけど、
残酷なシーンも多く、思わず目を覆ったりした。
それでも最後はスカッとした。