ゴールデンウィークのこと。仙台・宮城旅行のこと。

連休中のことを書いておこうと思う。
大学の同級生のはじめくんの結婚式に出席したのだった。
場所は東京タワーの足元で、天気は見事な晴れ。
はじめくんとは、卒業してから疎遠になっていたのだけど、
Twitterでつながって、そのあと駅伝大会直前で、
ランナーのおのしゅうさんのアキレス腱が、
大変なことになって、おのしゅうさんの代走、
ということで来てもらったのだった。


おのしゅうさんよりも走るのがずっと速く、
そしてイケメンということで、はじめくんはあっという間に、
駅伝チームのヒーロー、欠かせない人になったのだった。
で、その駅伝チームで結婚相手のゆずみさんと知り合って、
駅伝もラブもゴールインということになったわけです。
いやあ、すごい。


式の中で新婦が両親へ宛てた手紙を朗読するのがあって、
号泣した。

横にいるのは、新郎新婦を結びつけたまいこもりすさん。
泣いたり笑ったりして、おめでたい空気をいっぱい吸って、
しあわせな気持ちを分けてもらった。
よかった。おめでとう!!

東京タワーでは鯉のぼりが泳いでいた。



四月二九日

「リアル桃鉄 in 仙台」の前日は、
仙台観光をしたのだった。

東京駅から出発。イッセイ氏。

とにかくイッセイ氏は、すごくよく眠っていた。
仙台に着くまでに、Twitterでみなさんからおすすめを聞いて、
新幹線の中で、あそこに行こう、ここに行こうと決めた。

仙台についたら、まず、
仙臺四郎(せんだいしろう)さんをお参りすることに。
仙臺四郎さんは、江戸から明治にかけて実在した人物で、
この人が来たお店が繁盛することから、
福の神として写真が飾られることになったそうです。
たしかにお店に入ると、仙臺四郎さんの写真をよく見た。

その後、仙台城跡へ。
仙台まるごとパス」で「るーぷる仙台」という
観光バスに乗る。すごい乗車率で、超満員。
ぼくが出入口に立ってたらドアが閉まらず焦った。

仙台城跡は、想像していたより何もなかった。
もっと城っぽいものがあるのかなと思っていたのだけど、
ほんとに城跡がちょこっとしかなかった。
しかし、高台にあるので、仙台の街が一望できて、
それは素敵な見晴らしだった。伊達政宗の像と記念撮影。
そして、びっくりしたのは、
仙台城跡にある神社でお参りしていたら、


会社の同僚のバッキーくんと遭遇した


ことだ。仙台にいるということは、
なんとなくTwitterで知っていたのだけど、
こんなにピッタリのタイミングで出会うなんて!
こういう偶然性、ひさびさで運が回ってきた気がした。
ちなみに仙台旅行でぼくは会社へのお土産を買い忘れ、
後輩のバッキーくんはきちんと人数分買って配っていて
さすがだと思った。そして、ストリートファイターが強い。


るーぷる仙台が激混みなので、すこしへこんだけど、
ゴールデンウィークということもあり、臨時バスが出て、
余裕で座って仙台駅までもどった。
バスの運転士さんのトークがおもしろくて、
車内は笑いで満ちて和やかな雰囲気になっていた。
おすすめのずんだ餅屋さんがあるらしいが、
それを言ったら乗客に
「運転士さん、宣伝料もらってるんでしょ」
と言われたので、お店の名前は言いませんよとのことで、
うまいうまい言うもんだから、ますます知りたくなった。


仙台からは仙石線に乗って本塩竈まで行った。
お寿司を食べるためです。
塩竈でお寿司を食べた方がいいですよ」
と教えてもらったからです。


駅近くの有名らしいお寿司屋さんは行列ができてたので、
待つのがイヤなぼくとイッセイ氏は、あっさり空いてる店に。
空いてるからって、うまくないはずはなく、
やっぱり素材の鮮度がいいんですから、
どこでもだいたいうまいと思うのですが、どうでしょうか。
で、入ったお寿司屋さんは実際とてもうまかった。
それに空いてたから、カウンターで職人さんとお話して、
いろいろなことを聞くことができた。
鹽竈神社はいま桜があるとか、
温泉は秋保(あきう)・作並が有名だけど、
宮城県民がいちばんいいと思ってるのは


