日曜日に鵠沼海岸で凧揚げをしたのだった。
凧揚げは、ののほさんが凧を持ってきてくれて、
メンバーはののほさんとこのネムちゃん、ハナちゃん。
そして、ヒラタケさん、小宮山さん、イッセイさん。ぼく。
で、なぜか凧を揚げている。どうしてこうなったんだろう。
普通の凧揚げではなく、
初めはたしか普通の凧揚げだったのだけど、
回を追うごとに、凧のグレードがアップしていって、
今回は幅1メートル以上の巨大で強力な凧になった。
正午に、小田急江ノ島線の鵠沼海岸駅に集合。
海岸に向かう途中に、自転車の横にサーフボードを付けた、
上半身裸の男たちを何人も見て、海の男だーっとなる。
そして、海岸に出たら、すでにかなりの賑わいで、
海開きとかしてないと思うのだけど、みんな水着で、
ビーチバレーをしたり、バーベキューをしたり、
海水浴をしたりと、リア充な空気が充満していて、
凧揚げに来てるのなんて、ぼくらだけで、
なんか本当は水着でわーって駆けて行ったほうが、
精神的にいいんじゃないかと思ったのだけど、
そういうやんちゃな年齢でもなくなりつつあるわけで、
裾をたくし上げて、足で波を感じた。
「しーなさん、服のセンス変わりましたね」と言われた。
イッセイ氏が持ってきたカツサンドを少し食べて、
凧のセッティングに入る。今回は、凧にiPhoneを付けて、
空撮した様子をUstreamでリアルタイム配信するという試み。
ののほさんは、そういう映像作品を以前に作って、
賞をもらったこともある作家という一面もある人なのだ。
まず、普通に凧を揚げる。海岸は風が強いから、
走ったりしなくてもぐんぐん揚がった。
途中からiPhoneを固定した装置を糸に括りつける。
以下はiPhoneからのUstreamをキャプチャしたもの。
厚手の手袋をしないと、糸の強さで手が切れる。
そして、ふわっと、iPhoneが浮かび上がる。
その様子をみんなで見送る、のが放送される。
ふわっと浮かんで、
だんだんと、
だんだんと、
高く、高く、
飛んでいく……。
その時の録画はこちらから見ることができます。
9:30あたりからカメラが上がっていく。
糸につけたiPhoneが、ふわりふわりと上下に揺れて、
気持ちよくなってくる。
そして、空に上がって行くときの映像に、
どこか懐かしさを感じたのは、きっと、
幽体離脱していくような感じがしたからではないかな、
と思ったのだった。iPhoneは何十メートルもの上空を、
ふわふわと揺れて、マンションや海やぼくらを見下ろした。
それを浜辺で自分のiPhoneから眺める。不思議。
たのしかった。また、変わった方法で撮影をしてみたい。