鳴子温泉


と。その代わり遠いけどねと。
それから、ぼくらがよく口にしているお酒、
一ノ蔵や浦霞がこの辺りのお酒ということを知って、
びっくりして、びっくりしたから昼から飲んだ。
寿司をつまんで、くいっといく。うまい。
(と書いてたら飲みたくなってきたからちょっと飲むわ)

(1時間後。結構飲んだわ〜)

で、なんでしたっけ。そう、寿司食べて。
お寿司屋さんが塩竈神社に桜があるって、
教えてくれたので、行くことにしたのだった。
神社まで歩いているときに、大震災のときに、
ここまで水が来ましたという石碑があって、
すごい被害だったことが生々しく分かったのだった。
そして神社についたら、

この石段。眺めたら立ちくらみがしたわ。
飲んで結構いい気分になってからのこの石段。
カップルもいて、いいですね。うらやましい。

イッセイ氏は飲むとすぐに顔に出るので、
顔面を赤黒くしてがんばっていました。

そして、これが塩竈桜だ。天然記念物で、
毬のような咲き方をするのが特徴。
丸い花がぽこぽこあって、実にかわいらしい。


このあと、松島へ行く。
小島を遊覧船で回るのがおすすめですよとのこと。
迷いなく、チケットを買って、船に乗り込む。
旅に出たら船にも乗りたいよね。
海って無条件にパワーをくれる。



松島は日本三景のひとつになっているほどの景勝地
(あとは、宮島と天橋立だそうです)。
おもしろい形の島がたくさんあって、
それぞれに名前が付いている。おもしろく見ていたけど、
後半はちょっと眠たくなってきてしまった。
西日が美しく、すごく気持ちのよいクルージングだったな。

イッセイ氏は島の写真をすべて撮る勢いで、
シャッターを押していた。そんな違わないだろう。

(イッセイ氏撮影)
あとカモメがすごかった!そのうち船の中にも入ってきそう。
一羽、カメラ目線だし。


降りたら、無性に牡蠣が食べたくなって、


「牡蠣食べたい!」


と大きな声が出て、自分でも驚いた。海のパワーか。
島の近くと駅までの道沿いに、
牡蠣を焼いて出すお店がたくさんあるので、そこで買う。
ポン酢をかけて、つるっといく。うまい。つるっといく。

二個買ったら、ひとつおまけしてくれた。
なぜかイッセイ氏にはおまけはなかった。


山と海を堪能して、仙台駅にもどる。
仙台在住のよしけんさんとクリスロード商店街で待ち合わせ。
よしけんさんとは、去年よしけんさんが東京出張のときに、
五反田で飲んだのだった。すごく気さくで楽しいお父さんです。
そして、よしけんさんは美味しいものにお詳しく、
おすすめの飲み屋へ連れて行っていただきました。

これ、なんだかわすれてしまったのですが、
気仙沼でしか取れない貴重な魚のある部分なんですが、
繊維の歯ごたえが最高で、滅茶苦茶うまかった
日本酒を三つ頼んで、すこしずつ飲んでうまかったなあ。

締めにラーメン。あっさりしていて、
締めのためのラーメンだと思った。
よしけんさんは、久しぶりな感じがしませんでした。
きっといつもTwitterで拝見しているのもあると思います。

いやあ、うまかった。


仙台、最高じゃないっすか!!


と上機嫌になって写真をとってもらった。
おもしろかったのは、風俗店への呼び込みがすごかったのだけど、
「ラーメン食べに行くんで」
というと、非常にあっさり引き下がるうえに、
ラーメンならあそこがいいですよと、
客引きの方それぞれがおすすめを教えてくれたこと。
これから、いろいろ断る時は、


「ラーメン食べに行くんで」


使っていきたいと思う。


松島から仙台駅にもどる電車の中で、
イッセイ氏が予約をしてくれた、
ドーミーインという天然温泉のあるホテルに
安く泊まることができた。清潔でよかった。
イッセイ氏はネットによるホテルの予約が非常に巧みだ。
ドイツ旅行したときもネット予約をバンバンにキメたらしい。
パーティーにひとりは欲しいジョブ、
それが、ネット予約師だ。

温泉に入って、こんな格好になって、ぐっすり眠った。
イッセイ氏は、部屋に入るなり、
お風呂にもはいらずに寝たらしい。


後編へつづく